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抽選番号が○○な年賀はがきはオークションで高額落札される

      2017/10/23

お正月の写真 (1)

自分はTwitterに向いていないようで、140文字で豪快にスベることが多いのであんまり呟かないように自制しているのですが(我慢できずにツイートして即消ししょっちゅう)、今回のネタのはしりを軽く呟いたら思ったより反響があったので、細かくブログで解説します。

個人的には、「なにこの世界。おもしろいなあ」と感じる事例。

実は、「お年玉賞品抽選番号」が「良番号」の年賀はがきは、プレミアがついてオークションで高値で取引されている。

どんな番号がどんな価格で売れるのだろうか?傾向を分析してみます。

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売れる「お年玉商品抽選番号」の傾向

年賀はがきのお年玉賞品抽選番号

最初に断っておくけど、金券類のオークション転売はダフ屋行為だという向きもあり、それを助長する意図はありません。単純にこの身近な市場をおもしろがっているだけ。やるやらないは個人の自由なので関知しない。

例年、年賀はがきの「お年玉賞品抽選番号」を明記してオークションで1枚売りをするというのは、一定の市場がすでに出来上がっています。

お年玉賞品抽選番号6桁の数字のうち、下何桁がいくついくつ、上何桁がいくついくつと番号を記載してヤフオクに出品しているユーザーがたくさんいます。業者も参戦している分野だから、そこそこ売り上げが見込めるのだと思う。

どういう番号の年賀はがきがより高額で売れるのだろう?

1年前の2013年年末~2014年年始にこの奇妙な市場に気付いてずっと観察していたワタクシめが、傾向の分析と、落札相場を勝手に予想してみます。はずれても責任は持てませぬ。

では、いきます。

 

そのものズバリ。新年の「2015」。「2015」が含まれているお年玉賞品抽選番号の年賀はがきは、確実に落札されます。

去りゆく「2014」、先取り「2016」あたりも需要あるかもしれません。

落札相場予想:1,000円前後

 

同一番号

同一番号はかなり強いです。「1111」「7777」など。

「同一番号」が、「お年玉賞品抽選番号」良番はがきオークション需要の大多数を占めています。

同一番号は何でも強いのですが、「ラッキーナンバー」かつ「同じ数字が続く桁数が多い」ほど高額になる傾向。

ナンバーワンの「1」、ラッキーセブンの「7」、末広がりの「8」が、日本人的にやはり強いです。

6桁同一番号の発生確率は1万枚に1枚なので、確率の数字だけ見るとそんなに難しそうではないのですが、実際の遭遇はかなり厳しい。なので皆さん、手っ取り早くオークションで求めているようです。

落札相場予想:下4桁同じ1,000円前後、下5桁同じ3,000円前後、6桁全部同じは1万円以上だけどまず出てこない

 

キリ番・見栄え良番

「キリ番」とは、100000や200000など、キリの良い数字のこと。

「キリ番」ってそんなに人気ないみたいで、下4桁同じや下5桁同じの「同一番号」需要に飲み込まれてしまう傾向にあり。

「見栄え良番」とは、「123456」「101010」など、数字の見栄えがいいパターン。

こちらも同一番号ほど売買は活況ではありませんが、ピンポイントでは需要あり。

落札相場予想:300円~3,000円前後

 

誕生年・誕生日

これ、毎年集めている人がいるっぽい。かなりニッチ。

例えば、1975年11月23日生まれの人が、「1975」や「1123」を探している。そういうパターン。

落札相場予想:300円~1,000円前後

 

ゴロ合わせ

年号系とかですね。

例えば下4桁「1192」つくろう鎌倉幕府(?)は、800円~1,000円まで複数の落札がありました。

今、学校では鎌倉幕府が出来た年は「1185」年って教えられているらしいから、「1192」ももはや落札されている理由は不明。

ゴロ合わせは思いがけない大穴もありそうです。考えるだけでも楽しい。

落札相場予想:300円~2,000円前後

 

予測不能

いや、「これなんでこんなに高く売れるんだろう?」って予測不能なパターンです。たぶん、落札者のラッキーナンバーだとか、思い入れのある数字なのでしょう。

過去に落札された一例をちょろっと挙げてみると

  • 下4桁「1126」:800円~1,000円まで落札複数
  • 下4桁「0105」:2,000円
  • 下4桁「9917」:2,000円
  • 6桁「264444」:27,700円

ね?意味わかんないでしょ。

上2つは誕生日系かな。確証ありません。そして最後の金額は、間違いじゃない。たった1枚のはがきに、27,700円です。

落札予想価格:0円~数万円

 

こんなところに需要と供給

おもしろい世界ではある

十二支

上記の番号の傾向に「ディズニー」といった「年賀はがきの種類」や、こだわるのであれば「組」の数字も掛け合わさって相場が形成されていく。突き詰めると、けっこう奥深い。

新年・お正月という季節柄、数字に「縁起を担ぐ」という要素も乗っかり、暑中見舞いの「かもめ~る」にはない熱狂空間が出来上がっています。

需要があるところに、供給があり、売買が成立します。一部の人が価値を崇めるプレミアムの世界って、一般人には理解しがたいところも多いですが、誰でも簡単に手に入る1枚52円のはがきが何倍にもなってオークションで売買されているという事実はものすごく興味深い現象であります。

落札相場を見ていると、だいたい1枚300円~2,000円の範囲にはおさまっている。だだ、同一番号6桁や予測不能番号がピンポイントでヒットすれば、目ん玉が飛び出そうになる入札価格が繰り出されており、ただただ驚愕。宝くじみたい。

出品されているはがきの商品説明をよく読むと「裏面はすでに印刷されています」と、使用後のはがきにも「良番号」だったら入札が入ったりしてます。もう、何が落札者をそこまでかき立てるのかわけわからん。理解不能。

この年賀はがきのお年玉賞品抽選番号を取り巻く世界に踏み込むと、迷宮が待っています。

 

年末年始は年賀はがきで数字遊び

お正月の写真 (2)

おそらく、売れる「年賀はがきのお年玉商品抽選番号」を大真面目に分析した世界初のブログだと思う。「こいつ、あいかわらずアホやな」と笑ってもらえたら本望です。

さて、ぼちぼち年賀はがきを書く季節でございます。

手元の年賀はがきの番号を1枚1枚凝視する仲間がこのエントリーで増えたらおもしれえなあ、とこれ書きながら思ってます。

意外と身近の気づかないところに妙な需要があるものだな、と感じる事例。僕らの知らない、気づいていない世界が、他にもまだまだいっぱいあるんでしょうね。

ヤフオクで出品中の「良番号な年賀はがき」検索結果へ

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