楽天ふるさと納税は期間限定ポイント支払いOK?買いまわりにカウントされる?ポイントはつくの?実際にやってみた。
2017/09/15
ふるさと納税をするのに「楽天ふるさと納税」を初めて使ってみようか。
我が家は、今まで他のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」や「さとふる」を経由してふるさと納税をやってきました。今回、初めて「楽天ふるさと納税」を使うあたり、最初に浮かんだ疑問
- 楽天ポイントを使ってふるさと納税できるの?
- 期間限定の楽天ポイントを使った支払いでもOK?
- 楽天スーパーセールやお買い物マラソン時の買いまわり店舗としてふるさと納税先の自治体もカウントされるの?
- ふるさと納税でも普通にポイントがつくの?
- 期間限定キャンペーンや楽天イーグルス勝利など各種キャンペーンの○倍ポイントもつくの?
これら全て可能だとしたら「楽天ふるさと納税」ってすごく使えるサイト。ユーザーにとってもすごくお得なわけ。
なので、実際にやっていろいろ実験してみた。
結論から言うと「全部OKです」
マジすか。
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楽天ふるさと納税とは?
流行りに興味のないうちの60代半ばの母親がふるさと納税どうこう言ってるくらい。世間の「ふるさと納税って何ですか?」の時期は過ぎたと思っています。
なので、控除上限金額やワンストップ特例制度など含めてそこらへんの基本説明はすっ飛ばします。
今回の話題は、ふるさと納税をするために納税者が経由する「ふるさと納税サイト」はどこがいいのか?というお話。
出来が悪く見づらいこと極まりない自治体のサイトをちまちま見に行かずとも、返礼品の検索や複数の自治体を横断して比較できる、ユーザーの時間短縮のためにもふるさと納税サイトの存在はありがたい。
そんなふるさと納税サイトは、様々な企業が運営しておりいろんなサイトがあります。
主なふるさと納税サイトの「提携している自治体数」を見てみると
提携自治体数ランキング
1位:ふるさとチョイス:1200
2位:楽天ふるさと納税:213
3位:さとふる(ソフトバンクグループ):171
4位:ANAのふるさと納税:72
引用 テレビ東京「カンブリア宮殿」2017年6月29日放送
ふるさとチョイスを運営する会社の社長いわく「他の企業よりサービスを2年近く先にスタートした先行者メリット」により、圧倒的な提携自治体数と、日本全体の寄附金額のうち7割が「ふるさとチョイス」を経由するというぶっちぎりぐあいとなっております。
そんな「ふるさとチョイス」を使わず、楽天が運営する「楽天ふるさと納税」をおすすめする理由はなぜか?
「ポイントいっぱいもらえて、なんかえらいお得だから」
今回使ってみて「これは楽天ふるさと納税を経由しないと損だ」と思った。
「ポイント還元なんてふるさと納税の意義に反している」なんてここで議論するつもりはないし、制度の欠陥なんていち利用者にとって知ったこっちゃない。そのへんは今回は横に置いておきます。
楽天ふるさと納税を利用する際の最初の疑問を解決しよう
我が家は本格的にふるさと納税始めて3年目。今までは「ふるさとチョイス」と「さとふる」経由でふるさと納税をやってきました。
かたや楽天市場の利用は、1ヶ月に1回、買いまわりキャンペーンの「お買い物マラソン」に買い物を集中させて10店舗完走する我が家。
楽天市場の購入履歴を見たら、昨年1年間で124回、買い物してました。もしやヘビーユーザーの部類なのか?と今、自覚した。
そんな楽天漬けなのに、同じ楽天が運営する「楽天ふるさと納税」を使うのは初。使ってこなかった理由はこれといってない。
今回「楽天ふるさと納税」を初めて使うにあたり、僕が最初に疑問だったポイントをまずクリアにしておきます。
全てヘルプを読んだ上で楽天のカスタマーサポートにも確認を取っており、疑り深く「ホントに?」と自らも実験して確認してます。
- 疑問1:ポイントで支払いできるの?期間限定ポイントは使えるの?
- 疑問2:買いまわり店舗数のカウントに入るの?
- 疑問3:ポイントはつくの?キャンペーンポイントもつくの?
にお答えします。
疑問1:ポイントで支払いできるの?期間限定ポイントは使えるの?
楽天ふるさと納税を経由して行うふるさと納税は、楽天市場で通常の商品を買う流れと「まったく同じ」と思ってください。
ふるさと納税は「通常購入」と同じ扱い。楽天市場のシステムを使っているので画面もすべて同じ。
そして支払いは
- 楽天ポイントでの全額支払い、一部のポイント充当が可能。
- 期間限定ポイントでも問題なく利用できる。
- もちろんクレジットカード支払いも。楽天カードを使えばポイント+3倍の対象に。
となる。
ポイント支払いOK。期間限定ポイントも使える。
気合い入れて買いまわりのお買い物マラソンを完走した結果、期間限定ポイントがたんまりついた。はて、期間限定ポイントの消費をどうしよう?と思った時に、ふるさと納税で一気に消費できるのは使い方としてかなり賢いと思う。
疑問2:買いまわり店舗数のカウントに入るの?
お買い物マラソンや楽天スーパーセールなど、複数店舗を買い回ることで付与されるポイントの倍率がアップする、配送業者が嫌な顔してそうな楽天のキャンペーン。
楽天ふるさと納税で納税をすると「買いまわりの店舗数にカウントされるのか?」
カウントされます。
納税先、1自治体が1店舗とカウントされます。
その買いまわりキャンペーン中に2つの自治体にふるさと納税したら、2店舗とカウント。3つの自治体の場合は、3店舗扱いになります。
実際にお買い物マラソンをやっていた時、3店舗で普通に買い物をした後にひとつめの自治体へ楽天ふるさと納税経由で寄附を行ってみたところ
3店舗(ポイント3倍)から4店舗(4倍)へ増えた。
さらにもうひとつ別の自治体へふるさと納税。4店舗(ポイント4倍)から5店舗(5倍)へ増えた。
きちんと1自治体=1店舗としてカウントされています。
疑問3:ポイントはつくの?キャンペーンポイントもつくの?
楽天ふるさと納税でふるさと納税をしたら「楽天ポイントはつくのか?」
つきます。
ふるさと納税は「通常購入」になるので、通常購入と同様、きっちりポイントがつきます。
通常ポイントも、アプリ利用などのスーパーポイントアッププログラムも、楽天イーグルス勝利のポイントも、もちろん上で書いた買いまわりのポイントアップも、全部ポイントがつく。
キャンペーンルールに「通常購入」の記載があれば、基本的にふるさと納税の場合もすべてポイント付与対象となります。
例えば、ふるさと納税を10,000円分した。その時、「買いまわりキャンペーン10店舗でポイント10倍」をやっていて10店舗買い回った。
この場合、通常ポイント1倍+買いまわりポイント9倍の10%分のポイントが戻ってくる。手元からは10,000円が出ていったが、ポイントで1,000円分が返ってきたので実質9,000円。
他のふるさと納税サイト経由で同じ自治体、同じ返礼品を指定してもポイントは返ってきません。
よくわからない罪悪感がありますが、別に何一つ悪いことではありません。
ひとつ例外があるようで
Q:ふるさと納税の寄附金もポイントキャンペーンの対象になりますか?
A:ふるさと納税の寄附金も、楽天市場内の通常のお買い物(通常購入)と同様のお取り扱いになります。
金券類(商品券や切手・はがき)など、換金性の高い商品は、ポイント付与の対象外となる可能性があります。各キャンペーンのルール詳細を必ずご確認ください。
換金性の高い商品はポイントがつかないそうです。
楽天ふるさと納税の良いところ悪いところ
楽天ふるさと納税を実際に使ってみてわかった、楽天ふるさと納税の良いところと悪いところを考えてみます。
楽天ふるさと納税の良いところ
まず、良いところ。
- 楽天ユーザーであれば名前や住所などの新規登録は必要なく、ユーザー情報をそのまま納税時も自動で引き継ぐ。
- 楽天ポイントが使える。楽天ポイントがもらえる。
- マイページがあり、いくら寄附をしたか年間の寄附状況がわかる。シミュレーターで控除上限金額の計算も可能。
続いて残りの「楽天ふるさと納税のいいところ」
- 楽天で通常の買い物をする流れと何ら変わりがないので慣れているし簡単。
- 他のふるさと納税サイト経由だと「当自治体をどのようにして知りましたか?」など面倒なアンケートを納税時に求められるがそれがない。
- ふるさと納税を行う→ ポイントが付与される→ ポイントを使用して返礼品を指定するといった二度手間を取る自治体(例:鹿児島県南さつま市)があるが、そういった自治体でも楽天ふるさと納税経由だとポイント制を通らず一発で納税できて手間がかからない。楽天のシステム上の問題だと思う。
1回やってみるとわかりますが、画面の動きや注文もいつもの買い物と同じで迷うことがない。すごく楽です。
そして楽天ポイントなんていかようにでも使えるので、ポイントをもらっても使い道に困ることはまずありません。
楽天ふるさと納税の悪いところ
- 提携自治体数が少ない。
- 提携している自治体でも「ふるさとチョイス」経由なら返礼品が50種類あるところ、「楽天ふるさと納税」だと10種類といったように、返礼品の数を絞っている傾向がある。
提携自治体数が少ないのは上でも書いた通りです。巨人「ふるさとチョイス」には勝てない。とはいえ、楽天もちょっとずつ増えていってます。
そして同じ自治体でも返礼品の掲載数が絞られています。自治体が楽天に支払う手数料を下げるためかなんなのか。しかし絞ってもその自治体の人気の返礼品はきちんと押さえて掲載されているので、そんなに困ることはありません。
ユーザーが返礼品を気に入った場合、楽天市場内ですぐに買える商品だけをあえて選んで返礼品として載せているのでは?と思われる自治体もあります。
実際に楽天ふるさと納税を使ってみた
2つの自治体に納税してみる
楽天ふるさと納税を経由して2つの自治体に納税してみました。
ふるさと納税を過去にいろいろやってみてわかったのですが、返礼品の還元率、量を追い求めるとあまり「返礼品の質が良くない」傾向がある。わかりやすく言うと食べ物は「マズい」
根っからの貧乏性なので還元率を一切見ないというのは無理なのですが、還元率はそこそこで、オーガニックや減農薬、無添加といった「おいしさ」と「質」を重視するのが我が家の返礼品選択の基本方針です。
いろいろ見比べて、今回は鹿児島県南さつま市へ1万円、返礼品は「茶美豚しゃぶしゃぶ・とんかつセット」を希望。
こういう首都圏にまで出てこないお肉や果物は、我が家が好んで返礼品に選択しているものです。
いい豚肉は臭みがない。大人気の自治体の返礼品でもらった豚肉(量で勝負)は臭くておいしくなかった。
あともうひとつ、岐阜県羽島市へ1万円、返礼品は「明宝ハム ハム詰め合わせ」を指定しました。
明宝ハムのウェブサイトを見たら食品添加物は「必要最低限は使っている」と、その使用理由も細かく解説してあり、こういうの、好感もてます。
塩分強めだけどハムエッグにして醤油なしで十分いける。パスタのベーコン代わりで他に塩分加えずに使ったりしてます。おいしい。
ちなみに鹿児島県南さつま市は、7日後に寄附受領証明書が到着、返礼品の豚肉は10日後に到着。
岐阜県羽島市は、11日後に寄附受領証明書が到着、返礼品のハムは20日後に到着。こんなスケジュールでした。
全てスムーズで、他のふるさと納税サイトを使った場合と何ら違いはなく、楽天ふるさと納税の利用について気になったりひっかかったポイントはありませんでした。
ひとつだけ注意
ひとつだけ注意点があります。
我が家は楽天のユーザIDが僕と妻の2人分あって、家庭内で必要に応じて使い分けているのですが。
ふるさと納税をした楽天ユーザーIDの注文者情報が自動的に住民票情報とみなされ、ふるさと納税をした「納税者」として自治体へ情報がいきます。
家族内でIDを共有している場合など、パパのIDで納税するつもりだったのに、間違ってママのIDで納税してしまった!すでに上限いっぱいだったのに!といったミスがございませんよう。念のため。
さいごにまとめ
楽天ふるさと納税を経由した納税は、楽天の買い物のシステムに乗っかっていることもあり「通常購入」と何ら違いがありません。欲しい返礼品を楽天市場でお買い物している感覚。
これはふるさと納税を創設した総務省が思い描いていた姿とは違う感じなのでしょうけど。
そもそも「ふるさと納税の返礼品の仕入れや発送にかかる経費ってどのくらいだろう?」と思っていたら日本経済新聞で記事になってました。
約73億円を集め寄付額が最も多かった宮崎県都城市の場合、59%を返礼品の調達にあてた。
送料や事務に関わる費用もかさんだため、手元に残ったのは約16億円と22%にとどまっている。
22%分しか自治体の手元に残ってないのかいな。1万円寄附して向こうに残るの2,200円だけ。なんとなくそうだろうなあとは思っていた。
全国でみても経費は平均で約52%に達しており、65の自治体で7割を超えていた(中略)
返礼品を紹介するサイトの運営者への業務委託料やサイト使用料もかさんでいる。
福岡県小郡市では包括的な支援業務の委託料として「寄付額の13%と消費税相当額を支払っている」という。
楽天のポイントキャンペーンのポイント原資は「楽天側の負担」とのこと。ポイント還元の負担は楽天が背負っている。
なので各自治体に負担がないとは言えども、ポイント還元の元となるお金は楽天ふるさと納税への自治体の出店料などから充当されています。
自治体にとってはかなりの手数料負担で、新聞報道にあるように13%で考えると、1万円の寄附で1,300円が楽天の懐へ入る計算。楽天ポイントをもらっておいて言ってることがむちゃくちゃなのは自覚しているが、なんだか釈然としない。
返礼品の仕入れ、送料や事務コスト、ふるさと納税サイトへの手数料といった経費をすべて支払った後、手元に残るのが20~30%であろうとも、地方自治体にとっては返礼品によって地元企業が潤ったり地域活性などメリットがあるのでしょうけど。ふるさと納税をする側としては、モヤモヤするのも事実。
返礼品バブルが盛り上がってふるさと納税が使える制度の間は、最大限活用させてもらう。あれこれ考えてもどうにもならないため、割り切ってブームに乗っかっておくのが賢明なのかもしれません。
ふるさと納税サイトを経由するのが今のふるさと納税の基本スタイル。
他のサイトと比較しても「楽天ふるさと納税」経由は簡単で使い勝手がよく、ポイント還元もあり、間違いなく「お得」です。
楽天ポイントの消費先としても使える。楽天の買いまわりキャンペーンの倍率アップにも有効。ふるさと納税をポイント還元でさらにお得にするために。
ふるさと納税サイトのひとつの選択肢「楽天ふるさと納税」。おおいに活用したいところです。
参考 楽天ふるさと納税
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