自分と子供の自宅散髪用にフィリップスの電動バリカンHC3420を買ったからレビューしてみる

僕は、散髪屋が大嫌い。歯医者の次に嫌い。

伝え方が悪いのか、満足な髪型になったためしがない。あまりに嫌い過ぎて、気分が悪くなって散髪の途中で帰ったこともある。

21世紀になったら機械に頭突っ込んで勝手に髪切ってくれるシステムができると本気で思ってた。いつできるの？ドラえもーん！美容室が癒やしの空間？なにそれおいしいの？いつもクッタクタだ。お願いだから話しかけないで放っておいて。痒いところあったら自分で言うよ大人なんだから。1秒でも早く帰りたいんだから雑誌なんか読まないよ。僕ってアウトドア雑誌を読みそうに見える？何そのいきなりの見た目評価の押し付け。

美容室と理容室の何から何までが気に入らない。めんどくさい客です。

・・・そんなに嫌なら、もう自分で髪切ればよくない？

30年超の積もりに積もった散髪屋嫌いをこじらせ、バリカンを人生で初めて買いました。

息子の自宅散髪も、こいつでできたら一石二鳥。

本日は、買ったバリカン（フィリップスの電動バリカンHC3420）のレビューと、実際「自宅で髪の毛のセルフカットってできるもんなの？」と挑戦してみた感想を書いてみます。

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フィリップス電動バリカンHC3420のレビュー！

これ買った理由

2,300円くらいで、安かったから。

電動バリカンを買ったことがなく、どのレベルを買えばいいかさっぱり。仮に失敗しても1回の散髪代で回収できるならいいやと低価格ライン、でも購入者のレビュー評価は高い、フィリップスの電動バリカンHC3420を購入。

これより下位モデルだと、充電式ではなく、コンセントを接続して使用するタイプになります。お風呂場での散髪を想定しており、コードがあると取り回しが邪魔だったり、下手に感電死したくないので、充電式は最低限の機能でした。

とりあえずこいつで修行して、晴れてバリカンマスターになったら、もっと上位機種狙います。

ヤマダ電機店頭で実物を見て、こんなもんだろと納得。店頭価格は高かったので、その場で店員さんにヤマダウェブコムの価格をスマホで見せて価格交渉。すぐに500円くらい下げてくれました。

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本人が書いたことさえ忘れていた、この過去記事が最近日の目を見て、当ブログ記事アクセスランキング上位に急上昇中。

開封の儀

このモデル、2014年モデルの新製品で出たばかり。2013年比でカット性能が「2倍」になったらしい。2倍って、眉唾。

開けてみる。

本体チェック

デザインはおしゃれです。

下側のスイッチで電源オンorオフ。

上側の赤いボタンを押しながらガチガチガチっと、コーム（髪の長さを調節するクシ）の長さを調整します。赤いボタンを押しながら動かさないとコームが動かない仕様で、使っている間に長さが勝手に変わってしまう仰天事故を防いでくれます。

これがコーム（髪の長さを調節するクシ）。このクシがあるおかげで、一定の長さで頭全体を刈ることができます。コームつけないで刈るとスキンヘッドになっちゃいます。

これをなにもないバリカンの刃先に

はめ込む。

で、先ほどのボタンで長さを調節する。このモデルは、長さ切替えが1ミリから23ミリまで、2ミリごと12段階の調節が可能です。

後ろ側。グリップ部分が、持ちやすい形状になってます。かなり持ちやすい。人間工学とか、相当考えられていそう。

充電は、付属の充電アダプタを下に差し込んで充電します。

洗える部分

このモデル、本体水洗いはNGです。バリカン本体が洗えるとなると、どうしても高額なモデルの防水機能となりますので、清潔優先の洗えるこだわりは早々に捨て去りました。

洗える部分は、上で写真をお見せした、取り外し可能なコーム（髪の長さを調節するクシ）と、刃の部分のみ。

刃は取り外せます。本体の先にコームが付いた状態。

コームをはずします。

赤いボタンを押して刃を取り外すことができます。

手で持っている部分が刃になり、ここは水洗いが可能です。

何がどうなって自動研磨するのかわかりませんが、自動研磨システムにより刃部分への面倒なオイル注しが不要だそうです。

笑っちゃう充電中ランプ

付属品は充電アダプタ、説明書と保証書、毛を取るブラシ。説明書の中には「カットのコツ」も書いてあります。

フル充電に8時間必要。急速充電に慣れた身には、「8時間」って久々に見た数字。フル充電で、60分の使用が可能です。

充電中は、バリカン下側のランプが光ってかっこいい・・・

えっ？充電終わってもランプが消えたりしないの？なんのためのランプ？ハリボテなの？

「ランプ消えないから、8時間経ったら頃合い見計らって充電アダプタはずしてねー」との指令。まあ、通電して充電中なのがランプでわかるだけマシです。この値段なので許します。

実際に使ってみた

僕がいくら非常識でも、坊主頭がちょっとビジネスで通用しないよねというくらいはわかってます。

元々、短髪でずっときてますし、今回は長めの「散切り頭」でなんとか誤魔化せんかな？と意を決してバリカンを入れてみました。サイド短め、上ちょい長めという、初めてなくせに高めのハードル設定で、いざチャレンジ！

初めて自分で髪の毛を切ってみた

お風呂場で裸になり、鏡を見ながらバリカンで刈っていきます。

コームで長さを設定し、ガリガリと。出だしは、順調です。

思ったよりゆっくり丁寧に動かさないとキレイに髪を切ることができません。これで「切れ味2倍」になった、って前のモデルはどんだけナマクラで切れなかったのだろう。

コマメにコームと刃に絡まる髪を落とさないと、切れた髪が邪魔をして上手に続きを刈ることができません。

頭上部、サイドはひとりでもうまくいきますが、やはり後ろ側、襟足部分は難しい。あと耳のすぐ上側もバリカンではうまくできません。鏡を覗き込みつつ、バリカンを持つ手をひねって、首を曲げたり、頭の向きを変えたり。変な体勢で四苦八苦。裸で何やってんだオレは、って確実になります。

慣れとコツが必要で、慣れるまではデコボコ必至。ちょっと独り身だと辛いかも。フィリップスのバリカンにセルフカット専用で刃の部分が自由自在に動く凝ったモデルがあるのでその検討を。うちは、息子の髪を切る目的のバリカン購入でもあったので、除外した。

最後の仕上げは、妻を呼んで手伝ってもらいました。上側とサイドの長さを変えたので微妙なつなぎ部分を調整。襟足や耳の上側はコームをはずして、ジョリジョリと刈る。

サイドがよくよく見るとちょっとデコボコですけど、別に大丈夫でしょうって感じです。ここまで、所要時間25分。

散髪屋の完璧カットが100点なら、60点くらいでしょうか。まあ最初にしてはうまくいったと自画自賛。

フィリップスの電動バリカンHC3420の使い勝手

1回しか使っていないですが、この値段にしてはよく出来ており、特に不満ありません。

持ち手も持ちやすい形状です。長く持っていて重くて手が疲れるということもありません。

フル充電で60分使用可とのことですが、現に今回のカットも30分かからず終わっており、60分もバリカンを使い続けることはないと思うので問題なし。

切れ心地も、目が覚めるほどではないけど「こんなもんだろう」で合格点。髪が詰まるのは、どのバリカンでも同じでしょ。

丸洗いできない点も特に問題視してません。切った毛がついた本体は、付属のブラシで毛を落として、ウェットティッシュで拭けばキレイになります。

取り外したコームと刃は水洗い。刃の部分は毛をブラシで落としても落としきれず、挟まってうまく取れない箇所があります。爪楊枝で取り出したけど、これが毎回はちょっとめんどくさい。切れ味や機能に何か問題がありそうな箇所ではないので、気にしなければその挟まったままでもいいとも言える。

全部「値段のわりに」という冠がつく評価ですが、「安い」は強し。過剰な機能を求めないのであれば、必要最低限のバリカンとして良い選択肢だと思います。

フィリップスの電動バリカンHC3420はおすすめ

あとはどれくらい持つか？です。恐らく、本体寿命より、刃の切れ味がどれくらい持つか？という話になりそうですが、これは使い続けてみないとわかりません。

本体には2年保証がついており、2,000円ちょいで2年も使えば十分元が取れたとなるんじゃないでしょうか。

今回、自分が実験台となり、何となくバリカンの使用のコツも掴みました。もう一回くらい自分で練習して、その次は息子のヘアカットにもバリカンを。今はハサミとすきバサミで僕が担当しているので、どうしても動いてしまう子どもの散髪をバリカンで時間短縮！してみたいと思ってます。

自宅で自分の髪の毛を切ろうと考えている、子供の髪の毛を切ろうと考えている方には、初心者でも余裕で使え、仮に「やっぱダメだ！」となっても1回の散髪代で相殺できるフィリップスのこの電動バリカン。おすすめできます。