おかあさんといっしょファミリーコンサートに行ってきた!後編(2014年春東京公演)
2014/11/18
おかあさんといっしょファミリーコンサートの会場内外の様子や、キャラクターとの写真撮影攻略について書いた「前編」に次ぐ、後編。
関連記事 おかあさんといっしょファミリーコンサートに行ってきた!前編
今回は、コンサート(※ネタバレ注意)の感想と、「おかあさんといっしょファミリコンサートって、行ったらおもしろいの?行ったほうがいいの?」という疑問に答えてみます。
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ファミリーコンサートのリポート
コンサート?
テレビ放映を見ていただくのが一番早いですが、物語に沿って合間に「おかあさんといっしょ」で聞いたことある曲、童謡などがふんだんに盛り込まれてます。ミュージカルっぽい。ミュージカル見たことないけど。
パンフレットに記載の曲目はこちら。
僕は3分の1くらいしかわかりませんでした。前の席に座っていた「おかあさんといっしょ熱」が異常に高そうなママは、最初から最後まで歌を一緒に口ずさんだりして、子ども以上にノリノリでした。
体操のよしひさお兄さんがちょっとアクロバットなことするたびに、ジャニーズアイドルばりにきゃあきゃあ言うって、すごいわ。
うちの2歳の息子もコンサート中にかかる曲の半分以上は知っていたようで、知っている曲は一緒に歌ったり、舞台上のお兄さんお姉さん、ムテ吉、ミーニャ、メーコブと同じダンスをしたりと楽しんでました。
周囲もみんな子連れで騒々しいので、コンサート中に子どもに話かけたり、妻としゃべったり、歌を口ずさんでも誰にもとがめられません。コンサート会場なのに、かなり自由で奇特な空間です。
メーコブは「羊」だった!
ポコポッテイトの3匹がいまいちしっくりきてなかったのですが、「昔でいう「じゃじゃ丸、ピッコロ、ポロリ~♪」だな!」そう考えたら急に親近感わいた。
そして、「メーコブ」は模様から「牛」だとずーっと思ってたのですが、メーコブ自ら「羊」だと自己紹介。「えっ?そうだったの?」と思わずイスから乗り出してしまった。こんな縞模様の羊なんて見たことないわ。どう見ても牛だろ。
あとうちの息子は、「ムテ吉」の名前をいつになっても覚えず「オラっち」と呼んで、すでに定着してます。これムテ吉あるあるじゃないのかな?
やっぱりすごいな、歌のお兄さんお姉さん
「えいごであそぼ」出演者もそうだけど、テレビで見てると「NHKも、もうちょっとスバ抜けた美男美女を顔採用すればいいのに」とちょっと思ってました。まあ、親しみやすさ優先、子どもと一緒に見ているパパママが出演者にハマって家庭内に余計な軋轢を生まない絶妙なレベルをあえて採用しているのかも。
実際は、生のたくみお姉さん、お綺麗でした。プロ野球観戦用に買った双眼鏡持って行って見てました。途中で飽きてきたくらいの時に有効な暇つぶしグッズとして、双眼鏡持参おすすめです。
「歌のお兄さんの横山だいすけです!」「歌のお姉さんの三谷たくみです!」と、自分で自分のことを「歌のお兄さん」「歌のお姉さん」と自己紹介できちゃうのは、ダテじゃありません。めっちゃ歌うまい。口パクじゃないよね?
このコンサートのためにどれだけリハーサルやったのかは知りませんが、やはりお兄さんお姉さん4人ともさすがプロで動きが洗練されており、人前に出てお金取るだけあります。
後半、たくみお姉さんのアニメ声とコミカルな動きが、なぜかエヴァのアスカのものまねをする芸人、稲垣早希ちゃんにしか見えなくなり困った。この例え、関西の人にしかわからんと思うけど。
子どもは1時間もじっと座ってない
コンサートの時間は1時間を予定。実際は1時間15分くらいやってました。
子ども達が(やや)静かに見てられるのは開始10分くらい。15分後くらいから続々と脱落者が出始めました。2列前に座っていたパパも、20分後に脱落してがっつり寝てたけど。
子どもが泣き止まなくても周囲はなんとも思わないので、普通の子連れで何か行ったりするよりは、はるかに楽なシチュエーションです。
とはいえ、さすがに10分間ぐらいぎゃーぎゃーマックスで泣き続けている子のママは周囲に気を遣ってロビーに連れ出してました。すごい頑張ってチケット取ったのに、子どもがお気に召さないとか親は浮かばれない。
客席が暗くなる時に、怖くなったのか泣く子が多い。だいたい音楽で子どもの声がかき消されていますが、ふと静かになるシーンでは子ども達の声があちこちから際立ち、こんなに騒々しい会場だったんだと気付きます。
「もう帰りたい」と泣きわめく子、イスに乗っかってジャンプしまくる子、おもちゃをがちゃがちゃイスにぶつけて遊ぶ子、ムテ吉の人形を振り回して僕の頭に何度もぶつける後ろの席のクソガキ子。飽きたら、もうみんな好き放題です。
うちの息子は、この手のものはじっと1時間以上もいとわずに集中力を発揮して動かずじっと見入る。親ばかだけど、改めて自分の子を見直した。いつも怒ってばかりもいけないね。
盛り上がるぞ「ぼよよん行進曲」
「ぼよよん行進曲」盛り上がります。
「ぼよよん行進曲」ってテレビでは1番までしか歌わないけど、2番まであるって初めて知りました。
「ぼよよよーん」のところで子どもを上に持ち上げるのがめちゃくちゃ幸せな気分になるので、パパは、とりあえず他の曲はわけわかんなくても、この曲だけは予習していったほうがいいです。
YouTubeで「ぼよよん行進曲」リピートして聴きながらこのブログ書いてます。しみじみ「ええ曲やなあ」って泣けてきます。
参考 発言小町「私はなぜ「ぼよよん行進曲」で泣くのですか?」
「ぼよよん行進曲」で泣いてしまう本人が「なんで私は泣いちゃうのか?」を他人に聞いている傑作の質問。今なら気持ちがよくわかります。
「ぼよよん行進曲」は、我らの中西圭三氏作曲。でもって、中西氏は「ぼよよん行進曲」を一緒に作った作詞家の田角有里さんと再婚したとのこと。へえ。
「ブンバ・ボーン!」浸透にはまだ時間が必要
クライマックスは「ブンバ・ボーン!」から「あしたてんきにな~れ」の流れ。
よしひさお兄さんが、さすが日本体育大学卒なアクロバットで登場。「ブンバ・ボーン!」を踊ります。
周囲に子どもがわらわらいるテレビを見慣れているせいか、広いステージでよしひさお兄さんひとりで体操する様子が、若干寂しい印象。
新しい体操「ブンバ・ボーン!」は、2014年4月開始。初放映から早1ヶ月。
会場のお客さんの「ブンバ・ボーン!」習得率に興味があって、2階席から1階席をずっと観察していましたが、きちんと覚えている子どもとママは1割いないくらい。覚えている子の吸収力はすごいな。パパはほぼ全滅で、みんな見よう見まね。もちろん僕もちんぷんかんぷん。
後ろのほうからは「なんで「ぱわわぷ」じゃないんだろうねえ」という親子の残念そうな会話が聞こえてきたり。「ブンバ・ボーン!」浸透には、まだまだ時間が必要でしょうか。
体操は、1階席の子どもは「通路に立ってやろう!」と声がかけられます。2階席、3階席は「階段があって危ないから席に座ったままでね!」と言われますが、子どもはどうしても立ってしまう。立つと、係の人がやってきて座るように注意されます。
そして、最後は「あしたてんきにな~れ」で締め。
お兄さんお姉さんたちは、1時間公演とはいえけっこうハードなはず。これを午前午後の2回公演でやるんだからすごいなと思う。
今回はテレビ撮影は行われていなかったようです。今回のゴールデンウィークの東京公演は1日2回公演の4日連続。いきなり公演初日にぶっつけテレビ撮影することがありえないのは、素人でもわかります。せいぜいやってもカメラリハくらいでしょう。
おまけ:NHKホールの場合の注意点
NHKホールのある、原宿・渋谷・表参道エリアはご存知の通り、おしゃれスポットではありますが、子連れに優しいエリアとは言いがたいところです。お店の段差、階段ありまくり。家賃高いので店が狭くて、人が多く、ベビーカーの取り回しも苦労します。
食事も子連れで入れるようなお店は少ない。高い。神宮前の交差点にあるジョナサンは四六時中待たされますし。
NHKホールの横が、代々木公園でかなり広いです。シートとお弁当持参で、コンサート前後のお昼はそこで済ませたり、子どもを思いっきり遊ばせるのが良いかもしれません。
渋谷だとデパートの東急・西武、ヒカリエといった商業施設には授乳室、オムツ替えスペースなどがありますので、事前に当たりをつけておいたほうが当日困らないと思います。
行ったらおもしろいの?行ったほうがいいの?
行ったらおもしろいの?
子どもに対する経験は、プライスレス。
1時間という短い時間ですが、ステージ上で歌って踊るお兄さんお姉さん、ムテ吉たちと過ごす時間は、楽しめる子には最高の時間だと思います。まだ1歳児くらいだとわけわからなくて、単なる親の押し付けでつらい時間になってしまうかもしれません。
うちの子は帰ってきてから、親が覚えていないようなシーンについていきなり感想を喋り出したりと、日常とはだいぶ違うコンサートの刺激は強かったもよう。今日も朝から「ぼよよん行進曲」を僕とやって、ご機嫌です。
親も我が子に対する新たな発見があるかもしれません。
行ったら行ったで楽しめ、家族にとって収穫のあるコンサートだとは言えます。
行ったほうがいいの?
この質問は難しいです。
うちは「たまたまもらえたチケット」だったから「行ってよかった」と言いましたが、じゃあ会場により金額の差はあれど、家族3人で3枚のチケットと交通費合わせて約1万円出して行くか?となると、「行かない」です。
金額から得られる経験と楽しめる時間の濃さを考えると、同じ金額を出して、1日遊び倒せるディズニーランドに行きます。
ステージ真ん前で見られるならまだしも、遠方でちょこちょこなにか動いている程度の席なら、テレビで見たほうがいいです。ライブの臨場感がものすごくあって、その場に行かないと楽しめないコンサートいうわけでもありません。
どうしても行きたいと熱望したアーティストのコンサートに行ったレビューではなく、付き添い的要素が強く、どこか冷めた客観的な書き方になっているのは自覚しています。
これは人それぞれの価値観が存分に関わるところなので、判断が難しいですが、子連れで現場まで出かける苦労も考えると、僕は少なくともこのクオリティの1時間のコンサートにひとり3,000円出すことはないです。はい。
さいごに
「おかあさんといっしょ」のテレビで放映されている「ファミリーコンサート」の裏側が見れ、本物の「お兄さん、お姉さん」に会えて、「おかあさんといっしょ」世代の他の子どもや同年代のパパママの様子などを見ることができ、興味深い時間でした。
有名な「おかあさんといっしょのファミリーコンサート」ですので、話の種にはなります。現にブログのネタになりましたし。
チケット争奪の激戦ぐあいなども考えると、限られた時間と労力とお金を他に回したほうが効率的だと個人的には思います。残念ながら、「絶対行くべきだよ!」とはならない。全力でおすすめはせず、今回は「ややおすすめ」くらいに留めておきます。
「噂には聞くけど、おかあさんといっしょファミリーコンサートってどんな感じなの?行く価値あるの?」と思っている方の参考になりますと幸いです。
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Comment
こんばんわ。
今日昼にチケット予約してからこの記事をみました。
うちは地方ですのであっさりA席がとれましたが…。
あまり期待せず気分転換に出かけることにします。
キャラとの写真が撮れると分かり、デジカメを持参することにしますね。
ブログ、助かりました。
ありがとうございます。
みみさん
コメントありがとうございます。トートの傷心は癒えましたでしょうか。
あっさりチケット取れたようで、激戦区からは羨望の眼差しかもしれません。
そうですね、ホール内は撮影NGですがロビーでは可能ですので、デジカメは持参したほうがよろしいかと存じます。
お役に立てて良かったです。今後ともブログともども宜しくお願い致します。