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ベビーゲート購入時の比較検討ポイントを整理してみる

      2018/11/12

ベビーゲートを考える

ベビーゲートを早く買えばそれだけイライラする期間が短くてすむ

我が家にベビーゲートを設置してすぐに思いました。

「さっさと買えばよかった!」

階段を勝手にのぼってしまう、キッチンに入ってくる、「そっちへ行くな」「こっちに来るな」言ったって、子供は聞くわけありません。それならベビーゲートで強制ブロック。

この投資は親のイライラ期間の短縮につながります。「悩むなら早く買ったほうがいい」それだけは断言できます。

我が家がベビーゲートを比較検討し、その過程でわかった大切なポイントのまとめ。そして、実際に購入してみたリッチェルの「木のオートロックゲート」の使用レビューを書いてみます。

photo credit: ptufts via photopin cc

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ベビーフェンスを却下した理由

いろいろ種類があるのでかなり悩みました。

子供ロックの柵は大まかには2種類、「扉式のベビーゲート」と「開かないまたぐ式のベビーフェンス」があります。

ベビーフェンスは、値段が安いのと、設置箇所の幅がけっこうあっても設置可能というのが特長です。しかし、毎日何回も足を上げてフェンスをまたぐのはけっこう苦痛です。

家事中は洗濯物を抱えていて足元が見えない場合もありますし、子供抱きかかえながら足ひっかけてコケたりしたらしゃれになりません。食事の配膳で汁物を持ってまたぐ場合など、絶対こぼすでしょう。毎日イライラしそうです。

「設置箇所の幅がありすぎてベビーフェンスでしか設置不可」という環境的な理由か、「足上げエクササイズと割り切れる」「そんなに頻繁に通る箇所ではない」「とにかく安いものがいい」という以外は素直に扉式にすべきだと考えます。

 

ベビーゲート(扉式)の比較検討ポイントのまとめ

ベビーゲート購入時に注意すべき点をまとめてみます。

 

機能性

子供が簡単に開けられるようなものは問題外。上に少し持ち上げて開けるといった子供では開けられない一工夫がされているかなど、細かい部分に注目です。

また個人的に必須だと思うのが

  • 自動的に戻って閉まるオートクローズ機能
  • 開きっぱなしでロックできる90度開放機能

です。手を離した際に自動的に閉まるオートクローズ機能があると何かと便利です。

また、両手でモノを運んでいる際など、ゲートが開きっぱなしでロックがかからないとゲートの前で手が足りずに慌てます。90度開放ロック機能は必要です。

 

強度

ベビーゲートは、設置の際に両側の壁に突っ張り棒の要領で突っ張って設置します。突っ張りの強度は子供がかなりの力で引っ張っても大丈夫か、のチェックが必要です。大きくなると乗っかったり、ガコガコやったりと相当な力が加わります。

また、突っ張った受け側の壁や柱がそれに耐えられる強度か、跡がつく壁紙かどうかなど、賃貸物件の場合は特に注意しないといけません。設置の跡が気になるなら、突っ張りの際に間に何かを挟むなど対策を取らないといけない。

 

材質やカラー

小さい子供は扉でも平気でベロベロ舐めたりしますので、安全な材質かどうかのチェックが必要です。ホコリが溜まりにくい、拭きやすいといったメンテナンスのしやすさも重要です。

また素材も木やプラスチックといろいろとあります。ベビーゲートは、なかなか家の中で存在感を放ちます。他のインテリアとの融合を目指すか、諦めるかは家主の気持ちひとつですが、素材や色は考慮すべきポイントです。

 

全面を覆うタイプか、柵タイプか

全面が覆われているタイプだと柵の向こうの子供の状態が見えなくなる場合もあります。またゲートにより部屋の風通しが悪くなることもあるのでそこも考えたほうがいいです。

まるっきり全面が覆われた扉のタイプではなく、柵のタイプのほうが家の中にあっても圧迫感がありません。

 

付属品や拡張性

付属品としてスロープが標準でついていると、ゲート通過時に足がひっかかって転ぶといった危険が減ります。これはむしろ子供というより大人向け対策になるかと。小指ぶつけて痛い!ってなるあれ予防です。

ひとつ注意ですが、スロープがあるからといって掃除機でそのスロープ上を勢い良く通過すると、掃除機の弾みでその周囲のフローリングが傷だらけになります。設置箇所とフローリングの素材によるとは思いますが、該当する方は気をつけてください。

それから、設置箇所に幅が足りない場合、別売りの付属品でサイドフレームが増設できるような拡張性があるモデルかどうか、ついでにそのオプション品の価格も購入時にチェックしておいたほうが良いポイントです。

 

で、実際ベビーゲートを店頭に見に行く

以上のポイントを元に比較検討します。

ベビーゲートは、ネットで見てもイメージがつかみにくい商品です。実際、店頭にていろいろ比較してみました。

私が見た中では、ベビーザらスが展示品が豊富でした。しかしながら実際に触ってみても、正直なところ自分の家の環境ではないのでイメージが掴みにくいです。

他店も含め、店頭はどこもいいかげんな展示なので突っ張りが足りず、扉の開閉がきちんと稼動しなかったりと、操作感を把握するのに苦労しました。

ちゃんと展示してたらもっと売れるのになあ、と思います。

 

ベビーゲートを比較検討する中で悟ったこと

この記事で私が一番言いたいことです。

このベビーゲートという商品は、購入に際し、サイズ等をきっちり測って自分の設置環境へのマッチングと、設置した際の日々の行動や不便さをひたすら想像する想像力が重要です。いやこれほんと。

基本的に今まで何の障害もなくスムーズに通過していたところに無理やり邪魔なゲートを設置することとなり、確実に大人たちの生活は不便になります。

不便さをいかに最小限で食い止めるか?という視点」。ベビーゲート購入の際にはこの視点を重視することが一番大切なポイントだと思います。

 

これを買った

いろいろ比較検討し、我が家が最終的に購入したのは、リッチェルの「木のオートロックゲート」です。

重くてかさばりますし、値段も店頭より安かったので、アマゾンで買って自宅に届けてもらいました。

リッチェル 木のオートロックゲート

 

リッチェルの「木のオートロックゲート」をなぜ選んだのか

各家庭により優先順位は違うと思いますが、上に書いた重視すべきポイントを全てクリアし、予算に見合ったものが、このリッチェルの「木のオートロックゲート」でした。

ベビーゲートの写真1

ベビーゲートの写真2

使ってみて思いますが、開けたままで固定できる「90度開放ロック機能」はやはり必須ですし、便利です。

 

設置や設置箇所

組み立てはさほど時間かからず、女性でも全く問題ない難易度です。設置もコツ掴めばすぐできます。

最初はマンションのキッチン部分に設置。新築マンションだったのでクロスに跡がついたら嫌だなと思いつつも、安全優先で致し方なくぎゅうぎゅうに突っ張りました。

しかし心配せずともさして目立つ跡は残らず、管理会社から退去時に指摘も受けませんでした。

引越しした後の設置場所は階段前の柱に突っ張って設置しています。階段上に直の設置ではないです。このモデルは階段上の設置は柵がはずれてそのまま転げ落ちたらアウトなのでやってはいけません。

ベビーゲートの写真3

きっちり突っ張っていれば、子供が枠にしがみついて前後にガコガコ激しくゆさぶってもびくともしません。しかしながら突っ張りがゆるければ、柵が動いて跡が残ることも。

現に柱に跡ついてますね。ただ、今の家は古い家なので、この程度なら大家さんから何も言われまい、と大きく構えてます。

【追記】

コメント欄から突っ張りの部分についてのご質問をいただいたので補足致します。突っ張り部分の円形部品の直径は「4cm」それが上下左右4箇所で突っ張って固定する商品です。

ベビーゲートのつっぱり部分拡大写真

柱や壁と面する部分は平面ではなく、滑らないよう少し溝がついています。写真の部品がちょっときたないのは理由があります。

こちらは約2年半、柱に突っ張って取り外した箇所の柱の跡です。上記の「やばいよ!」の跡の写真と同じ場所です。

ベビーゲートのつっぱりの跡

古い物件なため柱の表面の汚れ(?)で跡がつきやすく、突っ張り部分の部品に色移りしているようです。この前に住んでいた新築マンションの設置箇所のクロスには派手に跡が残らなかったので、あくまで「受け側」の素材の柔らかさや状態などに影響を受けると考えられます。

心配なら、突っ張りと設置箇所の間に、何かかましたほうが心理的にも負担がないかと思います。【追記おしまい】

 

開閉のわずらわしさと開閉音

開閉も日常使っていてひっかかったり、イライラするようなことはありません。

ロックはカチャカチャいじれても、2歳過ぎでも自分で開閉には至りません。

【追記】

結局、2階の階段から転げ落ちる心配もなくなり、ベビーゲートを取り外した「3歳10ヶ月」まで、とうとう一度も子どもひとりで開閉できませんでした。子どもにコツを教えたり、見られたりしてはいけないのは言わずもがな。このロックの方法はほんとよく出来ています。【追記おしまい】

「ちょっと上に持ち上げつつロックをはずして開閉するという子供にわかりにくいけど大人には苦じゃない基本操作」の絶妙なさじ加減に感心しています。リッチェルの開発の苦労が目に見えます。

開閉音はがちゃがちゃうるさいかな?とは最初思いましたが、慣れれば「そんなものかな」と気になりません。力強く閉めると当然うるさいですが、妻子が寝ている時間帯の開閉は静かに開閉し、締める際まで手を離さなければうるさい音もしません。

オートクローズ機能の弊害で「あっ!しまった!」と夜中に勢い良く勝手に閉まってしまい「がちゃん!」と焦るときはあります。

ベビーグッズなので、開閉音はもうちょっと静かになるように作ってくれればいいのに、とは思います。そこは改善の余地がありそうです。

 

その他のポイント

扉の向こうが見えるので圧迫感がないというメリットも感じてます。ナチュラルな木の質感も、室内の雰囲気をさほど壊しません。

メンテナンスも拭き掃除がさっさとできるので楽。開閉の軸部分には開閉をスムーズにするため、定期的にシリコンスプレーをしています。

今は標準付属のサイドフレームを使用していますが、もし設置場所の幅が将来増えるようなところに移設しても、増設用のサイドフレームを別売りで購入できるのでそのあたりの拡張性も魅力に感じています。

 

リッチェルの「木のオートロックゲート」おすすめです

我が家で絶賛稼働中のリッチェルのベビーゲート。

1日何十回も開け閉めするのですが、壊れることなく働いてくれています。あまり扉っぽくなく、色も木の質感もナチュラルで私と妻の好みに合っており、今のところ大きな不満はありません。

実際うちで見て同じものを私の弟が買いました。もしベビーゲートを検討中でしたら、候補のひとつとしてぜひおすすめします。

【追記】

追記だらけで恐縮です。上にも書きましたが、我が家は3歳10ヶ月でベビーゲートを卒業しました。

3歳を過ぎれば「危険だ」と言い聞かせばきちんと自ら理解して気をつけるようになりますし、2階から階段を転げ落ちるような危険もなくなります。ここで総括をしておきます。

我が家が購入したリッチェルのベビーゲート。3年間の間、何千回何万回開閉したかわかりませんが、壊れることもなく、耐久性は保証できます。子ども自ら一度も開けられることなく、トラブルもありませんでした。

ベビーゲートがなくなって気付く、家の通路に障害物がないということは、親にとって楽です。広いし、ほんと楽です。

そんな日が来るまで、少しでも親の日々の労力とイライラを軽減するために、この「リッチェル 木のオートロックゲート」は良選択肢と言えます。「この商品を購入した選択は、間違いでなかった」と今、しみじみそう思います。

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Comment

  1. 鈴木 より:

    生後11か月の息子のためにこの製品の購入を考えています。とても詳細なブログで参考になりありがたいです。お伺いしたいのですが、突っ張り部分の先端=壁に接する円形の部品(柱の跡の写真に大きく写っている部分です)の直径は何センチでしょうか? また、その壁に接する面に凹凸があるでしょうか? 壁をできるだけ傷付けたくないものですから、ご教示いただけると大変ありがたく存じます。なにとぞよろしくお願いいたします。

  2. 大高 より:

    詳細で分かりやすい内容で、非常に参考になります。ありがとうございます。
    開け方について詳しく教えていただけないでしょうか。
    この製品を買おうかと考えているのですが、手が不自由で、痛みも伴うため、開け方によっては断念した方がいいかと思っているのです。
    店頭に実際に見に行ったのですがこの製品は置いておらず、リッチェルに問い合わせたところ、ネット販売が主なので置いてある店などはないとの返答でした。
    もしよろしければご教授いただけると幸いです。

    • 大高さん

      ご質問にお答えします。

      スイッチを指で横にスライドしながらそれをキープしたままでやや上部へ持ち上げ、開閉するという仕組みです。開け方を見られなければ、子どもが試行錯誤しても容易に開かない難易度が採用されています。

      申し訳ないのですが、大高さんの痛みなど状況が私にはちょっとわかりかねるため明確なジャッジは難しいです。

      今はっきりここで言えるのは、店頭で実際に試せるラインナップからお選びになったほうが、商品選択を失敗するリスクは低いかと存じます。

  3. 大高 より:

    返答、ありがとうございます!!
    もう一度店頭にも行ってみて、検討したいと思います。
    ありがとうございました!

  4. 匿名 より:

    管理人様
    ベビーゲートレンタルを検討し、こちらのページにたどり着いたものです。
    具体例を交えたわかりやすい説明、アドバイスに感謝します!

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