簡単!ヤマダでの価格交渉はヤマダのネットショップの価格を言うだけ
2016/02/02
最近気付いたのですが、ヤマダ電機ネットショップ「ヤマダウェブコム」の値段が結構安い。
今まで店舗で対ネット価格値引き交渉にあまり積極的に応じてもらった覚えがないヤマダですが、「さすがに自社のネットショップの価格と同じにしないのはおかしいだろう」と、店員との価格交渉時に、店頭価格より安い「ヤマダウェブコム」の価格を振ってみました。
結果、「同じヤマダですから」とネットショップの価格と横並びにしてくれた。
「これはもしやけっこう使えるワザなのでは?」と思ったので、情報シェアしてみます。
photo credit: ヤマダ電機 LABI-1 日本総本店 池袋 / u-suke
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都市部の店と郊外店とネットショプの違い
そもそも、同じヤマダ電機の系列でも郊外店と都市部の店に価格差があります。
これは帰省の際に田舎のヤマダに行って、都心部との価格差をかなり感じました。全部が全部がそうとは言いませんが、同じ商品でも都市部の店のほうが安い傾向が見られます。特に人気商品。
恐らく、都心と郊外はビジネスの仕組みが違うのだと思います。そこを深読みしてみます。
都市部の店のビジネス
photo credit: DSC_0579.JPG / ezakicoo
ターミナル駅にあるような都市の大型店は、平日だろうが悪天候だろうが放っておいてもそれなりの来店客があります。都市のほうが所得が多いので購入する商品も高めだったり、ついで買いも多く見込めます。
そのため、競合他店との価格競争が激しくて商品1個あたりの利益が少なくなろうとも、数を売ることでそれを補える。さらに大型店の場合は、飲食店などが入っているのでテナントからの家賃収入もあったりと、本業以外からの収入もあります。
郊外店のビジネス
photo credit: Mullenkedheim via photopin cc
都市部から離れた、単独で路面展開している郊外店は、家賃収入などもないので、ビジネスの仕組みがまったく違います。
商品を売ることのみで利益を上げるしかありません。また、来店客数は都市部の店ほど見込めません。
都市部の店のように、競合店が真横にあるようなことも少ないので、価格競争もさほど積極的に参戦しない。郊外店にわざわざ車に乗って買う気満々で来た客から、いかに多くの利益を取るか?ということに重点が置かれているのは、想像にたやすいです。
同じヤマダ、同じ商品でも「郊外店のほうが価格が高い」傾向がある。上にも書きましたが、実際に見てもそう感じます。都市部の店のように、薄利多売ができないから「高めの価格設定」にせざるをえない。
郊外店での価格交渉でネットの最安値をお客がぶつけたところで、あっさり断られます。利益を削ってまで躍起になって売る必要はない。郊外に多いであろう、「ネットを使わないお年寄りなどに高い値段で買ってもらって」売上を積み上げればいいのです。
ヤマダウェブコムのビジネス
ヤマダの公式ネットショプ「
ヤマダウェブコム」の戦略は、見ている限り「闇雲」「無策」。
価格面では、完全に他店とガチンコの勝負をしているよう。これは裏を返せば、他店に「勝負せざるをえない状況にさせられている」というほうが正しいでしょうか。
ヤマダウェブコムには、ユーザーが価格交渉をする仕組みがあります。日夜、全国のユーザーが価格交渉をしている結果でしょうか。よく見てみると価格が他店の市場最安値に近いものも多いです。
アマゾンに家電業界を食われ、配送体制が素晴らしいヨドバシ.comに客を奪われ、他の家電チェーンのネットショップともノーガードの乱打戦。
ネットの影響で、ここ最近のヤマダ電機の利益はダダ下がり。株価もアホみたいに下がっている。打つ手がない。それが今のヤマダの惨状です。
結論:ヤマダの特に郊外店では「ヤマダウェブコム」の価格をぶつけよう
はい。これでもう賢明な皆さまはおわかりかと思います。
「ヤマダウェブコム」の価格は他店と比べても遜色ない。じゃあ、店舗、特にふんぞり返って殿様商売をしているヤマダの郊外店で、この「ヤマダウェブコムの安値」を価格交渉時にぶつけてみましょう。
同じヤマダなのに価格が同じにならないのはおかしい。100%とは言いませんが、ほとんど折れると思います。折れなかったら「ヤマダウェブコム」で買えばいいだけです。なんなら、ネット注文して最寄りの店舗で受け取りも可能。
店舗に行かず「ヤマダウェブコム」だけで十分じゃない?という話かもしれませんが、お店で実際手に取って機能を確認してから買いたい!今すぐに買って即使いたい!という需要は一定数あるかと思います。そういう時は、ぜひ「ヤマダウェブコム」の価格を事前調査して店舗に持って行き、価格交渉をしてみましょう。
まとめ:ネットが我々に与えてくれたもの
ネットがない時代のお客は、価格比較をするためには自分でお店を訪ね歩いて自分でリサーチするという、膨大な時間を費やさなくてはいけませんでした。ネットがあっても、スマホがない時代は、店頭のその場で価格調査をかけることができませんでした。
今は、店頭にてスマホを使ってほんの数秒で価格比較ができます。手間も時間もかからない。お客にとって、なんて素晴らしい時代なのでしょう。
「ネットの拡大は、買い物におけるユーザーの価格リサーチと商品比較の、劇的な時間短縮に貢献した」。ネット普及のメリットのひとつとして上位に挙げられるのでは?
かたや、家電量販店にとっては厳しい冬の時代です。今まで黙っていても高値で売れていたものが、ネットにより崩壊。
「チラシの格安商材で集客して、他の利益率の高いものを売る」といった、「儲けなくてもいいところ」と「儲けるところ」のメリハリをつけた集客や商売もできず、ただただどの商品も安値で買い叩かれ、「何を売っても儲からない」そんな消耗戦に突入しています。
家電量販店関係者じゃなければ、消費者にとってはそんなお店側の事情は正直どうでもいいと思うので、さらに安く!賢く!
ということで、今回は、ヤマダ電機の店頭では、同系列「ヤマダウェブコム」の価格をぶつけて価格交渉をしよう!というススメでした。
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