Amazonで一番売れてるおすすめサーキュレーター使用レビュー。サーキュレーターのある生活のメリットとデメリットも語ってみる。
2016/07/10
最初は「サーキュレーターなんていらないでしょ派」でしたが、いろいろ調べてみたら使えそうだと判断。ただ確信は持てず、半分は興味本位と実験がてらサーキュレーターを購入してみました。
サーキュレーター自体、「風を起こして空気を循環させる」という目にはっきり効果が見えるアイテムではないため、「自らの環境で使ってみないとなんだかよくわからずイメージしにくい家電」ではあります。
今回は、我が家が購入したAmazonで一番売れているサーキュレーターZEPEALのDKS-20Wの使用レビュー。とりあえず梅雨と夏、3ヶ月間ひたすら回し続けたらいろいろわかってきた。
購入検討中の方に向け、サーキュレーターを使ってどんな効果を実感しているか?も含めてあれこれ感想を書いてみます。
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ZEPEALのサーキュレーターを選んだ思考経路
そもそもの「サーキュレーターと扇風機って何が違うんですか?」から電器店の店頭で店員さんに話を聞いたり、高級なサーキュレーターをいじり倒してみたりと比較検討を一通りしてみた。
サーキュレーターの特徴や比較ポイントは、別の記事に詳しく書いております。
関連記事 3分でわかる「サーキュレーターと扇風機の違い」と「サーキュレーター選びの比較ポイント」
サーキュレーターの主な比較ポイントは、自分の使用環境とよーく照らしあわせての
- 風力:どのくらいの風の強さが必要か?
- 静音:静音性は求めるか?
- 付加機能:首振り・リモコン・タイマーは必要か?
- 消費電力:電気代はどこまで許容できるか?
です。風力は羽のサイズによって大きく変わり、8畳クラスなら15cm、14畳クラスなら18cm、20畳クラスなら23cm、と言われている。
多くの機能と性能を求めれば、購入金額が高くなるのは当然。
で、商品を選んだ際の、我が家の思考回路は以下の通り。
- 使用環境は6畳の洗濯物部屋干し環境だから、そこそこの風が元気よく出れば良い。
- 赤ちゃんはいないし、就寝時に使うことも想定していない。静音性はさほど求めない。そりゃ静かなほうがいいけどさ。
- 空気の循環のためには首振り機能は便利だろうけど、当然、価格が高くなる。安いモデルの首振り機能は、首を振るだけで余計に音がうるさいとのレビューを発見。そんなポンコツ機能ならハナからいらない。
- 遠くから使う予定もないのでリモコンもいらない。
- 寝てる時に使う予定もないのでタイマーもいらない。欲しければタイマーは後からつけられる。
- 電気代は標準的ならOK。高い購入代金を払ってまで省電力機能は求めない。
「タイマーは後からつけられる」とは、必要ならこういうタイマーをコンセント部分に噛ませばいいのです。お値段670円なり。
なら、いろんな展示品を見たけど、必要最低限の機能がついた安いやつでいんじゃん。使わなくなると嫌だから、安いやつでいいじゃん。他に機能が必要なら安いんだし買い替えを検討すればいいじゃん。となった。
サイズがコンパクトで余計な機能がゴテゴテついておらず、レビュー数1,000件以上でおおむね高評価。値段が値段だけに当たり外れのリスクは覚悟しつつ、Amazonでランキングずっと1位、一番売れているZEPEALのDKS-20Wを購入してみました。
ZEPEALのサーキュレーター使用レビュー
全体を見てみよう
ZEPELのサーキュレーター DKS-20Wが自宅に届きました。さっそく開けてみる。
組み立て不要。付属品は説明書のみ。特に説明書を読むほど難しいことは何ひとつない。
サイズは、幅27.8cm ✕ 高さ28.5cm ✕ 奥行18.0cm。って言われてもよくわからないと思うので横に500mlのペットボトルを置いてみた。
サーキュレーターに「コンパクトさ」を追求した場合、羽のサイズは変えようがないため、幅や高さはそんなに大きな違いが打ち出せません。コンパクトさをユーザーに実感させるのであれば唯一のアピール箇所は「奥行きの薄さ」です。
奥行きが薄いと「圧迫感がない」「棚の上など置き場所の選択肢が広がる」などのメリットがあります。
このモデルは値段が安い庶民モデルなので、残念ながらぶ厚くて奥行きがあるほう。奥行き18cm。
重さは1.6㎏ほど。500mlのペットボトル3本弱。
実際に使ってみてわかったのだけど、サーキュレーターって家の中を持ち運ぶことが多いです。
使わない時に部屋の隅へ寄せる、ちょっと取り出して使う、他の部屋で使う。そんな持ち運び時には「持ち手」が重要で、これがないとちょっと軽く移動するって時に本体ごと持ち抱えないといけないので不便。
このモデルには、後ろ側に持ち手がついてます。
「持ち手」のあるなしは、きちんとチェックしておきたいポイント。
風力はどのくらいか?
気になる風力ですが、店頭で見た他のモデルと比較しても「値段のわりには頑張っているほう」です。
風力調節は3段階あり、弱・中・強。
操作は直感的にダイヤルを回すだけなので、お年寄りでも難しくありません。
風力は「強」で6畳部屋の端から端まで余裕で風が届きます。だいたい6畳部屋の隅から隅の対角線が距離にして4メートル。4メートルはきちんと直風が力強く届くのを確認。
このモデルの羽のサイズは18cmです。一般的に18cmあれば「14畳の部屋までの空気循環が可能」なサイズではあるけど、それはちょっと言い過ぎ。そこまでのパワーは日々使っている実感だと「ないな」と思う。
なので、だだっ広い部屋よりは「個人の部屋」向き、狭い部屋ならきっちり仕事をしてくれるモデルです。
風向き角度は、4段階で「カチカチっ」と変えられます。
これ以上は回転しない。動かせる範囲は90度のみ。
角度調節によって、部屋干しの洗濯物に直接風を当てたい場合、冷房・暖房に応じて空気の循環方法を変えたい場合などに最適な空気の循環を作れます。
冷房は「下に冷たい空気が溜まる」、暖房は「上に温かい空気が溜まる」ので、サーキュレーターの向きで調整します。
動作音はどのくらいか?
風力を「強」にするとまあまあモーター音と風切音でやまかしいです。我が家にある一般的な扇風機の「強」と同等か、少々上回る程度。
ブオオオオオーというやや低音のモーター音が気になる方は気になるかもしれません。
騒々しい電器店の店頭と、静かな自宅と、まったく動作音の感じ方違います。店頭の評価はまったくアテにならない。
就寝時などに使いたい場合は、「静音」を売りにしているモデルもあるので候補に入れてみてください。
静音モデルと自らメーカーが言っているモデルだと、だいたい「弱」の動作音が45デシベル、「強」が50デシベル程度。
しかし、40デシベルが「静かな図書館」、50デシベルが「静かな事務所」、って言われてもイメージしにくい。わかりにくい。
モーター音は設置箇所の床の素材によっても随分と変わります。
サーキュレーターの底面の四隅には振動を軽減するゴム足がついていますが、これはおまけ程度。
例えば設置場所がフローリングと畳とでは、音を吸収する畳のほうが動作音の響きが小さくなりますし、サーキュレーターを置く場所によっても動作音は異なってきます。
音の感じ方は人それぞれだし、動作音に関しては「自らの環境の自らの設置場所で使ってみるしかわからないよね」ってのが、あれこれ事前に調べて、実際に買ってみて思う、投げやりにならざるをえない感想です。
電気代はどのくらいかかるか?
ZEPELのサーキュレーター DKS-20Wは、風力「強」での消費電力は30W。
かかる電気代を計算してみると、1時間あたりの電気代0.8円。1日8時間回して6.4円。1ヶ月で192円です。
同じくAmazonで一番売れている下位機種の扇風機の消費電力は50W。
こちらだと1時間あたりの電気代1.3円。1日8時間の使用で10.4円、1ヶ月で312円です。
扇風機よりは、かかる電気代が少ない。
電気代が気になる場合は、消費電力が半分以下になるDCモーターを搭載したサーキュレーターという選択肢もあります。ただ、もれなく購入金額も1万円以上を見ないといけません。
お掃除はしやすいのか?
扇風機とは明らかに違うサーキュレーターの特徴は、この前面の「渦巻状の風切羽」です。この羽でまっすぐ直線の大風力を起こし、「部屋の空気を循環させる」という目的を達成します。
空気の通り道となるため、サーキュレーター全体にホコリはどうしてもついてしまう。
うちのブログのサーキュレーター比較記事を読んでくださった方から「構造上、分解ができず、掃除が面倒で使わなくなってしまった」というコメントをいただきました。確かに「掃除のしやすさ」は重要なポイントかもしれません。
ZEPELのサーキュレーター DKS-20Wは、前面のカバーをちょっとずらすとすぐに外せます。
上位機種なら羽が取れるモデルもありますが、このモデルは下位機種なのでここが限界。
掃除はそんなに難しいとは感じません。
前面カバーはまるごと水洗いしてもいいですし、羽は拭き掃除と、モーター部分などの取りにくいホコリはパソコンのキーボード掃除で重宝する「エアダスター」で豪快に吹き飛ばすと楽ちんです。
サーキュレーターを導入して感じるメリット
サーキュレーターの導入により、どんないいことがあるのか。実際に感じている大きなポイントは3つ。
- 空気が循環することで室温が均一になる。クーラーの温度を上げても体感が変わらない。必然的に「節電」に。
- 湿気がこもらず、じめっとした感じが緩和。ひいてはカビ対策に。
- 部屋干しの時間が短縮される。
1:空調の効率化と節電
まず、サーキュレーターの設置により、クーラーの風が直撃がなくなり、冷え冷え感(うまい表現が見つからないんだけど)が軽減。部屋全体の空気の温度が一定かつ「やわらかい」感じで均一に保たれるのは実感しています。これはどんだけ鈍い僕でもすぐにわかった。
サーキュレーターの導入により冷暖房の効率が上がるため、夏の電気代が10%減、冬の電気代は7%減との環境省のデータが出ています。
参考 環境省「節電アクション」
空調の効率が上がっているのかクーラーの温度を上げても体感温度が変化しないのは確かで、ヨドバシカメラのサーキュレーター売り場の立て看板には「エアコンの設定温度を2度上げても涼しいから電気代が最大20%削減!」と書いてあった。
それぞれのユーザーの環境やエアコンの性能にもよるから一律に○○%節電と言い切るのは難しけど、節電効果はそれなりにありそう。
まあ節電は横に置いておいても、「空調の偏りがなくなる快適さ」はすぐに体感することは可能。子どもの身体にはいいと思う。
2:湿気・カビ対策
部屋の空気を循環するサーキュレーター。
利用することで、梅雨時の湿気がどよんと溜まって部屋の空気が淀む感じが一切なくなります。非常に快適。空気の循環ってこういうことか!となります。
湿気がたまらないのでひいてはカビ対策に繋がると思います。
3:部屋干し対策
我が家は設置場所の問題があって洗濯機に乾燥機能がないため、部屋干しに頼る部分が多い。
息子がガンガンに汚す大量の洗濯もの、梅雨や雨天時の部屋干し問題は頭が痛い。サーキュレーターの風を洗濯ものにぶつけることで、乾きが早くなります。乾きが早くなれば、生乾きのにおいもしなくなる。
洗濯ものを乾かすために、まんべんなく洗濯ものに風を当てるというポイントで見ると、「首振り機能」はないよりあったほうがいいかなとは感じます。予算しだいですが。
サーキュレーター導入のデメリット
褒めまくるのも気持ち悪いのでサーキュレーター導入の「デメリット」を考えてみます。
そもそもの根本的な問題としてサーキュレーター自体が「どんな効果を生むのか?」が見えにくい家電であるということ。
ユーザーの環境にてどう威力を発揮するのか?は、それぞれの使用環境に大きく依存する。要は「使ってみないとわからん」
でもって
- サーキュレーターの購入費とランニングコストの電気代は持ち出しになるので、いくらエアコンの節電で電気代が安くなると言っても「差し引きでいくらお得か?」という計算問題になる。
- シーズンオフがないため扇風機みたいにシーズン終了で解体して箱にしまって収納という作業はないものの、1年中ずっと設置場所は取る。
- まあまあ動作音がやかましい家電ではある。
- 子育て家庭にとっては子どもが指を突っ込まないように注意すべき懸念事項が増える。
子育て家庭向けは「安全性」を考慮しないといけません。ちなみに今回レビューしたZEPELのサーキュレーター DKS-20Wは、安いモデルなだけにあまりそこらへんは考慮されていない。
前面カバー、背面カバーから子どもの指は入れられる。おもちゃも突っ込める。レゴブロックは余裕で入ってしまう隙間、デュプロは入りません。
サーキュレーターの前面カバー・背面カバーの隙間ってどのモデルもだいたい似たり寄ったりのサイズ幅なので、幅の小さいモデルを探すか、風力の低下は承知でネット状の扇風機カバーをかけるといった対策を講じる必要があります。
まとめ:試しに買ってみるでいいと思う
サーキュレーターの商品ラインナップと価格はピンキリ。
我が家が購入したZEPELのDKS-20Wは、サーキュレーターの中では最もキリなところにいるモデルですが、価格相応な部分も感じながらも余計な機能もついておらず使い勝手は悪くない。
サーキュレーター導入の目的はきちんと達成してくれています。
上でも書きましたが、サーキュレーターの目的が「空気を循環させる」といういまいち効果のほどが見えにくいアイテムのため、造りの違うそれぞれの部屋の環境下でやはり「使ってみないとわからない」
で、使ってみることでわかってくることも多い。
なら、まずは「必要最低限」で十分。長持ちも期待していない。壊れたところで2,000円ちょいならそんなにダメージはない。
壊れたら次も確実に「サーキュレーターは買う」
室内の空気均一化の快適さといったメリットは確実にある。あとは首振りなど欲しい機能、必要な機能を加味してアップグレードするか、同等レベルを再度購入するかという検討になります。
自分も散々悩んだからよくわかるけど、購入してから思うに、サーキュレーターはあれこれ悩んで時間を費やす商品ではないような気がする。遠回りをせずにさっさと導入、実際に使ってみて、そこから感じるメリット・デメリットから上位機種に買い替えるなりステップアップしていく商品です。
ということで、サーキュレーターデビューに最適、サーキュレーターのある生活のお試し向けにも最適。
悩んだ時は「必要最低限のサーキュレーター」、ZEPEL DKS-20Wを謹んで推薦いたします。
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切手の使い方 アイデアやアドバイスありましたら教えて下さい。
ないのさん
コメントありがとうございます。
ハガキに貼る切手ですよね。それの使い方、アイデア、アドバイス、ですか。なにかいいネタがありましたら書いてみますが期待せずでお願いします。