USJの年間パスポートを安く買う方法＆何回で元が取れるのか調べてみた

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「年間パスポート」って、いったいいくらなの？ 年間パスを安く買う方法はないの？ 何回行ったら元が取れるの？

東京ディズニーランドの年間パスについて調べていたら、USJも気になったので徹底的に調べてみた。

USJの年間パスあれこれを、このエントリー1本で理解できるよう整理しておきます。

Photo: undefined by Jeff

スポンサーリンク

USJの年間パスポートの価格を見てみよう

USJの年間パスの種類と価格

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの年間パスは「2種類」あります。

庶民向けとVIP向け、この2種類となります。

庶民パスとVIPパスの違い

庶民向けの年間パスとVIP向けの年間パス、何が違うのかというと「【入場除外日】があるかどうか」です。

VIPの年間パスなら1年365日いつでも入場できるけど、庶民の年間パスでは入場できない日がある。そんな露骨な差が価格に反映されています。

ちなみに入園除外日の一例をあげると

年末年始って「除外日」じゃないのね。

土日・祝日・連休など大混雑となるであろう日が、庶民パスユーザーを締め出す「除外日」に該当しています。当然、この日は普通に1日だけの入場券を買って入場するユーザーも多いわけで、収益最大化の戦略としても非常に賢いやり方です。

カレンダーによって毎年除外日は変わります。2016年の1年間だと全部で「13日」、2015年は「19日」

庶民パスとVIPパスの価格差は、1年あたり大人が「9,000円」、子どもが「4,000円」。単純に除外日19日で割ると、1日あたり大人が「474円」、子どもが「210円」を上乗せする計算となります。

「入園除外日にUSJに入園したい情熱」と「価格差」を天秤にかけ、庶民パスかVIPパスかの選択をUSJに迫られるこの仕組みはおもしろいです。

僕なら「わざわざUSJ自ら認定の混んでいる日に突撃しなくても・・・」と庶民パスを取りますかね。除外日に該当する日にしか仕事を休めない、といったユーザーそれぞれの事情もあるかとは思いますが。

年間パス購入のメリット

年間パスのユーザーが恩恵を受けられる、その他のメリットをざっと見ておくと

が特典としてあります。

何回行ったら元を取れるのか？

1日入場券の値段を見てみる

Photo: undefined by David Woo

夕方以降のチケットや、バースデー向けなどいろいろ入場券の種類はあるのですが、ここでは一般的な1日入場券を見てみます。

ちなみにUSJは、2015年1月30日に大人でプラス220円ほど、2016年2月1日からさらに200円ほどのチケットの値上げがありました。

年間パスのお値段は据え置きです。

何回行ったら年間パスの元が取れるのか？

Photo: undefined by Thord Daniel Hedengren

何回USJに行ったら年間パスの元が取れるのか？を、上の1日入場券の価格を基準に計算してみます。

普通の「ユニバーサル年間パス」の場合だと

• 大人：2.68回
• シニア：2.98回
• 子ども：2.77回

VIPな「ユニバーサルVIP年間パス」の場合は

• 大人：3.89回
• シニア：4.33回
• 子ども：3.57回

です。入園除外日にも入れるという、ユーザーによってはプライスレスな価値があるため単純比較はできませんが、いちおうVIPも計算してみた。

ざっくりまとめると、普通の年間パスなら3回、VIP年間パスなら5回行けば、USJの年間パスの元は取れます。

ディズニーランドの年間パスの「10回以上」は行かないと元が取れない値段設定と比較すると、USJは1日入場券自体は高いのに、年間パスの「元が取れるボーダーライン」はかなり低めと言えます。

USJの年間パスを安く買う方法は？

Photo: undefined by pelican

最後、「USJの年間パスを安く買う方法はないのか？」です。

結論から申し上げて「ありません」

以前は毎年数ヶ月間ほどキャンペーン期間があり、通常価格から割り引いたキャンペーン価格で年間パスを販売していたこともありました。

1年のうち10ヶ月もキャンペーン期間に該当する年があったり、10年くらい前には年間パスが1万円ほどで「2回行けば元が取れてしまう」という、なんだかよくわからない雑な年間パスの売り方をしてました。

キャンペーン販売のシステムは2014年3月をもって撤廃。その後、二重価格もなくなり、年間パスの価格が一本化されました。ただし「数量限定」という注意書きがつくようにはなっています。

年間パス自体、毎年徐々に値上げされているようなので（2007年：11,500円 → 2009年：12,500円 → 2012年：14,800円 → 2013年：15,800円 → 2014年：19,800円 ※今ここ）、今後も年間パスや通常チケットの値上げは十分ありえます。

さんざん調べましたが、結論としては、年間パスを安く買う方法や抜け道は「ない」

新規も更新も価格は変わらず、支払いをクレジットカードにしてポイント還元を受けるくらいしかお得に買う手段はありません。

まとめ：USJによく行くなら年間パスがお得

Photo: undefined by Calvin YC

年間3回以上、USJに行くのであれば年間パスがお得です。

年間パスと併用して、お金を払って待ち時間を短縮する「エクスプレス・パス」などもうまく使いつつ回る、が賢いUSJの攻略法でしょうか。

10年くらい前のユニバーサル・スタジオ・ジャパンは寒々しいくらい閑散としており、もはや潰れるのも時間の問題かと思っていました。しかし、近年の復活ぶりには、目を見張るばかり。

「ハリー・ポッター」の新エリアの効果で、2014年の年間入場者数は過去最高の1,270万人（10年前の2004年は810万人）、売上高もぐんぐん伸びています。矢継ぎ早の新アトラクション投入など、設備投資にかなりお金がかかるのか、チケットや年間パスの値上げも非常に強気。

新アトラクションの「エヴァンゲリオン」や「進撃の巨人」、「妖怪ウォッチ」なんて、もはやハリウッドはまったく関係ないやんけというマジメなツッコミはさておき、今後もユニバーサル・スタジオ・ジャパンの動きは要注目ですね。