育児日記には「10年日記」が最強だとおすすめする理由
2014/12/30
このネタ、いつか書こうと思ったら先を越されてしまいました。
参考 日経トレンディ「”手帳は高橋”の「10年日記」を育児日記にオススメするワケ」
アクセスしたけど、すごい読みにくかった(ページビュー稼ぎのページ分割、やめようよ)ので、ロクに中身読まずにすぐにページを閉じました。なので、タイトルだけおもいっきりかぶせて強引にエントリー書きます。もし中身がかぶっていたら、それは偶然。
こんな日経トレンディの提灯記事に内容で負けたくない!と気合い入れていきます。天下の日経トレンディに弱小ブログが宣戦布告だっ。
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育児日記を妊娠中からやっておけばよかったという後悔
「10年日記」の存在を僕が知ったのは息子が産まれてかなり経ってから。
種類が様々ありますが、自分が買ったのはこれ。高橋書店の10年日記。
日記は「1年のものしかない」と30年間以上勝手に思い込んでいたので、「10年日記」の存在を知った時は衝撃でした。他にも3年や5年やいろいろな長期の日記があります。
この日記のメリットは、過去10年の「今日」何をしていたのか?どんなことがあったのか?を瞬時に把握できるということ。
1日1ページ。それを10年で割るので、1年あたり3行。
僕の日記はすでに中を書いていてここで公開できないので、この画像は高橋書店の公式サイトより拝借。
この年齢になると悲しいかな、「ああ、今日はこの人の命日か」という使い方がだんだん増えてきたりもします。
10年日記のサイズを文庫本と並べてみる。そんなに大きかったり、分厚いというわけでもない。
カバーはビニールっぽい感じ。ペタペタもしないし、手触りは悪くない。安っぽくもない。汚れは目立ちにくいです。
ちょっと装丁が渋いから、女子向きな「かわいいー」とは絶対ならない。
でも、ママにもオススメしたい。10年日記は、子どもの成長記録としても最適だと思うのです。
日々の育児に追われていると、1年前の記憶さえかなりあやふや。すでに遠い昔の出来事です。
「ああ、2年前の今日、初めて子どもが立ったんだな」「熱出して病院に駆け込んだあの日は慌てたな」とか。そんな貴重な成長記録を10年日記で、毎日3行の負担のない範囲でつけていけたら素敵。子どもの成長記録は、親としての自分の成長記録でもある。
3年日記程度じゃ、結局日記をつけ終わったらどこかにしまい込んで見返すことはないでしょう。そういう意味では10年日記は、育児日記として最強のツールです。
できれば妊娠中から産まれてくる子どもに向けての楽しみな気分とか、そういうのも記録していたら良かったな、と今となっては後悔していたりもします。
やり続けないと意味がないのが日記
photo credit: Audringje via photopin cc
こんなエントリーを偉そうに書いておきながら、お恥ずかしいことに、僕は10年日記を1年で挫折しています。
「挫折したんかいっ!」っていう10人くらいのツッコミが、今聞こえてきたよ。
理由は単純です。
「日記を常に目の届くところに置いておけないから」
息子の成長記録とともに、今日はこんなことがあった、こんなことを思った、と自分のことを綴ります。この中で家族に読まれるとマズいこともある。妻の悪口とか(笑)
自分専用の書斎がある贅沢な暮らしをしているわけでもなく、鍵がかかるような引き出しもない。
ということで妻に勝手に見られないだろうという根拠ゼロの性善説に頼って、本棚に入れておく。で、その本棚から取り出して日記をつけて、またしまうという習慣付けに完全に失敗しました。このひと手間がすごいめんどくさい。つけている時は1週間とかまとめて書いてました。
僕の場合、常に目につく場所にないと「書こう」とならないみたいです。
失敗した者から僭越ながら申し上げますと、「常に目につく場所に置いておき、習慣づけができる人」か、「しまい込んでも必ず出して日記をつけられる強い意思を持った人」じゃないと続かないのかなと思います。
日記をデジタルに移植は難しい
photo credit: DaveLawler via photopin cc
パソコンやスマホに日記を移植しようとも試みました。
だーっと日記をパソコンで打って、オンラインストレージに突っ込むという方法を採用しました。しかし、しばらくやってみて気付きました。
この方法だと「まず読み返さない」「読み返そうともしない」
デジタルデータって基本、見返すことをしないんですよね。これ、新しい発見でした。
冊子でパラパラと見返すことができる物理的な機能が、日記には必要なんだと思います。そして、手書きの文字から、その時の感情がよみがえる。無機質なデジタルの文字からは、その時の感情はいまいち伝わってきません。
「日記はパラパラ見返す、ここがキーポイント」
デジタルに移行したことにより「日記の本質」に気付くことができました。
機種を変えたりとOSが変わってしまうとデータが引き継げなかったり、マイナーなアプリに依存するといきなりアプリ提供が終了して「オレの日記を返してくれ!」となる可能性も否定できない。後々問題も多いのがデジタル日記の欠点です。
日々積み重ねてきたものが生かせないのはもったいない。アナログでやってきたものをデジタルに移植するには、常にそういったリスクと背中合わせなのだということを意識していないといけませんね。
昔、mixiに書いてた日記とか、ほんとどうするんだよ。
この手のサービスを提供している会社はユーザーの囲い込みに躍起です。「他のサービス行ってOK」と言うような、データのエクスポート(抽出)して引っ越しできる機能なんて絶対に提供しないですしね。
おまけ「手書きで漢字を思い出す」
毎日日記を手で書くことにより、最近発症している「漢字が書けない病」が進行しないメリットを実感しました。
10年以上に及ぶパソコン・スマホの自動漢字変換により、漢字をビジュアルで「こんな形」とぼんやり記憶していませんか。
完全な怠け脳な状態。だから、文字を手で書く際に「あれ?ここ一本線が入るんだっけ?」みたいなことが最近かなり多い。
それを毎日手で日記を書くことにより、漢字を調べながら書くので、退化する一方の脳を多少食い止めることができます。多少ね。
まとめ:日記に必要な要素を再確認
photo credit: angelocesare via photopin cc
見返す行為をしない「デジタル」は日記に不向き。データをどこかに預けたりもいきなり消えたりするリスクもありよろしくない。
となると、見返すことを前提に「冊子形式」が最適。手書きで漢字を覚え直し、その時の感情も文字で表現できる。
以上から考える最適な日記は「アナログな手書きの日記運用で、ユーザーの手元にて常に管理」するのがベストと考えます。
そして欲を言えば、なるべく長い期間の記録を1冊で一元管理すべし。その要件を満たすのは「10年日記」が最強だと結論づけます。
僕は挫折しているのでこのブログには珍しく、全力ではない控えめなオススメです。育児日記をどういうスタイルにしようか考えている人は、この10年日記を選択肢のひとつにぜひ加えてみてください。
できることなら、育児日記は妊娠中からやって欲しい。ほんと、これだけは真面目にやっておけばよかったと激しく後悔しています。
子育ての過程で親が初心に戻りたくなることあるかもしれない。あの病気はいつしたんだっけ?と確認が必要になる時もあるかもしれない。どこかにしまい込んで「あの記録つけた日記をどこにやった?」となるくらいなら、最初から長期目線の「10年日記」一冊での管理が楽です。
自分の将来のために。
ぜひ10年日記で育児日記をつけてみませんか。
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Comment
「10年日記」を検索していたら、たどりつきました。とても参考になります。もう、既に17歳の息子を持つ57歳になったハハです。(^^ゞ
本当は来年、第一希望の寮付き大学に運よく入学出来たら、実質子育て卒業(?)「永遠の子離れ(ちょっとオーバー)」になるので、バラバラにある育児日記をまとめてみたら集大成になるかなぁ~的な甘い夢を妄想して、10年日記に書き移そうか・・・。いや、歯欠けがが激しいのだから・・・。とか、2013年ぐらいからの日記は発売されている可能性があるのですが・・・。1997年からの10年日記となるとさすがに、無いかなぁ~とか。おっしゃるように妊娠中から書いておくのが理想ですよね。やはり、エクセルかなんかでオリジナルで作るしかないのかなぁ~。とか。
売ってないでしょうかねぇ~(*^。^*)。もし、ご存じでしたら教えてくださいませ~。初めての方に突然長いコメント失礼しました。(@^^)/~~~
雄大ハハさん
コメントありがとうございます。
さすがに90年代からとなるとメーカー在庫があるかどうかも怪しいので直接メーカーに問い合わせてみるのが良いかと存じます。
もしくは仰るとおりエクセルでフォーマットを自作するか、あと日付を自分でつけられる日記も探せば売っているかもしれません。
書き写しはなかなか重労働のような気もしますが、集大成でそういう整理というのもいいなあと憧れる話です。うちはまだまだ先ですが、将来的に雄大ハハさんのようにあれこれ思いを馳せられるよう、目の前の子育てを頑張ってまいります。
ねむたいさん。
あまりブログはサーチしない人なんですが、なぜかねむたいさんのブログにたどり着き読み入りました。
10年日記の存在初めて知りました!
海外に在住の二児のハハです。長女が生まれてから気の向いた時に日記を書いていましたが、今では子供たちの成長の変化があった時だけ書いています。幸いに旦那さんは日本人ではないので、日記は日本語で書いてますよ。誰にも読まれる心配はないので、旦那さんの悪口やら、云々、、綴りまくっています。ねむたいさんがおっしゃるように、漢字を忘れてしまっているので育児で認知症っぽくなってしまった脳の再建に役立っています。多少は。
毎日書かなければいけないと思うとストレスになるので、子供たちや自分の心の変化が見られた時に書くと重荷にならずに続けられるかもしれませんよ。
あとはあまり日記に執着しないほうがいいかもしれませんね。日記は過去に起きた出来事を綴り、将来に日記を読んで過去を振り返るものですね。執着すると”今”がおろそかになってしまう可能性が。。。今の子供の成長をとことん楽しみ今を子供と一緒に生きる。を私は心がけています。(ねむたいさんも同じと思います)そして思い立ったら日記に書き込む、というのはどうでしょう。。
わいわいさん
コメントありがとうございます。ブログを読みいっていただきましてありがとうございます。
「子供たちや自分の心の変化が見られた時に」日記をつけるという自分にはなかった気付きをありがとうございます。日記に固執すると「今」がおろそかになるというのはおっしゃるとおりで、性格的にも過去をウジウジと振り返るタイプなので子育てに関しては精一杯やったつもりでも後悔の念がすでにかなり積み上がっていたりもします。
今の子どもの成長をとことん楽しみ、今を子どもと一緒に生きる。
わいわいさんの言葉を頭に置いて、気持ちを新たに明日より今を楽しみます。そして思い立ったら、変化があったら、記録をつけるスタイルをやってみようと思います。
今後ともブログともども宜しくお願い申し上げます。
いつも楽しく拝見させていただいております!
スマホで見ている関係か、最近は新着記事のみを見ていたので、私が興味のある通信費の節約等の記事が更新されていることを知らず、本日またまた読み直させていただきました。
まだ読めてない記事もありますが。。。
ちょっと横道にそれました(^^;
読み返して思いましたけど、子育て日記に10年日記、いいですね!!
今後とも拝見させていただきます!
水坊主さん
いつも読んでいただいてありがとうございます。
めまぐるしく状況が変わるため、通信費系の記事はちょいちょい手を入れてます。もとい、正しい情報をご提供しなければいけませんし僕の怠慢で読んで頂いた方をミスリードするのも絶対に避けたいため、過去記事の修正がなかなかのボリュームに最近なってきており負荷はまあまあ高い状態ではあります。
コメント拝見しました。該当部分は非公開とさせていただきました。
モノにはいろんな用途があって、それぞれの作り手と使う側の想いがあって、自分には思いつかないような活用法にびっくりすることもあったり、僕が提供しているのはその入口、きっかけに過ぎないのでそこから読んでくれた方にとって少しでもプラスになればこちらとしては本望で万々歳です。
これからも読んでくれた方ひとりだけでもなにか少しでもプラスになれば、その1点だけでブログを続けていきたいと思っています。今後ともブログともども宜しくお願い申し上げます。
はじめまして。
「10年日記」で調べていて、拝見させていただきました。
私は二児の母なのですが、子ども達が大きくなったらプレゼントしたいと思い、一人一冊の10年日記用意して、書いています。
そして、今年の大晦日で上の子の日記が10年目になります。(生まれた年は産院からもらった育児日記を使用したので、上の子は11歳になります。)
ここ数年は学校や習い事のスケジュールを書くような、上の子の愚痴を書いてしまっているような日記になっているので、これから先10年を綴るべきか思案中でした。
でも、ねむたいさんのブログを拝見して、やっぱり続けておこう!と思いました!
さすがに次の二冊目で終わるだろうし、途中で子ども自身が書いてくれるようになるといいな〜と淡い期待をしつつ、赤裸々な日記を書いていこうと思っています!
やる気をもらえたので、コメントさせてもらいました!
ありがとうございました!
mieziさん
コメントどうもありがとうございます。
10年続けられたこと自体がすごいですが、これからまた10年も見据えて新たに続けられるとのこと。頭が下がります。
途中で子どもに引き継ぐなんて素敵なプランですね。赤裸々っぷりによっては引き継げないような気もしますが、自分もきちんと記録はつけて将来、息子に伝えられるようにしたいと改めて思いました。
こちらこそ素敵なコメントどうもありがとうございました。