国立科学博物館が無料だったので家族で行ってきた。結論:3歳児にはまだ早い。
2014/11/18
毎年5月18日は「国際博物館の日」で、日本のあちこちの博物館や美術館、資料館が無料となります。
関連記事 本日5月18日は「国際博物館の日」で日本全国の博物館が無料開館やってるよ
今年(2014年)は、5月18日が「日曜日」でした。日曜日に当たることってけっこう珍しい。
で、朝方にブログ書いてから「どこ行こうか?」とひとしきり考えて、3歳の息子と東京上野の「国立科学博物館」に行ってきました。
結論としては、「まあまあ楽しめたけど、3歳児にはまだ早いかな」
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「国立科学博物館」ってどんなところ?
思い起こせば、僕が上野の「国立科学博物館」に行ったのは、小学校6年生の時以来。ほとんど記憶にありません。
久々に行った「国立科学博物館」。さすが「国立」だけあって、展示物の充実度がハンパない。広い。スケールがでかい。
常設展は、「地球館」と「日本館」に建物が分かれてまして。
地上3階、地下3階建ての近代的な建物「地球館」には、「地球の多様な生き物がお互いに深く関わりあって生きている姿、地球環境の変動の中で生命が誕生と絶滅を繰り返しながら進化してきた道のり、そして人類の知恵の歴史を展示」。
1931年竣工の歴史を感じる地上3階建ての「日本館」には、「日本列島の自然と生い立ち、そこに暮らす生き物たちの進化、日本人の形成過程、そして私達と自然の関わりの歴史が展示」されています。
これだけ言われるとなんのこっちゃですが。
「地球館」は宇宙開発(ロケットや隕石など)、大地(化石や鉱石や自然生物など)、科学や技術の進化(様々な機関の仕組みなど)といった地球規模でかなり広めの展示範囲。
「日本館」は日本ローカルに特化した展示物(日本の生い立ち、自然や生物)が集められています。地球館と日本館で展示内容がかぶっているけど。
「展示物って写真を撮っていいんですか?」って係の人に聞いたら、OKだそうなので、いくつか撮ってきた。
うーん、これじゃいまいち伝わらんよな・・・と思ってたら、「「国立科学博物館」の内部が「Googleストリートビュー」で観られるようになったよ!」というツイートが、Twitterのタイムラインに好タイミングで流れてきた。
すごいな、Google。下手に僕があれこれ説明するより全然いい。手抜きします。これ見てください。
いろいろなレアなものが「国立科学博物館」では展示されています。「おおー」と個人的に思ったものを挙げてみると、
- 日本に落下した最も重い田上隕石
- 江戸時代のミイラ
- 日本に3体しか存在しない日本オオカミのはく製
- あの「忠犬ハチ公」のはく製
- あの「タロとジロ」のカラフト犬ジロのはく製
- あの上野動物園のパンダ「フェイフェイ・トントン・ホワンホワン」のはく製
ああ、トントンお久しぶり。昔、上野動物園で動いているキミを並んで見たことあるよ。と涙なしには見られません。
「国立」はダテじゃない。誰もが知っている動物たちがこんなところではく製になって鎮座しているとは。なんだかこう書くと、はく製だらけみたいですが、まあまあはく製だらけです。
3歳児に「国立科学博物館」って楽しめるの?
3歳の息子には、ちょっとまだ早かったかもしれません。
暗めの展示室で「はく製が怖い」「恐竜が怖い」と怖がっていました。
親もはなから全部理解してくれとは思っておらず想定の範囲内です。それでも、動物図鑑の中にはいて動物園で遭遇するのが難しい「オオカミ」をはく製で初めて見て理解してくれたり、鉱石がピカピカ光るのに「キレイ」と喜んだり、蒸気機関車や飛行機(零戦)の展示を見てテンション上げたりと、それなりに楽しめる要素はたくさんあります。
地球館の2階には「たんけん広場・身近な科学」というスペースがあり、鏡が変形していて鏡に映る自分が伸びて見えたり、てこの原理で重い物を簡単に持ち上げるのを体感できたりと、子どもが楽しめるスペースがあります。この広場には大喜びで、結局、ここの一番滞在時間が長かったです。
周囲の子連れ、子ども達の様子を観察すると、やはり幼稚園年長、小学校低学年くらいになるといろいろわかってくるようです。そのくらいの年齢で、この手の自然科学に興味がある子は、かなり楽しめる展示内容ですね。
国立科学博物館の子ども連れ向けの設備は、エレベーターなどの施設面はきちんとバリアフリーで完備。ベビーカーでの入館可能。トイレはキレイ。オムツ替えスペースあり。授乳室もありました。
子どもがもうちょい大きくなってから再訪かな
今回「無料」だったのは「常設展」です。「企画展」もやっているのでその内容にもよりますが、うちの息子がもう少し大きくなったら再訪してみようと思っています。
ちゃちゃっと回っても展示物が膨大なので、滞在時間はたっぷり3時間。かなり見応えがあり、大人も十分楽しめました。ちょっと足を延ばして横にある「上野動物園」とのダブルヘッダーのコースなんて、子どもが喜ぶんじゃないでしょうか。
公式ホームページによると「国立科学博物館」が入館料無料の日は、5月18日(日)(国際博物館の日)と、11月3日(月・祝)(文化の日)です。高校生以下はいつでも無料なので、大人の入館料620円が無料となります。
5月18日は、上野公園内にある「国立博物館」と「国立西洋美術館」も常設展が無料でした。静かな美術館は子ども連れにはちょっと厳しいけど、いちおう情報として。
「楽しめるのかな?わからないけど行ってみよう!」という子ども連れの場合は、ぜひ入館料無料の時にチャレンジを。すぐに外に出るハメになっても痛くない。混んでいるけど。
僕は今回、背伸びだとわかっていても家族で行ってみて、我が子の成長ぶりや今興味を持っていることの確認の機会にもなり、貴重な時間を過ごすことができました。
上野公園はお弁当を持って行って食べたり、子どもを遊ばせるスペースもあります。家族みんなでかなり楽しめる場所ですよ。
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