キッズデザイン賞2015の受賞作をチェックして「こんなグッズやサービスがあるんだねえ」とただ言うだけのエントリーです。

「1億2,700万人のキッズデザイン！」

ってコピーの意味がまったくわかんねーな。

とボヤいたら、昨年のエントリーもまったく同じ書き出し方でした。1年で我が子はすくすくと成長しておりますが、自分はツッコミ能力も文章力も成長していないもよう。いやむしろ退化するいっぽう。

関連記事　こんな商品知らなかった！「キッズデザイン賞」受賞作を見てみよう

さて、2015年の「キッズデザイン賞」の受賞作が決まりました。別に待ってないけどな。

「キッズデザイン賞って何？」という方にカンタンにご説明しますと、子どもの安全や成長に配慮した商品や設計思想に対して贈られる賞。企業が自治体などで作るNPO法人キッズデザイン協議会が主催する事業で、今年で9回目となります。

過去最多の応募作品474点から選ばれた受賞作とは？

全部見るとキリがないのでそれぞれ各自見ていただくとして、モノ好きの感性にぶっ刺さったサービスやアイテムを独断と偏見で選んでみるエントリー。

なにがやりたいのか。ただ「こういう商品あるんだねえ。知ってた？」とみんなで言い合いたいだけです。

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2015年キッズデザイン賞を見てみよう！

最優秀賞「ルナ ドリームカプセルプロジェクト」

最優秀賞（内閣総理大臣賞）は「ルナ ドリームカプセルプロジェクト」

LUNAR DREAM CAPSULE PROJECT | キミの夢を、月に届けよう。

子どもが手書きした「将来の夢」をその文字のままチタン製の板に転写。ポカリスエットの缶の形をしたカプセルに詰めて、2016年の夏に民間ロケットで月に届けるプロジェクト。それが「ルナ ドリームカプセルプロジェクト」

宇宙飛行士の山崎直子さんが講師をつとめるなど全国の小学校で特別講師が授業を実施。宇宙についての講義と、自分の夢について考えてもらう講義もセットで行ったりしているようです。

夢を書いた子どもには「ドリームリング」が手渡され、そのドリームリングはカプセルを開ける鍵となります。もしかしたら、そのドリームリングを手にした子どもたちが未来の宇宙飛行士となって月でカプセルを開ける日が来るかも。

夢があるねー。以外の感想が出てこないのが冷めたおっさんになってしまったということでしょうか。

スポンサーは大塚製薬。いくら出しているのかが気になりますが、多くの大学や企業が参加していて技術的にもけっこうおもしろそうなプロジェクトです。

我が子に夢を書かせるのもいいかもしれませんね。

引用　LUNAR DREAM CAPSULE PROJECT

これが最優秀賞。その他、個人的に気になった受賞商品・サービス7つを勝手にピックアップして見ていきます。

誤飲チェッカー

奨励賞（キッズデザイン協議会会長賞）受賞「誤飲チェッカー」

厚生労働省の発表による乳幼児の死因1位は「不慮の窒息」

誤飲に気をつけろと言われてもどうもイメージが湧きにくい。なので、きちんと子どもの口腔サイズで物理的に計測できるツールがこれ。アナログ回帰ですぐに使えるわかりやすいアイテムです。

このグラスの筒状になっているチェッカーの中に入るモノは、誤飲の危険がある。一発で誰にでもわかりやすい。手元に1個あると役立つかもです。

1個500円です。どこで買えるのかと調べまくったのですが、保健指導マーケットというマイナーなサイトのみの販売。

個人で買えることには買えますが、自治体がまとめて購入して配布する形を想定しているようです。これ、できることならバンバン乳幼児家庭に配ってほしい。

引用　一般社団法人日本家族計画協会「誤飲チェッカー」

200gでみがける 曲がる歯ブラシ

奨励賞（キッズデザイン協議会会長賞）受賞「曲がる歯ブラシ」

子どもが歯ブラシをくわえたまま転倒して喉に刺さる事故は年間20～30件もあるとのこと。素材を工夫し、柄の部分が曲がりやすい歯ブラシによってそういった事故を防ぐ。

また、親が一生懸命に仕上げ磨きをして力がムダにかかると子どもが痛がる。推奨される150g～200gの力で自然に磨け、200g以上の力が加わると歯ブラシが曲がって圧力を分散する仕組みのため、結果、歯磨きを子どもが嫌がるようになるのを回避できます。

よく「200g」って聞くけど、あんまりよく力加減がわからないもの。この歯ブラシなら仕上げ磨きもスムーズにできそうです。

販売しているのは、企画したICI DESIGNのオフィシャルオンラインショップのみ。

引用　ICI DESIGN「曲がる歯ブラシBaby」

お米のおもちゃシリーズ

特別賞（審査委員長特別賞）受賞「お米のおもちゃ」シリーズ。

何でもなめてしまう赤ちゃんのために国産米51％を使った「お米のおもちゃ」

原料は、国産の備蓄米や資源米を利用。赤ちゃんにも環境にも優しいおもちゃです。まあまあな値段がするわりにはAmazonで見たら結構売れているっぽいです。

2014年に「お米でできた粘土」が同じキッズデザイン賞を受賞していました。お米を材料におもちゃにするのがトレンドなんですかね。次は何が出てくるんだろ。

その他の「お米のおもちゃ」シリーズ

エキスパート・ドライバー・サービス

優秀賞（経済産業大臣賞）受賞の日本交通「エキスパート・ドライバー・サービス」

キッズタクシー | 日本交通のエキスパートドライバーサービス

新生児の退院から塾や習いごとの送迎など、保育士経験や賞に救命講習を受けたエキスパートドライバーが担当するタクシーサービス。

事前予約制で1時間5,720円（！）ながらも、知っているとなにかあった時に役立つかもしれません。

エキッズ

奨励賞（キッズデザイン協議会会長賞）受賞「エキッズ」

子どもがPASMOを使って東急線の自動改札と東急バスの運賃機をタッチすると親に通過情報メールが届くサービス。東急電鉄の子会社「東急セキュリティ」が提供。月500円。

こういうサービスが存在してるのを初めて知りました。

ただ、連絡可能なメールアドレスが今どき「docomo、au、SoftBank、Y!mobileのみ」ってのがイケてない。

これ、東京都内で同じようなサービスやってるJRや私鉄はないのかな？と調べたら、小田急も「小田急あんしんグーパスIC」という子どもの改札通過情報をメールで配信するサービスをやってました。

ちなみに小田急も配信先メールはキャリアメールアドレスのみの縛りありです。

引用　東急セキュリティ「エキッズ」

避難用3人抱きキャリー

特別賞（審査委員長特別賞）受賞「避難用3人抱きキャリー」

地震などで避難するとき、よくよく考えるとがれきがあったらベビーカーが使えない。そんな被災地の保育園の経験から、保育士1人で3人の子どもを連れて避難できる補助グッズが作られたとのこと。

へえこんなのあるんだ、と感心しました。

これ作ってる日本エイテックス株式会社は、双子や年子の2人の子どもを一度に入れられるベビーキャリーなんかも作ってます。

お肉も切れるフードカッター

最後です。特別賞（審査員長特別賞）受賞、コンビの「お肉も切れるフードカッター」

もう4歳になりましたので我が家にとってはもう必要ありませんが、過去、うどんカッターは外出先で重宝してました。

家なら包丁でカットできますが、外出先で子どもが食べやすいサイズにカットするにはこういうアイテムが役立つ。

うどんカッターだと野菜などのカットに苦労しましたが、これなら「お肉も切れる」らしいので使い勝手が良さそう。ケースもついていて、持ち運びしやすいよう考えられています。

まとめ

主に「モノ」や「サービス」で気になったものをピックアップしてみましたが、他にも受賞した中には「施設」などもあります。見てただ「へえ」ってなるだけなんですけど、ご参考まで。

参考　キッズデザイン賞2015

あとAmazonには、歴代のキッズデザイン賞受賞の商品をまとめた「キッズデザイン賞ストア」があります。

参考　Amazonキッズデザイン賞ストア

ブログ界初の「キッズデザイン賞」受賞ブログとか目指してみようかなと思ったのですが、調べたら審査料が「5万円」もするので速攻でやめた。まあ冗談だけど。

受賞をしたらしたで「キッズデザイン賞」のロゴを使うだけなのに、ロゴ使用料が5万円～80万円となかなか香ばしいお金儲けをされてます、主催のNPO法人。それなのにみんなこぞって申請を出すなんて、そんなにメリットがあるのでしょうか。謎です。

ともあれ、子育てが楽しくなる・楽になるサービスや商品は、僕らにとって大歓迎。

こうやって知らなかった商品やサービス認知の機会になるこういう賞も、それなりに存在価値はあるのかなと思います。何か気になるアイテムはありましたでしょうか。