So-netのWiMAXを契約した先にあるものとは?それは評判通りの安心感とバランスが取れたサービス。
2019/10/05
2011年にWiMAX(ワイマックス)を初めて契約してから、はや8年。
モバイル通信を取り巻く環境は日々変化しており、もちろんWiMAXもいろんな波にのまれているのを見続けてきています。1年前とはガラッと状況が変わるのがあたりまえ。
そして、どこのプロバイダのWiMAXがいいのか?の評判もその時々でコロコロと入れ替わってます。
個人的に今までWiMAXは「nifty(ニフティ)」が最高だと思っていたのですが、キャッシュバック自体がなくなってしまい月々のランニングコストに悪影響が。やはりお金は一番重要視すべきポイントです。
そして、ニフティはネット部門の不振から2017年2月に家電量販店のノジマへ身売りされました。これからどうなるかわからない。そんな不安定な会社と長期契約して心中するのもね。今となってはあまりおすすめできません。
では、2019年10月現在、どこのプロバイダのWiMAXがおすすめなのか? どこが一番お得なのか?
WiMAXを使い続け、キャンペーンをずっと見続けてきたWiMAX歴7年目のわたくしめが、WiMAXのサービスを提供する会社をひとつ選んで推薦するのであれば間違いなく「So-net(ソネット)」です。
現にあれこれ比較検討して散々悩んだ結果、So-netのWiMAXを自腹で利用中。
そんないちユーザーが、So-netの何が良いのか?悪いのか?他社よりどこが優れているのか? So-netと契約することのメリット・デメリット、実際の使い勝手や速度計測結果などを徹底的にレビュー(クチコミ)してみるエントリーを書いてみます。
※ 2019年10月最新情報に更新済み。1ヶ月あたりのコスト計算もきっちり1円単位まで最新価格を反映してあります。
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WiMAXを選ぶならこの5社から検討
photo credit: 246-You via photopin cc
どこの会社のWiMAXと契約しようか?と現在進行形でお悩み中の方も多いかと思います。契約の年数縛りがあるので、なおさら悩みますよね。
長年WiMAXを見続けてきた結果、浮き沈みの栄枯盛衰もある中で、やはりこの4社の安定感が光っています。
維持費と安定感から選ぶならこの4社
- UQ wimax:本家ならではの安定感。ただキャッシュバック金額が少ないため月額料金がどうしても高くなる。
- GMOとくとくBB WiMAX2+:キャッシュバック金額は多いが、サービスとサポートが不評極まりない。リスクを自分でカバーできるユーザー向け。
- BIGLOBE WiMAX2+:キャッシュバックは普通。サービスも全体的に可もなく不可もなく。ただ個人的にあまりBIGLOBEにはいい思い出がない。
- So-net WiMAX2+:キャッシュバックが撤廃されたり復活されたり二転三転するが、毎月のランニングコストは良い。サービスにも安定感がある。
WiMAXのサービスを提供しているプロバイダ各社は、UQコミュニケーションズが回線を卸し売りして2次販売をしている構造です。
なので、回線品質やサービスをとことん追求するのであれば最初からUQ本家一択です。ただ、UQ本家はキャッシュバック金額が少ないので月々の料金がどうしても高くなってしまう。正直申し上げて、2次販売のプロバイダ各社と目に見える明確な差もありません。
いろんなオプションなども含めて細かい「ランニングコスト」を重視すると、UQ以外の残りの3社から選ぶのが妥当だと考えます。
他にも家電量販店などWiMAXのサービスを提供しているところは多いですが、サービスの評判や特典などの動きをずっと見続けてきた限り、比較検討するのはこの4社で間違いありません。
他に手を広げて検討しても、時間のムダ。疲れるだけ。結局、この4択に戻ってくるはずです。
で、この中でも「So-net」の安定感が最近際立つ理由とは?
そのあたり、下で詳しく解説してみます。
契約する際にチェックすべきポイント
WiMAXの回線品質はだいたいどこも同じで、大して差はありません。速度も安定も。となると細かいところの差のチェックが必要です。
また、知らずにいて後日損をするようなことにならぬよう、契約条件はきちんと把握しておくことをおすすめいたします。
注目すべきWiMAXの契約条件
後々、知らなかった!損をした!とならぬよう、事前に注目しておくべきチェックポイントを書いておきます。
- 初期登録料、初月料金、機種の代金、ルーターの配送料はいくらかかるのか。無料、有料どちらか。
- 最初の数ヶ月、月額料金が安くなる特典がある場合、割引金額や期間はどのくらいか。
- 契約期間は何年か。契約更新月はいつか。
- 解約手続きはどのようにすればできるのか。即日解約か、解約月月末まで使えるのか。
- 契約解除料(違約金)はいくらか。キャンペーンの特典を受けて途中解約した場合は「キャンペーン違約金」がある場合もあり注意。
- キャッシュバック、特典、おまけなどはいくらをどのタイミングでもらえるのか。
- キャッシュバック、特典、おまけなどはどういう手続きや流れでもらえるのか。
一番大事なのは、キャッシュバックや契約特典がどういうタイミングでもらえるのか? そして、何か手続きなどこちらからアクションを起こさないと特典はもらえないのか?のチェックです。
また、途中解約の際の契約解除料がかかるのは携帯電話と同じです。WiMAXの契約はUQの方針で3年縛りが基本になっています。違約金のかからない契約更新月の管理はきちんとしておいたほうがいいです。
契約更新月で他社へ乗り換えるのもいいですし、同じプロバイダと契約し続けるのであれば一旦解約してから再契約し直して、改めて特典や安い料金プラン、最新機種0円の特典を受け取るのが賢いWiMAXの使い続け方なのは間違いない。
これはプロバイダ自らがおすすめしている方法なので何ら問題はありません。僕もそうやって7年、渡り歩いています。
契約プランとデータ通信量の制限の確認
WiMAXの昔と今とで大きく変わった部分がここ。
2015年より、ある一定の条件で速度制限がかかるようになりました。
以前のWiMAXは「モバイル通信を使い放題」が売りでした。しかしそれをいいことに毎日大量のデータ通信を行い、回線を専有、圧迫するユーザーが増えてしまった。なので一定の条件を超えたら速度制限をかけ、全てのユーザーに平等に回線を使ってもらおう、というのが規制の目的です。
事前に知っておいたほうがいいWiMAXの速度規制は3つ。
- 契約プランによる7GB超えでの速度制限
- 3日で10GB以上の通信に対する速度制限
- ハイスピードプラスエリアモードのLTE回線7GB超えの速度制限
順に説明します。
規制1:UQ Flatツープラスプラン7GB超えで速度制限
まず、WiMAX2+の料金プランには2種類があり、月7GBの通信量の上限が決まっている「UQ Flatツープラス」と、上限のない「UQ Flatツープラスギガ放題」があります。
7GB上限ありだと、7GBに達した場合は回線速度が128kbpsというかなり絞られた低速になります。
WiMAXでがっつり映画を観る習慣のない(映画はほとんど観ず、たまにYouTube)、そんな僕のライトな使い方でも「1ヶ月あたり30GB」は使う。多い月は50GBオーバー。
So-netの管理画面で見られる我が家の直近3ヶ月間のデータ通信量です。
1ヶ月あたり33GB→ 34GB→ 48GB。
なので、料金は普通の「ツープラス」のほうがちょっと安いですが、できれば上限のない「ツープラスギガ放題」のプランをおすすめします。
「ギガ放題」を申し込めば月あたりの使用量の上限は撤廃されるので、月あたりの使用量を気にする必要はありません。
ユーザーの直近のデータ使用量、月のデータ使用量は端末の液晶画面ないし契約プロバイダの管理画面上で確認が可能です。
参考 So-net WiMAX「料金プラン」
規制2:3日10GBで速度規制
どちらかというとこちらの制限、2015年5月より適用され始めた「一定の使用量を超えた場合の速度規制」のほうが、身近な問題かと思います。
この速度規制、2017年にルールが変更になっています。
- 2015年5月~2017年1月:「3日で3GB以上」使うと「翌日13時~翌々日13時の24時間」速度制限がかかる。
- 2017年2月2日~:「3日で10GB以上」使うと「翌日18時~翌々日2時の8時間」速度制限がかかる。今はこのルールが適用される。
ダウンロード、アップロードのデータ通信量を3日で3GB以上使うと速度制限がかかっていたところ、「3日で10GB以上」に緩和されました。
これは非常にいい傾向です。
自分の動画をさして観ない使い方では、3日10GBはまずいきません。けっこうガンガン使っても超えないです。この制限を気にしなくていい緩和は、ありがたい。
速度制限がかかった場合、YouTube動画の標準画質レベルが視聴可能な「1Mbps」に絞られます。
実際に速度制限がかかった状態でスピードテストをやってみました。
ダウンロード、アップロードともに「1Mbps前後」に貼り付きます。
LINEやメールのやり取りやニュースサイトの閲覧など、テキストベースの通信なら特に不便は感じません。ただ、重い画像があるサイトの読み込みや動画閲覧はちょっと厳しいかなあという実際の使い勝手です。
この速度制限と3年くらい付き合ってわかったことをひとつお伝えしておくと、文句言ってもしょうがない「規制は不可避なもの」です。
別に使えなくなるわけではないので、かかったからかかったで淡々と受け入れ、うまく共存する方法を探すのが賢明かと思います。
規制3:ハイスピードプラスエリアモードの速度規制
上の2つの規制は「まあしょうがないかな」ですが、この3つめの規制ははっきり言って「ひどいな」と思ってます。
実はこの規制の存在と詳細、契約してから気付くユーザーも多い。なので事前にお伝えしておきます。
3年契約の売りとして「ハイスピードプラスエリアモード利用時にかかるLTEオプション利用料(1,005円/月)が無料になる」という特典があります。auのLTE回線が「1ヶ月あたり7GBの通信量まで」使えるオプション料金が無料になります。
WiMAXの回線が弱い場所で、auのLTE回線(スマホで接続しているのと同じデータ回線)に切り替えられる。
WiMAXを提供しているUQは、auの会社KDDIの傘下のためこういう連携ができます。
しかしこれ、ひとつ盛大なトラップがあるのです。
ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX回線とLTE回線が両方使えるモード)でLTEの1ヶ月使用量上限7GBをオーバーすると、128kbpsの速度制限がかかります。
じゃあそこからLTE回線を使わないハイスピードモード(WiMAX回線のみ)のモードに切り替えてWiMAXを使えばいいじゃん、と思った方。賢い。
でも残念なお知らせがあります。
WiMAX回線とLTE回線が両方使えるモード(ハイスピードプラスエリアモード)でLTE回線の制限を食らうと、WiMAX回線のみのモード(ハイスピードモード)でももれなく制限がかかります。
いいですか、大事なことなのでもう一度言います。
WiMAXでも制限かかった状態を引き継ぎます。ギガ放題のプラン関係なしに、ずっとWiMAXの使用でも速度制限がかかりっぱなしになるのです。
しかも3日10GBオーバー時の速度制限1Mbpsの約10分の1の速度、128kbpsの速度制限。それが月末まで続く。もはやWiMAXは使い物になりません。
対策としては、ルーター端末の液晶画面で「ハイスピードプラスエリアモード」「ハイスピードモード」の切り替えが可能です。
WiMAX回線のみの「ハイスピードモード」を選択している限り、勝手にauのLTE回線も使える「ハイスピードプラスエリアモード」にはなりませんので過度に恐れる必要はありません。きちんと管理して使えば非常に有効なオプションです。
「ハイスピードプラスエリアモード」はこういった速度規制のリスク含みだというのが事前にわかっていれば、「本当に必要な時だけモードを切り替えて利用し、通常はWiMAX回線のみのモードで利用」といった運用が見えてきます。
今の3年契約には「ハイスピードプラスエリアモード利用時にかかるLTEオプション利用料が無料」の特典が必ずついてくるため、この速度制限はちょっと頭の片隅に置いておいたほうがいいポイントです。
ソネットのWiMAX いいところ悪いところ
検討って疲れますよね。これだけ細かいと途中でイヤになって「誰か決めてくれ」ってなる。よくわかります。
WiMAXのサービスはいろんな会社が提供しています。各社を比較する中で、なぜソネットがおすすめなのか?
ソネットのいいところと悪いところを一緒に考えてみます。
いいところ1:月の維持費が安い
一番気になるのはやはり「月額料金がいくらになるのか?」だと思います。
通信費は手元に形として残るものではないので、なるべく安くあげたいもの。
So-netはキャッシュバックによって月々のランニングコストを相殺して安くする、という考え方でしたが2018年7月からキャッシュバックをなくして「月々の料金を割引する」というシンプルな方法に変わってます。
So-netも他社対抗でキャッシュバック方式にしてみたり、キャシュバックを撤廃してシンプルな料金プランにしてみたり、と試行錯誤をしているようで大変です。
コストを細かく計算していきます。
今、So-netのプランで選べる機種はモバイルルーターの「W06」「WX05」、あとホームルータータイプの「L02」「HOME 01」
3年契約。初月無料で、初月から解約手数料のかからない更新月まで含めた総利用期間は38ヶ月となります。
プランは「Flat ツープラスギガ放題(3年)」。モバイルコース月200円は月額料金に入ってます。それに消費税とユニバーサルサービス料も入れて「本当にかかる月額料金」を計算してみます。
どこも日割りが多い中、So-netは初月は「無料」
コスト:(契約事務手数料:3,240円)+(機種代2万円相当が:0円)+(端末送料:0円)+(初月料金:0円)+(2~13ヶ月目:3,650円×12ヶ月)+(14~38ヶ月目:4,729円×13ヶ月)+(契約更新月の38ヶ月目:4,729円)+ (ユニバーサルサービス料:2円×38ヶ月)
コスト ÷ 実質使用38ヶ月 = 1ヶ月あたり「4,351円」
1ヶ月あたり4千円ちょっとでSo-netのモバイルネット回線を使いこなせます。
あとは無料特典:LTEオプション1ヶ月1,085円 × 38ヶ月分 = 総額41,245円
LTEオプションのLTEオプション無料を引くと 1ヶ月あたり「3,266円」になりますが、これはおまけみたいなものなので。
ソネットのいいところを続けます。
いいところ2:キャッシュバック申請手続きが不要
キャッシュバックうんぬんでよく比較されるのが、上で検討候補にあげたGMOとくとくBB WiMAX2+を提供している「GMO」という会社です。
ここのキャッシュバック請求がとにかくややこしい。メールが来て、返信して、手続きをいくつかこなしてようやくもらえるという、ユーザーにかなりの手間を強います。うまくやらないとキャッシュバック権利が消えるらしいです。なにその偉そうな感じ。
その点、So-netはキャッシュバックが撤廃されたので受け取り自体がありません。
キャッシュバックが高額なだけに、きちんともらえるのだろうか? 大丈夫だろうか?といった心理的負担は意外と大きいものです。その手続き自体がないのは安心できるポイントです。
ユーザー自ら進んで余計な不安を取りに行く必要はない。
いいところ3:機種が安い
例えばUQ本家だと機種を購入するために機種代を支払う必要がありますが、So-netは機種代が「0円」の特典があります。
しかも最新機種が0円。そのまま自己負担なく、すぐにルーターをもらえます。
携帯電話のように分割で機種料金を払い続ける必要もありません。レンタルでもないので返却する必要もありません。
機種代金はそのまま1ヶ月あたりのランニングコストに直結してくるため、0円の特典はじわりじわりと効いてきます。
また、最新機種のアップグレードするサービスもあります。利用期間によって機種変更代が変わりますが2年10ヶ月目以降は機種変更代が「0円」
これ、UQ本家が提供しているサービスで、上で挙げた「WiMAXを契約するなら4択」のうち、UQ本家、BIGLOBE、So-netは対象。GMOはこのサービスの対象外です。
なんで?ってなるんだけど、ややこしいので端折って説明するとSo-netはUQから回線を仕入れて売っているUQ一門のため、この機種変更0円サービスが提供できるようです。GMOはUQ一門ではなく他の流派です。
いいところ4:サポートが充実
何か困った時のサポート体制がしっかりしているか?は重要なポイントです。
So-netは歴史のある大手プロバイダなので心配ご無用。
管理画面もどこに何があるのかわかりやすいし、ヘルプも充実。
電話は混雑状況により繋がるまで時間がかかってしまう時もあるけれど、きちんと応対してくれるし、メールでの質問もきちんと回答してくれます。
昔、家電量販店の提供しているWiMAXと契約して、こちらの言いたいことをまったく理解してくれないサポートのレベルの低さに疲れ切ってほとほとイヤになったことがあります。
その点、やはり大手プロバイダのサポートは経験豊富で細やかな対応をしてくれる。力強いサポート体制は、やはり何かあった場合の安心感に直結します。
いいところ5:解約がすぐにできる
最後のいいところです。
まだ契約する前なのにいきなり解約の話ってのもおかしいですが、ここ大切なポイントです。
世間で不評過ぎるためどうしても比較対象にしてしまうのですが先ほど例にあげたGMOは、解約申請書を取り寄せ、郵送であれこれやり取りをしないと解約できないようです。もたもたしていると解約金のかからない更新月を過ぎてしまいます。
その点、So-netの解約はネット上からすぐに手続きができます。
日割りはできませんので、解約月は月末最終日までまできっちり使いきって解約が可能。解約予約がネット上で事前にできるため、解約月の月末直前で慌てたりするようなことにもならず余裕を持って解約ができます。
悪いところ:支払いがクレジットカード払いのみ
いいところばかりではなんなので、悪いところもお伝えしておきます。
ソネットのWiMAXは、月額料金の支払いが「クレジットカード」のみしか受け付けていません。銀行口座引き落としなどはできない。ここは気になる人は気になるポイントだと思うので、事前にお知らせしておきます。
その他の悪いところはないのか?といろいろ考えてみたのですが、今まで説明してきたように目立ったアラもなくバランスのいいサービスを提供しているのがソネット。
むしろそのバランスの良さが「ソネットのWiMAXのいいところ」でもあると感じます。
まとめ:比較して最後はやっぱりSo-net
回線品質は問題ない
WiMAXの回線品質はだいたいどこの会社も一緒。そんなに明確な差がでるものでもなく、正直、あまり比較のしようがないところです。
So-net WiMAX2の回線速度のデータを手元で取ってみました。
計測時期は2018年3月。場所はWiMAXユーザーが多いであろう東京都内。機種はファーウェイ製W05。速度が出やすい(と言われている)5GHz帯。
自宅や職場で時間帯をばらつかせて計測。
回線と機種が良くなったためか、平均してダウンロード速度が50Mbps前後が余裕で出ます。速度規制でヘビーユーザーがいなくなった影響もあるかもしれません。
最近は自宅で計測するとダウンロード速度100Mbps超えて振り切ったりも。
しかもこれ速度が出やすいL01系の固定ルーターじゃなくて、固定より速度の劣る「モバイルルーター」での速度です。周囲に飛んでるWi-Fi電波を見ると、我が家周辺にWiMAX端末を使っている人が3人くらいいて取り合っているはずなのに、それでもこの速度が出る。
参考までに、この1年前の2017年2月に同じように東京都内で計測場所と時間をばらつかせて計測したのがこちら。機種はNEC製WX03。5GHz帯。
ついでに2年前(2016年)の同じ時期に同じ環境で計測した速度はこちら。ルーターはNEC製のWX01。
比較ポイントをまとめると
- 2年前に20回計測してダウンロード速度の平均が「18.04Mbps」
- 1年前の20回計測の平均が「33.80Mbps」
- 今回の20回計測の平均が「50.13Mbps」
計測した場所はほぼ同じで環境は変わっていないため、この2~3年で回線状況がかなり良くなっているのを体感できます。あとモバイルルーターの新機種の性能差も。
ダウンロード速度が平均30Mbpsも出ていればネット接続はまず事足りる。上を見ればキリはありませんが普通に使う分まったく不満なく使えます。
こればっかりはアンテナとの距離などユーザーそれぞれの使用環境に大きく依存するので一概に何とも言えない部分ではありますが。東京都内で下りの速度50Mbpsがそこそこ安定して出るモバイル回線なら多くを求めないかぎりこれで十分です。
今後のさらなる回線の安定や速度拡大にも期待しています。
【追記】ルーターの機種は何がおすすめか?
よくブログのコメント欄から聞かれる「ルーターはどの機種がいいのか?」の疑問に対する答えを出しておきます。
最新機種は「W06」「WX05」「L02」「HOME01」の3択です。
ファーウェイ製の「Wシリーズ」とNEC製の「WXシリーズ」は実際に過去いろいろ使い比べてます。あと固定ルーターのファーウェイ製の「Lシリーズ」も使ってます。
知り合いに相談されたとして、NECで。ホームルーターなら「HOME01」、モバイルなら「WX05」をおすすめしておきます。
理由を書く。
パターン1:固定回線代わりのユーザーはL02
WiMAXの回線を持ち歩かず、固定回線代わりに自宅などに固定して使う予定のユーザーの方。
「L02」と「HOME 01」どっちがいい?
回答は「HOME 01」です。
台湾メーカーのファーウェイ、昨今いろいろと言われてます。正直、ファーウェイの端末もいいです。モノとしては。
しかし、Googleのアンドロイド供給が止まったりとWiMAX端末には関係なにせよ今後どうなるかわかりませんし、不安抱えながら使うのも・・・。
あえてリスク取る必要はないかな、です。
パターン2:モバイルルーターはWX05
固定タイプは選択肢にないユーザーに向けた回答。モバイルルーターなら「W06」と「WX05」どちらがおすすめか?
僕はずーっとWiMAXのルーターはWX派でNECを推してきてます。日本のメーカーを応援したいですし。
使い比べると、過去、操作性だとファーウェイ製の「Wシリーズ」に軍配が上がります。
これもここ最近のファーウェイの危うい立場から、NECを選択せざるをえない。
機能的な安心感は、NEC製の「WXシリーズ」です。メインで使ってるWX04はほぼ毎日持ち歩いて派手に落としたりもしてるけど一度も故障がありません。
自分の環境だと現行機種の一個前の「W05」と「WX04」を比較すると「WX04」のほうが電波のつかみも良い。速度テストの結果も自分の環境ではWXのほうがほんの少し早かったです。
正直「どっち選んでも同じようなもの」です。
悩みますよね。友人に「決めてくれ」と言われたら「WX05」をおすすめします。
クレードルは必要か?への回答
「クレードルは買ったほうがいいのか?」について回答すると「買ったほうがいいです」
理由は
- クレードルにより電波の受信と感度が確実に安定するから。
- 充電の際に充電ケーブルとルーターの差込口を毎日合わせるのが面倒なため、充電スタンドのようにルーターをガチャっと立てればすぐに充電が始まるクレードルはかなり便利。
個人的には充電時の手間がかからない理由が大きい。以前、クレードル代をケチって毎日ケーブルを挿してましたが、1週間でイヤになってクレードルを追加で買い足しました。
クレードルはWiMAXを使った生活をするうえで必須アイテムであり、ここ迷うのはわかっていますが僕は躊躇なく「買います」です。
充電は毎日のこと。クレードル代は3年間の利用で十分元が取れます。
現行機種のファーウェイ「W06」は「最初からクレードルの用意がないです」。先代の「W05」まではあった。
NEC「WX05」は、別売りでクレードルを売ってます。
モバイルルーターのW06とWX05、どちらにするか?
上の回答で「WX05」をおすすめする理由は「ルーターが用意されているから」も大きいです。
【追記2】申し込みタイミングと機器到着日数について
これで追記は最後です。長くてごめんなさい。
自分が疑問、不安に思ったところをすべて事前にお伝えしておこうと思うとこんなに長くなってしまう。お付き合いいただき恐縮です。
コメント欄から「申し込みタイミングと機器がどのくらいで届くのか?」のご質問をいただきましたので、整理してまとめておきます。
質問1:契約開始のタイミングはいつか?
ユーザーの契約開始タイミングは「申込み時か?」「ソネットからWiMAX機器が発送された時?」「ユーザーにWiMAX機器が届いた時?」
ソネットの場合、「ユーザーの手元にWiMAX機器が届いた時」です。
そのタイミングから契約スタートです。
質問2:WiMAX機器はどのくらいで届くか?
ソネットの公式は申込みから「早くて3~4日」「遅くとも1週間」でユーザーへWiMAX機器が届くと言っています。
繁忙期や閑散期によって異なりますが、自分が申し込んだ繁忙期であろう4月上旬の場合は
- 4月2日14時:ネット経由で契約申し込み
- 4月5日19時:ソネットから「発送に関する連絡」メールが届く。メールには発送日が翌日4月6日になることとゆうパックの追跡番号が記載されていた。
- 4月7日:東京都内の自宅へ到着。
申し込みから5日後に手元にルーターが届きました。ご参考まで。
【追記おしまい】
最終結論:お金を取るか?安心を取るか?
とことん安く!を追求し、手間やリスクを自分でカバーできて月額料金の最安値を追いかけるのであれば他社の選択肢もありです。
「キャッシュバック受け取りの労力や時間がかからない」といったユーザーの手間が少ない。「サポートの質」といったサービスがきちんとしている。
それらに月々の利用料金を天秤にかけてトータルで考えてみると、大手プロバイダならではの安心感があってユーザーの評判も良い「So-net」が現状一番バランスがいい。
現状、So-netの「Flatツープラスギガ放題」プランを選択するのがベストです。
散々あれこれ悩んだ結果、僕もSo-netを契約して毎日使ってますが、回線品質やサービスに不満はありません。
判断基準は人それぞれなので押し付けはしません。
安さだけに飛びついて「安かろう悪かろう」を掴むのではなく、3年という長い付き合いの中で「安心」と「サービス」がその価格に見合うかどうか?をよく見極めると、So-netはあなたの要望にきちんと答えてくれるはず。最終的にSo-netを選んだ自分は「安心」を選択したのだ。です。
この記事が「WiMAXはどこの会社がいいのだろうか?」とお悩み中の方の参考になりますと嬉しいです。
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Comment
いつもブログを楽しみに拝見させて頂いております。
今回は、2015/11/1に、So-Net WiMAXを契約しました。
本当に突然金額が変わるんですね。驚きました。
ねむたいさんのページからだと通常よりもキャッシュバック金額が大きくなったので、助かりました。
五拾さん
コメントありがとうございます。いつもブログを読んでいただいてありがとうございます。
自分が見ていた限り11月に入ってキャッシュバック金額が動いた事実はなさそうなのですが、変わっていたんですね。契約ページによってキャッシュバック金額が違うのは変わりなくそのままです。
ともあれ、現在の上限でご契約できましたようで何よりです。
今後ともブログともども宜しくお願い申し上げます。
節約情報、いつも利用させていただいています。トライワイマックスを使用して、使い勝手が良かったので、申し込みをしようとしているのですが、
お教えいただきたいのですが、
2ヶ月目以降の利用料金ですが、URLからとんでみると、
980円、4050円、4179円と記載があるように思うのですが、これは何か安く見せてる数字でしょうか?
また、ご存知でしたらお教えいただきたいのですが、初月は、申込日でしょうか?
機器発送日or到着日でしょうか?
月末なので、いつ申し込むか、見計らってます(^^;;
さちこさん
コメントありがとうございます。
ご質問にお答えします。
>2ヶ月目以降の利用料金ですが、URLからとんでみると、
>980円、4050円、4179円と記載があるように思うのですが、これは何か安く見せてる数字でしょうか?
ややこしいのでシンプルにして欲しいところですが競合他社見ながらの料金設定やキャッシュバック金額設定しているようなところもあり、まあそういうことかと思います。これにモバイルコース200円/月がかかります。記載はありますが大々的に入れた金額じゃないってことはまあそういうことかと思います。
>また、ご存知でしたらお教えいただきたいのですが、初月は、申込日でしょうか?
>機器発送日or到着日でしょうか?
ユーザーが機器を受け取ったタイミング=利用開始月になります。
あんまり大きな声では言えませんがタイミングをミスって月末の月内に届きそうな場合は配送業者の営業所に留め置きしておいて1日に引き取りに行くという荒業もありのようななしのような。So-netは僕の時はゆうパックで来ましたけど今はそのままか変わっているかわかりません。
ちなみに繁忙期、閑散期、平日や長期連休などが絡むとそれぞれ納期は異なるのでしょうが、So-net公式は早ければ申し込みから3~4日、遅くとも1週間で機器が手元に届くと言ってます。
自分の場合は、4月2日の14時に申し込み→ 4月5日19時に「発送に関する連絡」メールが届いてそこに記載のSo-netからの発送日が翌日の4月6日→ 4月7日に東京都内の自宅へ到着という流れでした。申し込みから5日後に手元へ。4月上旬の繁忙期のパターンとしてご参考まで。
これ、上にも追記しておいたほうが親切ですね。聞いていただいたおかげで気付きました。ありがとうございます。
なるほどー、1と2、共通で、200円かかるって書いてありますねー。
それに消費税が必要になるわけですね。気がつかなかったかったです。
ありがとうございます。
それから、早速、追記ありがとうございます。
子育てしていませんが、これからもお得情報求めて覗きにきますー。
さちこさん
返信ありがとうございました。そうですね、消費税とあと細かいこと言えばユニーバサルサービス料もかかります。
お役に立てたのであれば嬉しいです。引き続きブログともども宜しくお願い申し上げます。
奥がとっても深いスマホ格安携帯&WiMAXについてご伝授下さい。長文です(。>﹏<。)
旦那は来月4月更新月UQ シンプルプランM (携帯本体残債 1030円あり今月分) 月4300円
妻 au通話のみ今年の11月更新月+UQ高速データプラン980円 の2台持ち 月2000円
UQモバイルの速度の速さに旦那が別の会社数社で試した後に現在のUQモバイルに落ち着いてます。私は、Ymobileにもちょっと惹かれるのですが..試したことはありません。
さて、
①旦那妻共に同じ更新月に揃えたいが妻は今解約するとauガラケーの違約金発生&何処に乗り換えするのが良いか不明
②このまま二人共UQモバイルを継続する
③WiMAX契約で旦那のみ乗り換えau1ギガ契約にする(auで欲しいAndroid携帯あるらしい) 1ギガだと足りないのでWiMAXも契約
④子供来年度 新中高ありの為、そのタイミングでもう一台スマホ増やせたらベスト
どうしたら良いでしょうか??
携帯代を安く済ませたいので乗り換えしながらでもUQモバイルと何処か?という形に落ち着きたいのですが、調べていくうちに膨大過ぎて解らなくなりました。
店舗では、旦那は更新月の来月より残債あっても今月契約の方が携帯本体安く買える(10800円らしい)し、今月ならUQの違約金10700円弱は店舗が持ちますとの内容で言われたみたいです。
みこたろうさん
いろいろお悩みのようですね。お疲れ様です。
積極的に情報を集めて検討される奥様で素敵です。
基本、今は格安スマホはワイモバイルかUQ選んでおけばハズレはないです。サブブランドを優遇していないとソフトバンクやauはしれっと言ってますがウソだと思います。
ソフトバンクはワイモバイルへの誘導も露骨で激しく、じゃないと2017年→2018年で200万回線から400万回線へと倍増するわけありません。
ソフトバンクとauどっちが好きかでワイモバイルかUQになりますし、まあどっちもどっちです。ソフトバンクはこの間障害起こしてましたけど、そういうのも選択のポイントではあります。
みこたろうさん家の最適解を提案するのは難しいです。が、我が家もそうでしたがまず何が一番のネックでストレスの元か。お分かりのようですが先決は①の「夫婦の更新月を一緒にする」です。
ここを整えない限り、この先ずっと何年も頭を悩ますことになり余計な時間がかかります。春商戦で予算があってメーカーかお店か知りませんが負担してくれるタイミングで、多少は違約金の身銭切ってでも整理しておいたほうがいいと思います。やるなら決断して今。いずれやるならとっととやっておいたほうがいいです。
うちは妻の携帯電話の名義も全部僕に寄せて変更しました。契約のときに身分証明書やら委任状など面倒だから。乗り換えのキャンペーンが水物なので乗り換えたいときにすぐに単独で動けるように。
この大手術をやる前提から、細かいプラン設定や子どもの回線分増加(もちろん更新月をあわせる)計画へ、じゃないと一向に話がまとまらないと思います。