子どもを撮影するカメラの選び方&いいカメラってやっぱり綺麗に撮れるものなの?を検証する
「カメラなんて撮れりゃなんでもいいんだよ」
と、つい最近まで思ってました。
そんないいかげんな感じなので、息子の成長記録の写真も一応撮るには撮っているけど、けっこう適当。ビデオは「後で見ないよな」とほとんど撮っていないし、カメラは5年前に買った傷だらけのデジカメ。いやむしろ「スマホで十分だ」と思ってやってきた。
「記憶という写真に残ってるからいいのだ」とは、かなり雑な発言ですが、その貧相な記憶力も日々の育児に追われるとかなり怪しくなってきました。マズいぞ。
「よし、新しいカメラを買おう!」それで「家族の写真を撮りまくろう!」
今さらながら一念発起。3年遅い。
ついでにブログの掲載写真も、鮮明かつ美しいメシ撮りで、みんなのお腹をぐうぐう言わせてやるぜ!とか思ったり思わなかったり。グルメブログ違いますけどね。
今回は、いろいろ調べた中で気付いた「子どもを撮る目的のカメラ選びのポイント解説」と「ほんとにカメラで写真の綺麗さって変わるもんなの?」を検証してみます。大盛りです。
これからカメラを買う人にカメラの選び方を残しておく
最終的には高いカメラに行き着くよ
最初は「1万円くらいのカメラでいいだろ」と思って探し出しました。しかしそのレベルだと、今やスマホのカメラのほうがマシだということにすぐに気付いた。
凝り性を発揮していろいろ調べ、家電量販店の店員やメーカー派遣の販売員を捕まえて話し込むと、なぜかどんどん予算が上がっていく不思議。カメラの世界は奥深い。
そしてやはり「鮮明で綺麗な写真が撮れるカメラが欲しければ、高いの買わなきゃ」という当たり前の結論にたどりつく。
ただ、いくらいいカメラが欲しくても、カメラを首からぶら下げる趣味はない。一瞬、ミラーレス一眼やデジタル一眼も本気で検討したが、やはり「携帯性」は捨てがたい。
「携帯性がありつつも高画質で、予算は3万円くらい」
かなり見て回った。聞いて回った。そして優柔不断をこじらせて、「あー!もうわけわからん!」となるのはいつものパターン。
カメラ選びの基本的な考え方
まず自分が「カメラに何を求めるか?」のポイントを絞ったほうが良いみたいです。
- 主に撮影する被写体は何?どんなシチュエーション?(風景?子ども?屋外?室内?)
- 機能的に何が最低限欲しいか?(画質?起動やキビキビ撮れる感じ?高倍率ズーム?手ブレ補正?)
- お任せでそこそこ撮れればいいのか?細かい設定を自分でしたいのか?機能的な介入の余地
- 大きさ、携帯性はどこまで許容できる?
- 予算はいくらまで出せるか?
求めるポイントを固めると、おのずと自分が買うカメラのラインも見えてきます。
「カメラのセンサーのサイズが大きければ、光を多く取り込むので画像が綺麗に撮れる」
これがカメラの基本。センサーが大きければカメラのサイズは必然的に大きくなりデジタル一眼に向かっていくし、高倍率ズームを搭載すればレンズは大きく長くなって携帯性がどんどん落ちる。
「高画質で、携帯性に優れてコンパクトで、高倍率ズーム搭載な高機能で、価格が安いカメラ」という全部いいとこどりのカメラはこの世の存在しません。あきらめてください。
「子どもを撮影する」に絞ったカメラ選択のポイント
「子どもを撮影するカメラ」に使用目的を絞った場合、僕がカメラのどの機能に注目したかまとめておきます。
- 手ブレ補正はしっかりあるか?強いか?
- 動く子どもをしっかり撮れる撮影モードがあるか?(シャッタースピードの調整)
- 動く子どもにピントをすぐに合わせられるか?(タッチパネルでピントを合わせる/被写体の追尾など)
- ズーム機能をどこまで求めるか?(発表会や運動会などで遠方から子どもを狙う場合など)
- 子ども撮るなら携帯性は重視だよね?(大きいサイズで持ち歩きが面倒なため家に置きっぱなしなんて本末転倒)
あと動画撮影はカメラで撮るのか、ビデオカメラに譲るのかといった動画撮影機能の使用or不使用も考えつつ。
F値など細かい部分の説明はあえて省いていますが、まずはカメラを「子どもの撮影」中心で考えていくなら、上記のポイントに注目。特に「じっとしているわけがない被写体をどう写すか?」が一番大切かも。
「何を自分がカメラに求めているか?」を考え、いる機能といらない機能のふるい落としをして、カメラを選定していくのがゴールへの近道です。
実際のカメラを見に行く際のポイント
買うラインが見えたら、家電量販店の店頭で実際にカメラをいじり倒して、「自分に合うかどうか?」のチェック。
起動のレスポンスはどうか?シャッターやボタンの使い勝手はどうか?手にしっくりくるか?
操作性は、けっこう直感とフィーリングで選んでしまっていいような気がします。
あとは画質が自分の好みか、否か。自然に近い色が好きか、くっきりはっきりな色が好きか、仕上がりはメーカーや機種により様々。完全に好みの世界です。
カメラごとの画質の傾向については、カメラ好きな人の率直な意見を書いているブログがたくさんあり、けっこう参考になります。その機種で撮影した写真がたんまり見られる。みんな、ほんとに写真うまい。
カメラ探しの方法で「なるほど」と思ったのが、家電量販店に自前のSDカードを持ち込み、店員さんに許可を取って試写させてもらう方法。それを自宅でパソコンで確認したり、プリントアウトして、実際に比較する。
店頭のカメラの液晶画面だけじゃ、撮った写真の画質の良し悪しは何一つわかりません。
しかしこの試写をやろうとしても、家電量販店のカメラは盗難防止のコードに繋がっており、うまくSDカードが入らない場合も多い。4台のカメラを試し撮りして比較したいのに、まともにSDカードが入れられたの1台だけとかザラ。
断りを入れた店員さんが横からいなくなってしまうと、他の事情を知らない店員さんから「カメラの裏蓋を開けたりして怪しいな。こいつ万引き犯か?」という疑いの目で見られ、包囲網を敷かれる。悪いことをやっていないのに、なんか悪いことをしている気分になり、無駄に汗だくになる僕のような小心者はあんまりやらないほうがいいかもしれません。
で、このカメラを買った
結局、携帯性を重視し、サイズはコンパクトデジカメに絞りました。気軽に子どもを撮りたいので、持ち歩きが楽じゃないと困る。
高倍率ズームは捨て、コンパクトデジカメの中でも高級ラインでセンサーサイズが大きく、F1.8の明るいレンズ搭載で、操作性もまあまあ。2年前発売の型落ちながらも、今なお評判のいいSONYのDSC-RX100というモデルを購入。一眼レフのサブ機として、カメラ好きでも満足している人が多いとのこと。
小型のコンデジに比べると大きくて重い。しかしこのくらいの重量感なら逆に手に馴染みがいいです。毎日カバンに放り込んで持ち歩いていますが、持ち歩きにも支障なし。
動作感は、比較検討した同価格帯のCanonやFUJIFILMが「ウィーン」って立ち上がってすぐに撮れるとしたら、SONYは「ウイィーーン」くらいで立ち上がりがワンテンポ遅い。でも1ヶ月使ったら、基本がこのもっさりなので慣れた。そういうもん。
あと、知っていて買ったけど、こいつはあんまり接写には強くない。ブログ用のブツ撮りのコツがまだつかめません。
それ以外は特に不満もなく、もっさりも電源オン・オフ時だけなので、快適なカメラです。
購入者特典で「撮影のコツを書いたハンドブック」がもらえます。使いにくいと悪評極まりないSONY製の画像編集ソフトをパソコンにインストールしてユーザー登録すると本のデータがもらえるという仕組み。しかしGoogle検索したら、登録なしでSONY公式サイトで配布しているハンドブックのPDFファイルに、一発で飛べました。
参考 ソニー公式「RX100撮り方手帖」
この撮影のコツは参考になります。で、うれしくって1ヶ月間、写真を撮りまくった結果、やはり明らかに感じるのはこのカメラの「画質」の良さ。素人にも違いがわかる。
旧カメラと新カメラの写真を比較してみよう
我が家の5年前購入のキャノンIXY 220IS(当時2万円ちょっと)と、今回購入したソニーのDSC-RX100(3万5千円)を比較してみた。撮影モードは両方とも、カメラにおまかせモードで特にいじってません。
旧カメラ
新カメラ
旧カメラ
新カメラ
旧カメラ
新カメラ
旧カメラ
新カメラ
旧カメラ
新カメラ
「おまえ、写真のセンスないな!」とかモノ投げないでー
このブログを見てもらってる人のディスプレイ環境にもよるとは思いますが、前者のキャノンでぼやっとした部分が、後者のソニーではくっきりはっきり写っています。日の影の部分や、色も鮮明です。ここには掲載していませんが、人物写真なども、プリントしたら違いがかなりわかりやすく出ました。
この違いを「だいぶ違う」と取るか、「全然変わらないじゃん」と取るかは人それぞれです。好みもある。
でも、「ああ、カメラによって撮影結果に違いが出るのって本当なんだな」というのが少しでもわかってもらえたら、「こいつ、2台のカメラ並べて何撮ってんだ?」と通りすがりの人に訝しがられながら写真撮影した僕の苦労が報われます。
まとめ:「子どもを良いカメラで撮りたい」は正しい
デジタル一眼の世界に飛び込んでしまうと、レンズを買い揃えたりと、凝り性を発揮してお金を激しく使ってしまいそうで怖いです。今回は、コンパクトデジタルカメラの世界で背伸びして「ちょっとだけいいもの」を買ってみましたが、所有欲も満たされ大変満足しています。
同じ「コンパクトデジタルカメラ」というカテゴリーの中でも、下位機種と上位機種との差はかなりある。写真の仕上がりの違いが明白。その違いにお金を出すかどうかは、ユーザーそれぞれの考え方だと思うけど、少なくとも僕は「買い替えて良かったな」と思っています。
あとはいくらカメラが良くても、撮影者の「センス」と「腕」次第なんですけどね。
たぶん自分の子どもを良いカメラで撮って、いい写真を残したいという親心は正しいものなのだと思う。子どもの生き生きとした表情や成長の過程を、鮮明な写真で残してあげるのは親の務めなのかもしれません。
将来、我が子の結婚披露宴の時の「プロフィールムービー」で、相手方のほうが子どもの頃の立派な写真が多くて、「なんでうちはいい写真がないんだ!」と恨まれるようなことがないようにきちんと撮っておかないといけないなあとか、気の早いことを考えていたりもする。
20~30年後の結婚披露宴に「プロフィールムービー」なんて廃れてるかもしれないし、そもそもきちんと結婚してくれればの話ですけどね。
カメラの質で、写真の出来はまったく違う。雲泥の差。
まずは自らの目で確かめてみることが大切。求める機能と予算の中で、ベストのカメラとあまり悩むこと出会えたら最高ですが、そんな簡単にいかないのがカメラ道みたいです。お互いにがんばりましょう。
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Comment
コンデジが壊れ、今物色中なので、面白く読ませていただきました。SONYは候補の一つですが、3年使われてみて、耐久性は如何ですか?カメラ以外のSONY製品が、突然壊れて短命だったという経験を過去にしているので、SONY=脆いというイメージがあり、カメラはどうなのかな?と気になっています。
さちこさん
ご質問にお答えします。
短命だった商品が過去にあるとそのメーカー全部に疑心暗鬼になるお気持ち、よくわかります。うちの場合だとそれはパナソニックですが、ソニーも一定期間が過ぎると壊れるパターンが多くネット上でソニータイマーなどと揶揄されていたりと、ただこれは商品個体とユーザーとの相性や運だったりするのでなんともです。
我が家のRX100は今でも現役バリバリです。もう丸3年ですかね。仕事でもこのブログ用写真でも使ってますので相当使い倒してる部類だと思います。
ケースに入れてますが、リュックの底に常に放り込んであり荷物に潰れたり雑に扱ってますが壊れません。外部の損傷もさほど。液晶部分に最初は保護シートを貼っていたのですがすぐに取れるので諦めてそのまま使った結果、ケースに出し入れの際にチャックとスレて液晶の表面の塗装がハゲまくってはいます。そのくらい。
当初の感想通り、RX100は接写、ブツ撮りには向いてません。あれこれ試行錯誤したのですがなんかぼやっとしていまいちピシっとした写真が撮れない。
人物や風景の撮影はさすが1インチセンサーだと思います。パキッとメリハリのある画質で特に快晴の日に撮ったスナップ写真をプリントすると、背景がなんじゃこりゃすげえきれいだなと感嘆の声が思わず出るレベルです。あと自分は特に夜間撮影しないのでそんなにメリット感じませんが、暗いところで夜景を撮った時にセンサーが明るくてすごくきれいに写るもんだなと感心しました。
さすがに初代だとちょっとソフト面では古さを感じ、今は同じRX100でも5thまで出ているので買い替えを検討しましたが10万円超え。量販店の店員さんも僕の使用目的(ブツ撮り多い)ではRX100の新型にしたところでさしてメリットは享受できないと断言され、アップグレードで一眼レフを勧められてそのまま検討は棚上げしてます。
やはりコンデジは「持ち歩きがしやすい」のがいい。写真に興味がない、趣味でない人間にとっては一眼レフはそのままほこりをかぶる可能性が高く躊躇しています。
長くなりましたが、SONYが相当気合い入れて作っているモデルでもありますし、望遠は切り捨てられる、予算がそこそこある、コンデジでもいい画質、を求めるのであればRX100シリーズはおすすめできます。
ありがとうございます。参考になりました。
暗所や人物はきれいなのにブツ撮りは苦手とは意外ですね。
ブツ撮りは私も記録としてよくやるので、その辺もよく考えなきゃと思いました。
デジ一もタブレットも持っているので、コンデジに何を求めるのかをはっきりさせないと、機種選びの迷路にはまってしまいます。そうこうしているうちに運動会シーズンが近づいたせいか、軒並み値上がりの感が。タイミングの見極めも含め、もうちょっと頑張ります!
さちこさん
コメントありがとうございます。お役に立てたのであれば良かったです。
おっしゃる通り、機能、要望、価格、全て完璧でユーザーの希望を完全に満たしたうえコスパ最高!なんて商品はコンデジ界には現状ないため、何を求めるか、もとい何を捨てるか何を妥協するか、の優先順位づけが一番最初にやることかと存じます。
さちこさんが納得のお買い物ができますこと、願ってます。購入のあかつきにはどこ重視して何買ったか教えてくださーい。