メガネのレンズ交換をネットで完了【れんず屋】がおすすめって話
2019/02/12
- メガネのレンズの度数が変わった。
- レンズに傷が入った、割れた。
- レンズのコーティングが剥げた、寿命を迎えた。
- 愛着のあるフレームをまだまだ使い続けたい。
「メガネのレンズだけが欲しい理由」は、ユーザーそれぞれ。
僕の場合。メガネを新調した際、そのメガネ屋に相場より高めのレンズ価格を払う価値を見いだせませんでした。かといって妥協もしたくなかったので、「フレーム」と「レンズ」のお店をそれぞれ分けて購入してみた。
手間がかかるのはわかっているが、余計なお金を払えるほどの余裕もない。
購入済みのフレームに、いい品質のレンズを安く入れる方法はないだろうか?
あれこれ検討しまくった結果、ひとつの候補として浮上した、レンズのみを売る「メガネのレンズ専門店」の存在。
- メーカー生産の高品質レンズをなるべく安く入れたい。
- 処方箋や現在使っているメガネがあって度数がわかっている。
- ネットでサクっと注文して時間と手間をはぶきたい。
そんな人はそのまんまのベタな店名「れんず屋」に頼めば楽かもしれないです。というおすすめエントリー。
これ、れんず屋から1円ももらってないです。勝手に書いてます。
10年近く前から「れんず屋 神保町店」の存在は知っていたし、ネット上の評判もずっと見ていた。
なので、今回このお店でお世話になってみました。とはいえ、疑い深いわたくしの性格。
ネットで買えるのに実際に店舗に突撃してみた。検眼をお願いしてみた。店員さんにいろいろ話を聞いてみた。メガネが仕上がってから1ヶ月使い倒してみた。手持ちの別のメガネとくらべてみた。
「いいレンズを安く入れたい」需要がどれだけあるかわかりませんが、自分が試行錯誤して自腹を切った結果をレビュー(口コミ)しておきます。
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メガネのレンズをどこで入れるか?の思考回路
コスパ高めで安く入れるならJINS
僕は今回、どうしてもフォーナインズのメガネが欲しかった。ここは譲れない。
フォーナインズのフレーム自体、基本的に値引き販売をしないブランドです。なので、フレームはフォーナインズの直営店で素直に購入。ただし評判のあまり良くない、かつお値段の高い直営店でレンズを入れるのは回避して、他店で入れることにしました。
で、レンズをどこで入れたらいいか?
街のメガネ屋、メガネチェーン店では、持ち込みフレームに対してレンズを入れてくれます。
現在、一番メジャーでコストパフォーマンスが高い方法は、JINS(ジンズ)でレンズを入れる方法だと思います。
昔はできなかったのですが、2015年に持ち込みフレームへのレンズ入れを受付開始。
フレーム持ち込みの場合、5,000円を支払えば屈折率1.70か1.74の外面非球面レンズを入れてくれます。ちなみに、現代で一番薄いプラスチックレンズは屈折率1.76です。ただし1.76はごく限られたメーカーで高価な代物。一般的には1.74が一番薄いと言われています。
屈折率を追求しなければもっと安いレンズはありますが、薄く仕上がる屈折率1.74のレンズが5,000円で入れられる。単純に「コストパフォーマンス」で考えるとJINSに軍配があがります。
ただ、JINSは「メガネはファッション」と言い切ってるブランド。ここに道具としての細かい調整や技術をあまり期待してはいけないのは言わずもがな。
レンズの質への感想も、普通に見えるから「これでいいかな」です。残念ながら「これが絶対にいい」「これじゃなきゃイヤだ」とはならない。
JINSのメガネを実際に使ってる人には言ってる意味がわかると思う。
そこそこ見えればいいメガネなら、僕はJINSでレンズを入れます。今回はちょっとレンズにこだわりたかったため、JINSはやめておく。
メーカー製レンズを入れるなられんず屋
メガネ屋は基本的に「フレーム+レンズ」のセット販売で商売をしており、どこも進んで「レンズのみ」というのは積極的にやっていない傾向にあります。あまり儲からないからでしょうか。
それでもここ数年、「レンズのみでもウエルカム」なお店は増えた感じはします。客寄せで「レンズ交換やります」と言っておきながら「ああ、このフレームではレンズ交換できません。新調されたらいかがですか?」と新品セットを売り込むパターンも多いとみた。
そんなセット販売全盛の中、早くから「世界で唯一のレンズ交換専門店!」とうたい、レンズのみをガンガン売っていたのが「れんず屋」
参考 メガネのれんず屋
実際のお店が東京都内に3店舗あります。
【追記】
2017年11月に三省堂書店神保町本店6階にあった「三省堂店」は閉店しました。「神保町店」近いし特に問題ない。なので今は東京都内に2店舗です。
【追記おしまい】
最初に僕が「えっ?レンズだけ売ってんの?」と認識したのが10年前くらいの「神保町店」だったのですが、その後、楽天市場にも出店していることも知り。
「いつか注文してみよう」と思っていましたが、そのまま頼まずじまい。今回初めて、この温めていたカードを切ってみることにしました。
決め手は2つ。
まずは「評判」
メガネなんて合う合わない嗜好品みたいなところもあるのでれんず屋への批判的なコメントも散見されますが、総じてネット上での評判は悪くありません。10年近くずっとウォッチしてきて、かなり良い印象。
でもって「価格」
HOYA、ニコンといった一流メーカーのレンズが、モノによっては相場より半額近いです。確実に安い。楽天市場内の支店で購入すれば楽天ポイントがついてさらにお得です。
あと気になるのは「お店の対応」と、実際の仕上がりなど「技術レベル」です。
ここはある意味チャレンジ。定期的なレンズ交換はメガネ生活を送る上で必ず発生するため、今後も頼み続けることを考え、あえて人柱となってみます。
れんず屋に注文してみた
れんず屋の店舗へ行くことに
あのレンズもいい。このレンズもよさそう。
どのレンズを選べばいいのか迷ってしまったため、結局れんず屋へ直接電話してみた。電話口の応対は、すごく丁寧で好感度が高いです。
- どのレンズを選べばよいのかそもそもわからない。
- 今のメガネが合っているのか、度数がよくわからない。
- ド近眼なのでレンズの薄さを追求したい。
- パソコンを長時間使用した後に目の疲れがひどいため専用のメガネを作りたい。
実は今回のメガネ作りの主目的が「パソコン作業用のメガネを作りたい」でした。
最近、コンタクトで長時間パソコン作業を行うと、目の焦点が合わなくなって周囲にモヤがかかったようになりまったくモノが見えなくなる。
「やばいよね。何か目の病気かも?目が見えなくなったらどうしよう・・・」と不安になり、近所の眼科に駆け込んだところ。
「目の病気ではありません。年齢のため、目のピントを調節する筋肉が衰えてきているだけです。早い人は40歳で老眼が始まります。これはどうしようもないのでうまく付き合うしかないですね。あとは目の負担を減らすため度数を落とした近くを見る用のメガネを作るくらいでしょうか」
要するに「おじさんになったから」
目の疲れに効くという、付け焼き刃の目薬を処方してくれました。
なので、れんず屋に電話した時に「近くを見るパソコン作業用のメガネを作りたい。でも度数をどうしたらいいのかわからない」と相談をしたところ、「東京にお住まいなら一度、検眼にいらっしゃってみてはどうでしょう?」との提案を受けました。
楽天市場の期間限定ポイントがありこれらを有効的に使い切りたかったので、「楽天市場のお店で決済したいのですが」と支払い方法の希望も言ってみたところ「実店舗で検眼やレンズとオプションを決定した後、支払いは楽天経由でも問題ありません」と言われました。
ぶっちゃけユーザーとしては、実店舗も自社運営ウェブサイトも楽天のお店も販売価格が変わらないため、ポイントバックで実質の値引きとなる楽天で買わない理由はないです。お店としては楽天に手数料を払う分、損するのでしょうけど。
ちなみにかかるのはレンズ代と加工後に自宅に配送してもらう送料のみ。加工料はかかりません。
ネット販売業務は東京都内3店舗あるうちの「曙橋店」で行っているそうです。「できれば曙橋店に来てもらえると話が通じやすく早い」と言うので、日時の予約をして曙橋店へ行ってまいりました。
ネットでメガネのレンズ交換を頼んだらどうなるか?を実験しようとしてたのに、実際の店舗と仕事ぶりを偵察することになるとは思ってなかったんだけどね。
百聞は一見にしかず、といいますし。
れんず屋の店舗で検眼してみた
新宿の近く、都営新宿線の曙橋駅で降りたのは初めてでしたが、東京メトロ丸ノ内線の四谷三丁目駅から歩いてもたいした距離ではないです。
メガネとの関係がよくわからんけど、店頭にガンダムいます。
写真は掲載許可いただいてます。
「ブログにお店の写真を載っけてもいいですか」って聞いたら、「どうぞ。店内の写真もどうぞ」と快諾してくれた。いや・・・店内の写真はいらないです、とも言えないのでとりあえず撮った。
外観も店内もそこらにある、街のメガネ屋さんといった風情です。ひっきりなしにお客さんが入ってきて、時計の電池交換の依頼なども受けています。けっこうな人気っぷり。
自分が視力測定をしている最中に、「今と同じ度数でレンズ入れ替えてくれ、時間ないからすぐに!」とかなりせっかちなお客さんがやってきました。「そのレンズなら在庫があるので15分で交換が可能です」と素早く対応していたのが印象的。
そんなドタバタな横で、僕はあーだこーだ希望を言いながら、店員さんがマンツーマン(時に店員さん2人体制)で検眼とレンズ選びを進めます。
例のパソコン長時間作業後の目の疲れについて相談をしたところ、やはり店員さんも「度数が弱ければ近くを見る際に目の調整力が少なくてすむため疲れが軽減します。近くしか見ないのに遠くまではっきり見える強い度数は目の負担になる。近くのものを見続ける時間が長いなら、近距離用の度数でメガネを作ったらどうでしょうか」と提案してくれ、その案に乗ることにした。
今使っている手持ちのメガネの度数も見ながら、検眼と度数調整、相談を続け、丁寧に度数を詰めていきます。
どこのメガネ屋で検眼を受けるにせよ、現在自分が使っているメガネやコンタクトは持参したほうがいいです。「これで今どう見えているか?」と「今の見え方からどのように変えたいのか?」の希望を伝える際に役立ちます。
今回のオーダーは、手元の50~60cm、遠くてせいぜい80~90cmの近距離を見続ける用メガネとのことで、店頭に用意されていた新聞や持参のノートパソコンの画面の距離と見やすさをあれこれシミュレーションしながら、度数を最終決定。
検眼にかかった所要時間は「40分」でした。
検眼の際、興味深かったのが「利き目」の話。手に利き手があるように、目に利き目があるなんて意識したことがありませんでした。望遠鏡や顕微鏡をのぞき込む時に使う目が「利き目」ね。メガネはユーザーが見やすい利き目を主体に設計するんだそうです。
れんず屋の店舗でレンズを選んでみた
続いて、レンズの選択へ。
予算を伝え、レンズの特徴などの説明と、耐キズ、UVカット、ブルーライトカットなどのコーティングのオプションを詰めていきます。
レンズに薄さが欲しいので一番薄いとされている「両面非球面レンズ」にするのは最初から決めていましたが、その場ですぐにレンズの厚みを計算してくれて屈折率1.70も1.74も厚みは変わらないことが発覚。じゃあ、価格の安い1.70のほうで。
ブルーライトカットについても詳しいメリット・デメリットの説明を受けました。現在、JINSのPC用メガネを使っていてなんとなく効果があるようには感じていますが(プラシーボ効果との説もあり)、レンズ越しに色がついて見えるのと、白熱灯の下でレンズが乱反射するのが気になるため避けました。
僕は、コーティングにお金を費やすならレンズの「薄さ」と見え方の「クリアさ」「歪みとボケの補正」にお金をかけたほうがいいと考えます。最終的に東海光学の両面非球面設計1.70、SPSコート、薄さをちょっと犠牲にしつつクリアに見えるのを優先する「クリアリー」を選びました。
参考 東海光学 JX-MU 1.70両面非球面SPSコート(超硬) レンズタイプが選べるセミオーダー設計
改めて「支払いは楽天市場で決済したいのですが」と伝えたところ、「そのほうがポイントがついてお得ですもんね(笑顔)」と店員さん。貧乏客扱いされるかと思ってびくびくして損した。
持ち込みのフレームはその場で預け、預り証を受領。
帰宅してから妻へ「このレンズに決めたんだけど」とOKをもらった後、楽天市場のれんず屋店舗にてポイントを充当しつつネット決済しました。
店頭でのレンズ選びにかかった時間は「40分」。検眼→ レンズ選びでかかった時間は、合わせて「1時間20分」
電話で来店予約した時は「検眼は30分程度。トータルで1時間くらいを見込んでください」と言われていたのでちょっとオーバー。気になることはなんでもかんでも聞くし、すぐ脱線するし、よくしゃべるし、時間がかかるめんどくさい客だとは自分でも思う。
メガネが仕上がってきた
僕が今回注文したレンズは、度数に合わせたカスタムメイドの受注生産レンズのため、ちょっと時間がかかるタイプです。ユーザーの度数や選んだレンズ、メーカーやお店の営業日やお休みの関係もあるから納期は一概にどのくらいかかると言えないようです。
レンズ交換を急ぐなら、短納期ありきでレンズをチョイスする方法もありえますよね。納期の詳細はお店に聞いてみるといいかと思います。
今回は、注文した翌日にお店から納期のメール連絡があり(7日後の発送予定)、実際に発送メールが来たのはそれより前倒しされて納期連絡から4日後でした。
で、到着はその翌日だったので注文の5日後。素早い。
レンズが入って自宅に配送されてきたメガネの梱包は、箱の底までプチプチが敷き詰められており、厳重でした。
フレームをメガネケースごと預けており、フレームが大きめのケースの中でカタカタ動くのが気になってたのですが、動かぬようきっちりプチプチを入れているあたりも丁寧です。
元のフレームに入っていたデモレンズなどもすべて返却されてきます。メーカーから送られてくるレンズの袋なんて初めて見た。
レンズデータが書かれた、れんず屋の保証書もついてきます。購入6ヶ月以内での通常使用で問題が生じた場合は無償交換。購入1ヶ月以内に度数変更や種類変更をする場合は、半額にて一度のみ交換可能。だそう。
仕上がりもとてもきれい。問題ありません。
話が飛ぶけど、手元にレンズのコーティングが剥げて使えないメガネがあって、それも今回れんず屋へ持って行きました。
10年モノのプラスチックフレーム。愛着があるため、過去に「眼鏡市場」「Alook」「JINS」「オンデーズ」にレンズ交換をお願いしますと持ち込んだのですが全部ことごとく断られたやつです。
理由は「プラスチックが劣化しているからレンズ交換できません」
確かに経年劣化によるヒビが入っています。交換の際にフレームが割れたら嫌だから、お店はリスクを取らない。受け付けてくれない。
それをダメ元で「このフレームってレンズ交換できますか?」とれんず屋の店員さんに聞いてみたところ、裏の作業場に持って行きちょっと調べて数分後に「いけますよ」とあっさり回答。拍子抜けした。
「えっ?あちこちでレンズ交換は無理って言われたフレームなんですけど」と言ったら、笑いながら「丁寧に使われてたようなので大丈夫です」
この一件から「れんず屋、技術あるな。ここ、信用できるな」と素人のわたくしは感じたわけです。
話、戻します。
あとはなによりも入れてもらった新しいレンズが快適です。視界がすごいクリア。ちょっと値は張るので悩みましたが、数あるレンズの中からこのレンズを提案してくれた店員さんありがとう、って感じ。
JINSのメガネをかけた後にこの新しいレンズのメガネをかけるとものすごいはっきり違いがわかります。JINSのメガネ越しだと全体的に色が茶色っぽく見える。ブルーライトカットなどのコーティングはしてない標準仕様で、です。
今回入れた東海光学のレンズは、自分の視力データを元にカスタムメイドで歪みが補正されているため、視界がクリアで目の端までモノが曲がらずにきっちり見えます。
どうせド近眼の裸眼ではロクに見えないため、目が悪くなった小学生の時から視力については投げやりもいいところ。
今までレンズの種類など矯正した目の見え方についてさほどこだわりをもっていなかったのですが、レンズひとつでこんなにわかりやすく見え方に違いが出るものなのか!といい勉強をさせてもらいました。
次もこのレンズを入れたい。
最後に近距離用メガネの見え方についての感想を。
今まで視力1.2まで見えるメガネを使っていたところを0.8まで近距離用として意図的に度数を落としました。そのため、手元を見る分にはまったく問題ないものの、遠くが一発で見えずに使い始めた当初はしょっちゅうイライラしていた。
ただ度数を落とすことによって目の遠近調節の筋肉を激しく使わなくなり、明らかにパソコンを使った長時間作業後の目の疲れが違います。今まで使ってたコンタクト、メガネと比べると疲れぐあいが7割減。いやもっとか。
「使用環境に応じたメガネの使い分け」の重要さを実感したしだいであります。
【追記】レンズ交換をネットのみで完結してみた
追記です。この4ヶ月後、二度目のレンズ交換をお願いしてみました。
上の、他店で断られたのにれんず屋さんで「交換可能です」とあっさり言われた古いフレームへのレンズ交換です。
今回は店舗へ行かず、ネット注文、メールでのやり取りのみで完結させました。
参考までに、注文とかかった時間を記録しておきます。
まず、注文前にメールでレンズの種類について相談をしました。
今回は予算があまりなかったので「両面非球面」ではなく「外面非球面設計レンズ」を選択したいと思い、レンズの厚みや見え方の違いを相談。問い合わせから3時間後には丁寧なメールで返信がありました。
前回の計測データから細かくレンズの厚みを計算してメールに書いてくれ、じっくり比較検討をすることができました。
そして注文。時間軸で追っていきます。
- 水曜日夜:楽天市場店からレンズの注文する。備考欄に「前回と同じ度数で」と指定。その他は全部お任せ。
- 1日後の木曜日:お店からの注文受付メール。フレームや処方箋の送付先住所の記載があります。
- 2日後の金曜日:交換してもらいたいフレームをメガネケースに入れ、厳重に梱包して指定の住所へ発送。
- 3日後の土曜日:お店からフレーム受け取りのメール連絡あり。フレームの状態をあらためて確認して「交換できます」と再回答。「前回のレンズは両面非球面で、今回は外面非球面を注文しているけど間違いないですか?」と確認もあり。「このまま進めてください」とメールを返信。
- 同日の土曜日:1時間後「承知しました。交換作業に入ります。発送予定日は今日から4日後(翌週水曜日)になります」とのメール連絡がお店からあり。
- 5日後の月曜日夕方:「レンズ交換が済み、すでに発送しました」メールを受信。予定より2日早いです。
- 6日後の火曜日:自宅で交換済みのメガネを受け取る。
前回同様、丁寧な梱包です。
別にいらないけど、はずした古いレンズもきちんとクッション材で包んだ上で同梱されて届きました。
コーティングが剥げていた古いレンズから交換された新しいレンズは、仕上がりもキレイでしっかり見えやすいです。
自宅だけで使うメガネのため、ケチって前回から1万円くらい安い値段のレンズにランクを落としたところ、やはりレンズの外側に向かうほど視界に歪みが出るのがよくわかります。見え方は、レンズの価格に比例する。
今回購入したのはこのレンズ。
参考 東海光学 JX-AS 1.70非球面SPSコート(超硬)
細かく比較しなければ何ら問題はないです。前回はこちらを購入。
参考 東海光学 JX-MU 1.70両面非球面SPSコート(超硬)
初回は奮発してセミオーダーのレンズを入れたため差を感じたわけですが、これは僕の懐事情とレンズ選択の問題。れんず屋さんは、前回同様、きっちり丁寧な仕事をしてくれ文句ありません。
お客が不安に思うであろうポイントを、すべて先回りして丁寧に押さえる接客はたいしたもの。またレンズ交換の際は、お願いしたいです。
参考 メガネのれんず屋
【追記その2】また新規でレンズを入れてみた
初めてれんず屋を利用して2年と少し経ちました。メガネのレンズ、調子いいです。
で、またメガネ新調にあたり、フレームのみ購入→ フレーム持ち込みでれんず屋へレンズ入れをお願いしました。
ちょっと前回から時間が経過していることもあり、老眼がきたのかな?疑惑もあったので、また店舗へ電話して検眼を予約。
曙橋の店舗へ伺って検査と、いろいろ相談しながらレンズを決定。所要時間1時間。老眼はまだきてないらしい。
いろいろしつこく聞くめんどくさい客なのは自覚してますが、検査と接客レベルはあいかわらず丁寧で文句ございません。
その後、注文と手元に届くまでに1週間。取りに行くの面倒だったので宅配便で自宅に送ってもらいました。梱包も丁寧。
前回、前々回同様、東海光学のレンズで仕上がりも綺麗で問題ありません。
今回はかなり奮発して屈折率1.76の両面非球面レンズを入れてみたのですが、そこまでやらなくてよかったかなと思ってます。これ1回やってみないと言えない感想だし、自分の中でもとことんやってみて納得したかったためいい勉強になりました。
お金出してレンズが薄くなるだけ極限まで薄ければ万事OKってわけではないです。薄ければいろいろ混ざってレンズが重くなったり、アッベ数が増してにじみが出たり。
レンズは「バランス」が大事ですね。何かが突出しても意味がない。今回、それがよくわかりました。
なお、銀座のメガネ屋さん(ボストンクラブ直営店)との雑談で「やっす! そのレンズ、うちだと倍しますよ」とリアクションされたことをご報告申し上げます。
【追記おしまい】
まとめ:ネットでレンズを買うのはありなのか?
目って繊細です。度数を測る検眼のため、真剣に右だ左だと見続けていたら、1時間前に見えていた距離が疲れで見えなくなったり(※今回の実話)
その時のユーザーの目の健康状況でも変わるし、朝と夜でも違う。お金を払ったから自分に完璧に合うメガネができるというわけでもなく、お安いワンプライスメガネでもきっちり合ったメガネができちゃったりもします。
目という繊細な部分を矯正するレンズです。対面販売が一般的であるレンズ交換。ネット注文はありなのか?なしなのか?
自分が不安だったので躊躇する気持ち、よくわかります。最終的にわざわざ実店舗まで乗り込んで確認したくらいだから。
結論を言うと、「度数がわかっているなら」おおいに「あり」だと思います。
しかもネット注文の動機としては強く働きかける「価格の安さ」。いいレンズが安い。
今回のメガネ作成で自分の利用目的やその目的に沿ったレンズの方向性も勉強できたし、いいレンズは見え方が違うってことも学習した。
でもって、今回作ったメガネもしばらく使って何の問題もないので、次回からはネットで迷うことなく頼みます。れんず屋にまたお世話になります。
検眼しながら店員さんに聞いたのですが、楽天経由で100人のお客さんがいたら実際お店に検眼に来る人はそのうち1人くらいだそう。「地方のユーザーやリピーターの方が多いですねえ」とのこと。けっこうみんなじゃんじゃんネット注文している。
ネット購入時の度数指定方法も、複数の選択肢が用意されています。
- 現在使用中のメガネを送る。
- 眼科処方箋を郵送する、
- 注文時備考欄に度数を記入する。
- 以前購入時に登録した度数と同じ。
- 他店度数データを郵送する。
- 記入がわからない。連絡して欲しい!
参考 メガネのれんず屋
店舗に行けない遠方のユーザーとしては、「使用中のメガネを送る」「処方箋を送る」のが現実的でしょうか。いずれにせよ、レンズを入れてもらうフレームをお店へ送付する一手間は必ずかかりますし、度数指定はそれに合わせる形がスムーズです。
レンズというユーザーそれぞれ異なる商品をネット注文するゆえの難しさ。それを密なコミュニケーションでカバーしようと努力している姿が、レンズに関して詳細に解説するウェブサイト内容からも見受けられます。決して読みやすくイケてるサイトではないですけど。
「なにかあればいつでも電話、メールでお問い合わせください」とデカデカと書いてあります。疑問に思ったら問い合わせればいいのです。このコミュニケーションをお店側がめんどくさがったら、レンズなんて難しい商品、ネットで売れないわな。
事前に問い合わせた際のメール対応、予約時の電話、実際の店頭での対応、他のお客さんへの対応。神経質な自分がじーっと細かく観察した限り、お客さんの要望をきちんと汲み取ってレンズに反映させようと努力しているきちんとしたお店です。ただ高いレンズを売りつけよう、ってのはない。適当な仕事はしない。
で、上でも書いたけど、他店でレンズ交換を断られるようなフレームへ対応できる技術もしっかりしている。
ここであえて突き放しておくけど、見え方など細かい不安を抱えているユーザーは、近所のメガネ屋へ行ったほうがいいと思う。
「手元にあるメガネと同じ度数で作ってくれといった時間や手間の短縮」「いいレンズを安く手に入れたい」、そういうユーザーの要望にはきっちり答えてくれるお店です。
ということで、褒めすぎな感は否めませんが、ダメ出しポイントも特にない。いろいろ調べて検討した結果、れんず屋を使って良かったよ。また頼むつもりだよ。というお話でした。
メガネのレンズの寿命は1年半~2年(れんず屋の店員さん談)
それじゃ短いから3年~4年くらいはせめてもってくれ(僕の希望)
メガネ利用者には確実に訪れる、新規レンズ入れ、レンズ交換問題。
「ネット注文でメガネのレンズ交換を完了。しかもきちんとサポートをしてくれ、技術もあって価格も安い」
そんなお店はないかな?と探しているメガネを愛する方へ、自分の経験が少しでも参考になりましたら幸いでございます。はい。
参考 メガネのれんず屋
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Comment
こにちわ。
jinsでレンズ交換してきたので気になりました。
jinsもHOYA使ってるようですが、何か違いありますか?
今までメガネってフレーム2万+レンズ2万~が当然みたいな業界で
気軽に買える価格のチェーンが入ってきて大助かりです。
大量購入での価格競争なのでしょうね。
てんつくさん
コメントありがとうございます。
JINSのメガネとの見え方の違いは本文中に書いてある通りです。JINSはエシロールやHOYAへの大量発注でコストを下げているようですね。ボリュームディスカウントにも限度はありますのでレンズも価格相応の質かと思います。
低価格品、高価格品、それぞれの需要と目的が見合って、好みもありますしすべてはユーザーが納得していればそれで問題はないかと考えます。
快適なメガネが手に入ったようで何よりです。
JiNSのHOYAは子会社HOLTの最低クラスに近いレンズなので、
れんず屋の取り扱い対象の最低ランクレンズに該当するかどうか…でしょう。
(老人向けの遠近両用だと、JiNSと殆ど価格的に変わりません。同一レンズなら)
なお、れんず屋は出来上がったメガネを宅配便で送って貰うことが可能です。
したがって神保町店で検眼・注文し、宅配便で受け取ることも可能です。
注文時にプレ・フィッティングして貰えるので、忙しい会社員には助かります。
匿名さん
コメントどうもありがとうございます。
JINSのレンズの内情はそうなのですね。そのあたり、質と価格と感じ方とこだわりもろもろユーザーに大きく依存する部分なのでJINSで満足ならそれはそれでありなんでしょうけど。
れんず屋は痒いところに手が届く感じでこういう細かいサービスはありがたいです。
こんにちは。
私も999.9のメガネをフレームだけ持っていて、そろそろレンズを入れようと考えていました。
確かにJinsが安いのでそこでいいかな、と思ったんですが、逆に安すぎるのってどうなの?って思い、色々調べましたが、1万前後だと似たり寄ったりだし、しっかりしたとこはすごく高くなりそうだし、で全くわからなくなってたのですが、なんと私の地元新潟には東京以外で唯一の『れんず屋』さんがあるじゃないですか。
このブログのおかげで迷いが消えました。
今度行ってみようと思います。
マシリトさん
コメントありがとうございます。
そうでした、れんず屋さんは新潟にも店舗ありましたよ。
個人的な感想ですがJINSは安くて早くていいですが、強めできっちり見える度数に持っていく傾向があり、用途別に度数を弱くとかは苦手なように感じています。
れんず屋さんで納得のレンズと出会えるといいですね。
3年ほど前のご紹介記事ですが 参考にして神保町店にいってきました。
対応がとても丁寧で親身になって話を聞いて(聞きだして)くださる
検眼も丁寧
また、将来に備えてこういったタイプが良いなどの良い意味での提案があり
長きにわたって眼鏡と付き合うレンズにこだわりたい人 目の疲れやひいては脳の疲れなどそういった面でもこのお店は良い提案がありとてもおすすめです
実際 ここの眼鏡を使うようになって 妙な疲れがとれました
JINSを使っていましたがまったく同じ思いです↓
>そこそこ見えればいいメガネなら、僕はJINSでレンズを入れます。今回はちょっとレンズにこだわりたかったため、JINSはやめておく。
なのでJINSの否定はしません
求めるものが 私にとってはれんず屋向きでした
ぶひさん
コメントありがとうございます。
私もつい先々月に2年以上ぶりに曙橋店にて改めて検査して新調したメガネにレンズを入れたところです。
おっしゃる通り、将来的にどうするかどうなるかどういう展開を想定していったほうがいいか、までれんず屋は親身に提案してくれてありがたいです。
疲れがとれたなど、その価値がわかる方におすすめできたこと、書き手としても嬉しいです。
運転にしか眼鏡を使用していなかったのがPC作業にも必要になり眼鏡新調の必要性を自覚。気に入っているフレームだったのでレンズ交換で悩み辿りつきました。
とても参考になる記事が多々ありありがとうございます。
れんず屋さん6月で楽天から撤退されてますね。実店舗に行こうと思います。
しかし【メガネのレンズの寿命は1年半~2年(れんず屋の店員さん談)】って読んで驚愕。私、運転さえできればいいやと頓着せず眼鏡を作ったのは20年前でまったく交換も手入れもしていませんでした。いやー無知って怖いですね(笑)
れんず屋さんでどんな会話になるか楽しみです。
匿名さん
20年!すごいですね。
フレームは20年だとアセテートじゃ厳しくて金属ならいけるかもしれませんが、レンズがよくもったなと思います。大事に使われていたのかと。
お役に立てて良かったです。いいレンズが入れられるといいですね。コメントどうもありがとうございました。
免許更新のためにJINSで人生初の眼鏡を購入。PC作業用にも使っているうちに、もっと良いのが欲しくなり憧れの999.9で新調。ところがレンズが合わない…(涙
フレームは本当に良いのでレンズ交換を思い立ち、色々調べるうちにこちらを見つけ、結果れんず屋さんで交換してきました。
良かったです。お金はかかりましたが、色々と勉強にもなった。手持ちのJINSも交換してもらう予定ですし、もう一つ欲しい眼鏡が見つかりました。もちろんフレームだけ買ってレンズはれんず屋さんで入れてもらいます。
今まで眼鏡に全く興味なかったんですが、今は気になって仕方ないです(笑
てむさん
おっしゃるとおり、メガネ、知れば知るほど奥深くて、おしゃれとしてもコストパフォーマンスがいいのでハマると一気にハマりますよね。
れんず屋さんはほんといろいろ教えてくれるので勉強になります。レンズもこだわりだすと深い深ーい沼が待ってます。
納得のお買い物ができたようで何よりです。コメントどうもありがとうございました。
999.9のメガネはフレームだけ買ったら
レンズはれんず屋っていうのが定番です。
正直直営店は高すぎですよね。
それとれんず屋さんの店員さん自身「ウチのレンズ交換(交換というよりレンズ付け)の8割は999.9ですよ」っておっしゃってましたから、店員さんも慣れてますし、999.9の新商品も把握してます(笑。
ジンズはあまりお勧めしませんね。僕は機械で検眼したら細かいことは一切やらないで、検眼表をプリントアウトして細かい微調整はやらないで、検眼表とお選びいただいた商品を一緒にもってきてお会計してください。ってだけでした。JINSで買いたいなら、セカンドメガネって感じで、普段使ってるきちっと検眼してもらったメガネと一緒に予備のメガネとして作るのがいいですよね。
れんず屋さんは僕が乱視があるので乱軸調整?かな?かなりちゃんとやってくれました。ぼくも市ヶ谷のとこです。
それと999.9の直営店の人もフレームだけ買ってれんず屋さん行く人多いのでそれわかってるから、フレームだけ買っても嫌な顔しないで、商品をわたしてくれました。
直営店のれんずが高いってわかってるみたいだから直営店のレンズをもう少し安くしてほしいですよね。
他には新宿・銀座だったら和真とかにも行きます。あそこもそれほど高くないし・・・。
他に安いとこありましたら、教えて下さい。では。
ギロロ伍長さん
ケロロ軍曹ですね。コメントありがとうございます。
かなりお詳しいようでれんず屋への持ち込み、8割フォーナインズは知りませんでした。驚きです。
レンズの価格とサービス込みで考えるとれんず屋以外の選択肢は見当たりません。というか信頼してしまっているのでいまさら変えてリスク背負うのも・・・という感じです。
話それますがフレームは先週あたりからポーカーフェイスのECサイトがフレーム最大半額の投げ売りやってます。微妙な型や色の処分ですが、ポーカーフェイス別注のフォーナインズやボストンクラブや金子など。オリバーピープルズは速攻で売り切れました。チェックしてたモデルないですし試着せずにメガネ買うほど道楽でもないので私は見送りですが。
10年使った999.9フレームをJ!NSでレンズ交換し、私の度数や使い方では満足しています。一応した検眼も、平日昼間だったせいか丁寧な対応でした。
ただ、購入検討している新品フレームをJ!NSに持ち込む勇気はなく、どうするべきかと迷っていました。関西在住ですが、何か用事を作って東京へ行ってみたい、素敵なレンズ店ですね。価格表も見ましたが良心的です。以前作った眼鏡の高価なレンズがクリアなので、見え方の違いは分かっているのです(涙)。
強度の乱視治療で、何回か眼科処方箋の眼鏡を作らないといけない母にも役立ちそうです。教えて下さってありがとうございます。
ひわもえぎさん
コメントありがとうございます。
JINSでもお店や店員さんでも差があるのかなと思います。
お役に立てたのであれば何よりです。お母様が喜んでくださるといいですね。
今まったく同じことを悩んでいて
この記事を読み色々と悩みが晴れました。
ありがとうございます。
ひとつだけお伺いしたいのですが
れんず屋さんでご新調なさったのは
パソコン用の0.8くらい見える眼鏡とのことですが
休日など外出時は1.2くらいの眼鏡をお使いでしょうか?
もしそうでしたらその1.2の眼鏡もレンズ屋さんで交換でしょうか。
その辺がどうなのか少し気になってしまいましたので・・
ご教授いただけたら幸いです。
よろしくお願いします。
わかめこんぶさん
コメントありがとうございます。
ご質問にお答えします。
そうですね、0.8の次はちょっと上げてまたれんず屋さんで入れてます。そんな強くする必要なかったので店員さんと相談しつつ1.0とかそんなものです。
余裕があれば用途使い分けはおすすめです。私個人としては年齢的にも次はアシストレンズにせざるをえないと思ってます。