哺乳瓶の消毒は「電子レンジ」でチンが劇的に楽!コンビの専用ケースがおすすめ
いやあ、赤ちゃんの哺乳瓶の消毒って毎日毎日大変ですよね。
哺乳瓶をぐつぐつ煮沸して「熱つっ!」
ミルトンに漬けて「えっ?そのままですすがないのかいな!これ薬品だろ?」
母乳と粉ミルクのハイブリットだった我が家。当初は煮沸もミルトンも試行していたのですが、「毎回、大変」「ミルトンは大丈夫って言われてもねえ・・・においするし」
で、電子レンジで哺乳瓶をチンして消毒する専用ケースの存在を知り、買いました。買ったのは、コンビの「消毒じょ~ず&衛生ケースHW」。現行の新モデルは「除菌じょ~ずα」になるみたい。
残念なネーミングセンスですが、モノは使える。この専用ケースのおかげで、哺乳瓶の毎日の消毒がすさまじく楽になった。「早く買えばよかったね」となった。
今回は、「哺乳瓶は電子レンジでチンが楽だよ」というお話と、ついでにうちで使っていた消毒ケースを発掘したのでどんな感じの商品なのかレビュー(口コミ)してみます。
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そもそも電子レンジでチンで問題ないの?
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電子レンジで哺乳瓶の消毒。「問題ない」です。現にうちの息子も何か問題起こったとかありませんでした。
細菌が死滅する仕組み
Yahoo!知恵袋にて「消毒はミルトンと電子レンジどちらがいい?」と悩んでいる質問者に対し、大学で微生物学を学んでいたママが「電子レンジで問題ない」と断言しています。
「電子レンジは電磁波によって細胞内の水の分子をこすり合わせ熱を出している。菌の体内の水分が沸騰して、細菌が死滅する仕組み」という解説に、「なるほどそうやって菌は死ぬのか」と。
参考 哺乳瓶の消毒はミルトンか電子レンジでチンする物がいいか悩んでいます。
大学での研究結果
大分県立看護科学大学の「哺乳瓶の消毒に関する研究レポート」には、60mlの水をケースに入れた実験の結果、「電子レンジでは3分と5分の照射で効果が認められ、1分では細菌が残っている」と書いてある。
ついでにこのレポートでは「温湯消毒の98℃と90℃では細菌が検出されず、60℃では検出」「食器洗い用洗剤での洗浄後は、細菌が検出されず、ブラシのみの洗浄では検出」とも。
そして結論として
わが国で一般に母親に指導している煮沸消毒のように、器具を使用し煮沸時間を厳守するような厳重な消毒は必要がないと示唆されたことは、新たな知見を得たといえる。
となんかすごい勢いで従来の定説をばっさりと切ってます。
食器洗い洗剤だけでも大丈夫と言われましても、ちょっと受け入れがたいのが正直なところ。
参考 大分看護科学研究(※PDF開きます)
話は飛んだけど、ともあれ哺乳瓶の電子レンジによるスチーム消毒は、一定時間きっちりやれば「問題はまったくない」
電子レンジによる哺乳瓶消毒の方法
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上の研究結果により明確になっている、電子レンジによる消毒時間は「3~5分間」
哺乳瓶を入れる容器は、100円タッパーやジップロックのようなビニール袋でも代用できるようです。適量の水を入れ、3分~5分間、電子レンジでチン。以上。
ちなみに700Wの電子レンジを5分回したら、電気代は1回1.4円くらいです。
個人的な経験から言うと、電子レンジでのスチーム消毒の際には、できれば「消毒専用ケース」購入をおすすめしたいです。
電子レンジ専用ケースをおすすめする理由
電子レンジ専用ケースのメリット
哺乳瓶の電子レンジ消毒専用ケースは各社から発売されています。
どこのでもいいとは思いますが、電子レンジ専用ケースを使う最大のメリットは「消毒後に電子レンジから取り出す際に熱くない」「哺乳瓶が冷めるまでケースに入れっぱなしにて保管しておける」というポイント。
タッパーやビニール袋に哺乳瓶と水を入れて電子レンジで消毒すると、終わった後、レンジから熱くて取り出すのが大変な場合があります。
きちんと使用状況を考えて作られた専用ケースなら、電子レンジからの取り出しも熱い思いをせずに簡単です。
乾かすのはそのままだと乾きにくいので、ケースから出したほうがいいとは思います。熱い哺乳瓶を取り扱う際には、こういう「哺乳瓶はさみ」が便利。700円とかそのくらい。煮沸でも使えます。
アマゾンで取扱中の「哺乳瓶はさみ」一覧へリンクしておきます。
コンビの「消毒じょ~ず&衛生ケースHW」のレビュー
今や、3歳の息子がミルクを卒業したのがいつだったか忘れちゃったくらいですが、僕のいとこが最近出産しまして「お下がりちょうだい」と言うので、使い終わってきちんとしまってあった専用ケースを引っ張り出してきました。ついでに写真を撮ってみました。
このコンビの「消毒じょ~ず&衛生ケースHW」を検索するとほとんど売り切れ(※2014年8月現在)なので、モデルチェンジがあったようです。現行の新型は「除菌じょ~ずα」ですね。
仕様の変更はほとんどなく、カラーが変わったのと、下で紹介する「小物ケース」が大きくなったくらいでしょうか。
形やスペックなどそんなに違いがないようなので、「だいたいどんな感じのものなのか?」とこれから購入される方の参考になればと、旧型ですが写真を掲載しておきます。売りは「簡単」「清潔」「リーズナブル」。
4本の哺乳瓶までOK。
いたって、普通のプラスチックケース。
パカっと開いて、哺乳瓶を放り込む。
電子レンジとの接地面。
簡単に分解して洗えるので清潔を保てます。
小物をこのケースに入れ、一緒にスチーム消毒できます。新型はこの小物ケースがサイズアップしたみたいです。こんなの、僕は使った覚えないです。雑に全部放り込んでました。
このサイドについている、取り外し可能なキャップで本体に水を2杯入れ、レンジで5分、と。
手順を再確認しておきます。
1.使い終わった哺乳瓶を洗剤で念入りに洗う。→2.このケースに哺乳瓶その他付属品を入れる。→3.水をちょちょいと入れる。→4.電子レンジで5分。
これで哺乳瓶のスチーム消毒終了。もちろん哺乳瓶は電子レンジOKのものでお願いします。
電子レンジによるスチーム消毒はものすごい楽
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電子レンジ専用の哺乳瓶消毒ケースは、忙しいママのお助けアイテムになること間違いなし。
これなら赤ちゃんのミルク担当に指名された、どんな不器用なパパでも楽勝です。妻だけの外出時など、僕もこいつにはずいぶんと助けられました。
価格は2,000円もしない。赤ちゃんにミルクをあげているお家なら、毎日、何度も使うものなので、哺乳瓶消毒の煮沸の手間などを考えると、元はすぐに回収できるでしょう。
哺乳瓶は電子レンジを使ったスチーム消毒が断然、楽!劇的に楽!!
子育て最初の頃(20年スパンで考えれば、今もまだ最初っちゃ最初ですが)の個人的なヒットアイテム。いつかネタにしようと思っててようやくできました。
これ読んだパパは、「哺乳瓶の消毒は電子レンジでも大丈夫だってさ」「レンジ専用スチーム消毒ケースを買おうよ!」と、ぜひ奥さんに提案してあげてください。感謝されるはず。たぶんね。
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