子供用水筒が「保冷専用」の理由はなぜ?とメーカーに聞いてみた
2016/08/17
子ども用の水筒を買おうと思って調べていたら、ほとんどが「保冷専用」
警告「保冷専用」
熱い飲み物を入れない。
誤って飲むとやけどや窒息の原因になります。
と、最終的に購入した子ども用水筒本体にも警告シールが貼ってありました。しかも「このシールは剥がすな」と。
別に夏でも冬でも冷たい麦茶を入れるだけなので「保冷専用」で問題はない。
しかし「保冷専用ってことは、この水筒は熱に弱いのか?熱湯消毒しちゃダメなのか?」と疑問に思ったので、象印とサーモスのお客様相談室に直接聞いてみました。
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なぜ子供用の水筒は「保冷専用」なのか?
結論から言うと、保冷専用の理由は「子どもが熱いものを水筒から直接飲むと、やけどをする恐れがあるため」です。
これはどのメーカーに聞いても同じ回答。
なので、象印もサーモスもタイガーも、子ども用水筒のストロー式と直飲みタイプはすべて「保冷専用」となっています。
子ども用の水筒でも蓋のコップに注いで飲むコップ付きタイプは「保温」「保冷」双方に対応している。コップで冷ましてから飲めるため。コップでも熱ければやけどするじゃん、ってツッコミは知らん。
熱々の飲み物なんて普通は子どもの水筒には入れないと思いますが、普通が通用しない最近の世の中でもありますので、メーカー側もクレームや責任の事前回避の思惑から「保冷専用」を前面に押し出している様子。
そして「保冷専用」とはしているが、商品が熱に弱いわけではなく水筒本体はステンレス製のため「熱湯消毒をしても問題はない」との各社回答も。
フタ部分のキャップユニットは、耐熱性でない場合がある(サーモスお客様相談室談)。耐熱性でない場合、熱いものを入れて内部の圧力が上がるとキャップユニットが突然外れる、急にふたが開くなどのトラブルも考えられるため保冷専用のルールは守ってもらいたい、とのことです。
まとめると
- 熱い飲み物をちょっとずつ飲むといった調整能力がない子ども向けの水筒のため、安全対策からストロー式と直飲みタイプは「保冷専用」としている。
- 保温機能が必要なら、コップ付きタイプを検討する。
- 本体はステンレス製のため、熱に耐えられるスペックは保有しており熱湯消毒は問題ない。
今回の調査結果は以上でございます。
「保冷専用ってことは、熱に弱いの?」と、自分と同じく不思議に思った方の疑問解決になりますとうれしいです。
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photo credit: zetson via photopin cc ベビー …
Comment
わざわざメーカーにまで問い合わせ頂き有り難うございました。私も何故なんだろうと疑問に思いネットを検索してみましたらおんなじ事考えている人がいてスッキリしました。
おいどんさん
コメントありがとうございます。
お役に立てて良かったです。
もやもやが完全に消えました。ありがとうございました。
匿名さん
コメントありがとうございます。もやもやが完全に消えたとのこと、こちらもこれ書いて良かったなと思いました。