バイブルシステム手帳リフィル(片面スケジュール)の徹底比較とおすすめを語る
2020/12/18
社会人になって10年以上、スケジュールとタスク管理はシステム手帳(バイブルサイズ)でやっているわたくし。
アナログではなくデジタルで管理したほうが便利なのでは?とふと思い立つ→ パソコンやスマホのアプリを使ったシステム連携にトライ→ あれこれ試行錯誤するも使いにくいわっ!と投げ出す→ やっぱ手書きの手帳だよなと戻ってくる。
だいたい3ヶ月に1回の周期でこれを延々と繰り返してます。
メモ魔でもあるため、こちらもやっぱり最終的にたどり着くのはシステム手帳。メモをそこらへんの紙に書きなぐってあちこち散らかすより、手帳一本に書くとルールを決めれば「あのメモどこいった?」ということにもなりません。
そんなシステム手帳。散々いろんなリフィル(手帳の中で使う挿し替えの用紙)を試し、自作してプリンターでプリントまでやった結果、片面1週間+片面メモの「レフト式」がベストだという結論に達しております。
異論は認めますが聞く気はない。
では
- バイブルサイズ
- 片面1週間+片面メモ「レフト式」
のリフィルはどこのメーカーの商品がいいのか?
今回は同じ好みの人、日本にいるのか?という超狭いピンポイントを攻めます。
リフィルを新調するたびに1年前のことをすっかり忘れてまたあれこれ比較検討してムダな時間を費やしているため、ほぼ自分のための覚え書き。徹底的に比較した結果をここに書き残しておきます。
最終結論として「これだ!」と僕が納得するリフィルはこの世に存在していないのですが。
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片面1週間+片面メモがベストな理由
片面1週間+片面メモの良さ
システム手帳のリフィルは種類がいろいろある。
- 見開き1ヶ月ブロック式
- 週間ダイアリー(見開き1~2週間)
- 片面1週間+片面メモのレフト式
- 見開き1週間のバーチカル式
- 1日1ページのダイアリー
- 見開き4日のダイアリー
全部説明しだすと日が暮れるので省略。
この布陣からだと、僕は「片面1週間+片面メモのレフト式」がベストだと思ってます。
- 分刻みの過密仕事スケジュールでなければ、左側片面で1週間のスケジュールとタスクリストは十分おさまる。
- 右側片面はタスクや打ち合わせのメモ、新聞や本などで気になった言葉を書き留めるフラットなスペースとして活用。
見開き2週間のスケジュール帳を使った過去もあります。リフィルの枚数が少なく手帳が薄くなるメリットはありますが、フリーで書くスペースが圧倒的に足りない。
左のスケジュールと連動しつつ、右にあれこれ書き出すスタイルが一番使いやすいと感じています。
片面1週間+片面メモのさらなるこだわり
長年、片面1週間+片面メモの各社リフィルを使って悟った、さらに「使いやすい」「使いにくい」ポイントがあります。
- 時間軸はいらない。書く際に変な制約を食らうだけで邪魔。
- 1週間、月曜日~日曜日まで同じ面積でスペース均等でないと使いにくい。土日だけスペースが小さいタイプがある。土日休みの独身時代なら何ら問題ないが、結婚して土日の家族スケジュールを書き留めるようになるとまったくもってスペースが足りない。
- 若い頃はまったく気にしなかったが、歳を取るとなにやるにしても大安や仏滅といった「六曜」が絡んでくることが多い。六曜が別ページで一覧になっているリフィルもあるが、これだと調べるのに一手間かかる。各ページの日付・曜日の下に六曜が書いてあるのがベスト。
- 右側にTODOリストを書く欄のあるリフィルもあるが、文字を超細かく書かないと入りきらない。例えば毎日のルーティーンでタスクA、B、Cみたいなチェック目的でABCと書くだけなら使えるが、細かいリマインド目的にはスペースが足りない。いちいち細かい文字を書くのもストレス。
- 各ページにカレンダー表示はいらない。無駄に記述スペースを侵食するだけ。
- 月間カレンダー別紙のタイプも非常に使いにくい。月のカレンダーが間に挟まるため、月末から月初にかかる1週間のスケジュールリフィルが分断され、月跨ぎのスケジュール管理が死ぬほどやりにくい。イライラする。
- 月間スケジュール、週間スケジュール混合タイプだと月間と週間と二重で管理することになりムダ。
- 極論、右側は罫線もいらずフリースペースがいい。しかし現状、自分の上のこだわりを網羅した上での右側フリースペースのレフト式はこの世に存在していない。
それぞれユーザーにとって使いやすい、使いにくいの感覚は異なるもの。全ての好みが自分と同じ人なんてまずいないだろう、と思ってます。
片面1週間+片面メモの各社商品レビュー
文房具おたくでもあるので、ロフトと東急ハンズと伊東屋の店頭でしょっちゅうチェックしてます。
リフィルを新調する年末に毎年あれこれ悩んで同じことを繰り返しており、記録のために片面1週間+片面メモの各社リフィルへの使い勝手とコメントを残しておきます。基本、文句ばっかりです。
リフィルに使える、僕が許容できる予算は1年あたり1000円。800円くらいだったらうれしい。
では、紹介いきます。
FILOFAX 見開き1週間片面メモ
- 左側スケジュール、平日と土日が同じ面積。
- 六曜なし。
- 右側メモ欄の罫線が太くて濃い。
- 右側下にカレンダーあり。
- 1月~12月きっちり12ヶ月分しかなく先のスケジュールが書けない。
- なにより定価2,376円と値段が高い。買わない。
罫線が太いと書いた文字が読みにくいです。
でもって、ファイロファックスは全体的に価格が高い!
コスタリカ ウィークリーバイブル
- 左側スケジュール、平日と土日が同じ面積。
- 六曜なし。
- 右側メモ欄に無駄にいらない方眼メモ。
- 右側下にカレンダーあり。色が派手で見にくい。
- 12月~翌々年3月の16ヶ月分。
日付のカラーがなんだか毒々しい色で目が妙に疲れます。慣れたら大丈夫なのかな。
マルマン バイブル ウィークリー
- 左側スケジュール、平日と土日が同じ面積。午前と午後の区切りあり。
- 六曜あり。
- 右側メモ欄は罫線あり。日ごとの区切り。
- 1月~12月のきっちり12ヶ月分のみ。
- 右側にタブインデックスがついている。
タブの見出しで月別に使いやすいのかもしれないけど個人的にはいらない。
ASHFORD 週間ダイアリー(レフト式)
- 左側スケジュール、平日と土日が同じ面積。
- 各日に午前9時~午後12時の時刻表示区切りあり。
- 六曜あり。
- 12月~3月分までの16ヶ月分で余裕あり。
- 右側は日に合わせて7段の区切りあり。
- 微妙に値段が高い。
この右側のメモスペースが日ごとに区切ってあると、これはこれでメモ欄としては使いにくくて邪魔です。
もうひとつASHFORD。
- 左側スケジュール、平日と土日が同じ面積。
- 左側スケジュールに1日あたり3本の罫線あり。
- 六曜あり。
- 12月~3月分までの16ヶ月分。
- 用紙が黄色がかっていて微妙。
- 右側が7段区切り。
Bindex 週間ダイアリー
Bindex(能率手帳)は、12月の第2週から1月第2週分までの13ヶ月分しかリフィルが入っておらずケチくさい。
先のスケジュールが書けないためリフィルの切り替え時に悩みます。
週間ダイアリー1
- 左側スケジュール、平日と土日が同じ面積。
- 六曜あり。
- スケジュール各日に30分刻みで8~24時の時刻表示あり。
- 12月2週~1月2週までの13ヶ月分。
- 右側は罫線など一切なくフリースペース。
週間ダイアリー3
- 左側スケジュール、平日と土日が同じ面積。
- 六曜あり。
- スケジュール各日に3時間毎のドット区切り。
- 12月2週~1月2週までの13ヶ月分。
- 右側は罫線あり。
自分の希望にあうのは週間ダイアリー1か、週間ダイアリー3。
その他のスペックをざっとチェックすると
- 週間ダイアリー2:土日のみ幅狭い。スケジュール各日に30分刻みで8~24時の時刻表示あり。左ページ上に今週の目標記入欄あり。右側フリースペース。
- 週間ダイアリー4:レフト式ではなく、見開き2週間タイプ。
- 週間ダイアリー5:平日と土日が同じ面積。各日が午前・午後・夜と区切りあり。右はフリースペース。
Knoxbain 片面1週間片面メモ
- 左側スケジュール、平日と土日が同じ面積。
- 六曜なしで別紙一覧。
- スケジュール各日に午前と午後を分けるセンター区切りあり。
- 12月~3月までの16ヶ月分。
- 右側は2mmの薄い方眼紙。
六曜が別紙なので必要な時に調べるのが手間。これで六曜が各ページにあれば、現状、自分の好みとしては完璧なんですけど。
「1ヶ月+1週間セット」と言って各月の最初に月間カレンダーが差し込まれるタイプもあります。
が、上で書いた通り、30日・31日~1日の週間スケジュールが月末月初で別の紙になり完全に途切れるため、月末月初のスケジュールが1週間で見えず超イライラする。二度と買わない。
あとノックスブレインは全体的に紙が薄いため、書いた文字が裏写りします。
Davinci レフト
最後、ダヴィンチ。
ダヴィンチはリフィルを写真で撮ってデジタル化するスマホアプリを提供しています。リフィル右下の番号で識別する仕組み。
「他社と差別化したい」って考え方は理解できるけど全力でお金かけて開発しているアプリというわけでもなく。ちょっと使ってみたけど1枚1枚写真に撮るのに手間と時間がかかるため使うのをやめました。
レフト/片面横掛
- 左側スケジュール、平日と土日が同じ面積。
- 六曜あり。
- 時間区切りなし。
- 12月~3月までの16ヶ月分。
- 右側は罫線があるだけ。
レフト/片面無地
- 左側スケジュール、平日重視型で土日のみ幅狭い。
- 六曜あり。
- 時間区切りなし。
- 12月~3月までの16ヶ月分。
- 右側はフリースペース、下に当月と翌月のカレンダー付き。
片面1週間
- 左側スケジュール、平日重視型で土日のみ幅狭い。
- 六曜あり。
- 各日に午前8時~午後8時までの時間区切りあり。
- 12月~3月までの16ヶ月分。
- 右側は平日分の5段枠。各日に5行のチェックリスト。下段に当月と翌月のカレンダー付き。
チェックリスト欄は細かく文字を書かねばならず、書けて1行あたり7~8文字。TODOリストやリマインダーとして使い物になりませんでした。
他にもいくつかあるのは知ってるけど、文房具店などでよく見かけて手に入れやすいバイブルサイズのレフト式リフィルはこんなところです。
結論:おすすめレスト式リフィル
今年は何を血迷ったのか「平日重視型」を購入してしまい、まあなんとかなるだろうと思っていたら土日のスケジュール管理が不便で不便で。結局なんともならなかった。
毎日「不便だなー」と思うのに我慢ならず。慣れもせず。1ヶ月も使わないうちに1年分丸々残して買い換えるはめになりました。なにやってるんだか。
そうやって失敗しまくってわかった、個人的おすすめリフィルをピックアップしておくと
- レイメイ藤井のダヴィンチ:可もなく不可もなくで価格も安くコストパフォーマンス高い。個人的には価格考えるとこれ一択。
- 能率手帳のバインデックス:能率手帳のノウハウ満載で使い勝手悪くないが13ヶ月分しかなくコストパフォーマンス低いのが難点。他社は16ヶ月分ある商品も。
です。
この2つならなんとか要望に答えてくれる。
個人的にはレフト式の右側の罫線はいらずフリースペースがいいのですが、左側スケジュール平日土日同じ面積+右側フリースペース+六曜表記ありの自分好みを網羅した商品はこの世に存在しない。
なので、新たなリフィルを探す旅はこの先も続きそうです。
同じシステム手帳レフト派が日本に何人いてそのうちの何人がこれ読んでくれるのかわかりませんが、自分のリフィル探しに費やした時間がどこかのレフト派の方のお役に立てますと幸いでございます。
※ 毎年のことなので新たな気づきは随時追記してまいります。今のところはコレ。
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