ドコモ・au・ソフトバンクの「契約更新月」の法則をズバリまとめた
2016/06/09
ドコモ、au、ソフトバンク、各社とも携帯電話の契約は「2年」です。
「2年は嫌だ」というと、料金が高くなるのでほとんどの人がこの2年縛りかと。契約更新月以外の解約は解約金・契約解除料を取られます。いまいましい限り。
この2年契約が満了し、契約更新月になると、解約金・契約解除料がかからず、MNP(乗り換え)や解約ができます。
ではこの「契約更新月」とはいつか?
ルールが各社横並びでなく、癖があるので整理してみます。
【2016年6月9日追記】
各社、契約更新月を従来の1ヶ月間から2ヶ月間へ変更する動きがありますので随時更新しております。追記だらけのドタバタなのはそのせいです。
ドコモ、au、ソフトバンクともにすでに2ヶ月へ延長されているので最新の情報に更新済みです。今後、各社、更新月がない料金プランも展開するとのことで状況が流動的なため、随時更新してまいります。【追記おしまい】
photo credit: mbiebusch via photopin cc
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各社の「契約更新月」の法則
ドコモ
契約月の翌月を1ヶ月目とカウント開始し、25ヶ月目。「丸2年プラス1ヶ月目」が更新月でしたが、2016年3月に「丸2年プラス1ヶ月目と2ヶ月目」が更新月に変更となりました。
契約更新月がわかりにくい、短いとユーザーからの批判を受け、というか総務省からの圧力でしぶしぶルール変更をしたのでしょう。
例:2016年6月に契約したら、2018年7月と8月が更新月
これは2016年2月以降に定期契約が満了となるユーザーが対象となっており、これから解約月を迎えるユーザーは解約手数料のかからない更新月が「2ヶ月間」へ延長されています。
ドコモだけさらに複雑なのですが、ドコモはその月の「1日」に契約した場合だけ、当月が1ヶ月目とカウント開始されます。例えば2016年「6月1日」に契約したら、「2018年6月」と「2018年7月」が更新月となります。
契約日が2016年「6月2日から6月30日」だと、「2018年7月」と「2018年8月」が更新月になります。ややこしい。
以前はできませんでしたが、2014年4月より契約月のパケット定額の日割りが可能となってます。月末の契約のほうが、契約月のパケット定額の料金が安くて済みます。解約月の料金は日割りされません。
「ご利用料金の確認サイト」より「ドコモご利用額お知らせメール」を申し込んでおくと、更新時期のお知らせを受け取ることが可能です。
au
auの場合は、契約月の翌月を1ヶ月目とカウント開始し、25ヶ月目。丸2年プラス1ヶ月目が契約更新月でしたが、2016年5月より、丸2年1ヶ月目と2ヶ月目の2ヶ月間に延長。
例:2016年6月に契約したら、2018年7月と8月が更新月
2016年5月以降に更新期間を迎えるユーザーが対象です。
auも、ドコモ同様、契約月の「パケット定額の日割」が可能です。解約月は日割りされません。
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ソフトバンク
ソフトバンクは他社の月末締めとは違い、「20日」が締め日なのでかなりややこしいです。ずっと昔からのユーザーだと10日締めの場合もあります。ここでは20日締め前提で話進めます。
ソフトバンクは、月のカウントを21日~翌月20日で1ヶ月とカウントします。
契約した日を含む当月21日~翌月20日を1ヶ月目とカウント開始、25ヶ月目の1ヶ月の期間が契約更新月でしたが、2016年3月末より更新期間が2ヶ月に延長。
例:2016年6月1日に契約したら、契約更新月は2018年6月21日から8月20日。2016年6月21日に契約したら、契約更新月は2018年7月21日から9月20日。
ご自分の契約更新月はマイソフトバンクから確認できます。
参照 ソフトバンク公式サイト「「契約更新月」は、インターネットから確認できますか?」
メールで更新月の通知をしてくれます。
参照 「ソフトバンクで契約更新月を通知してくれるサービスはありますか?」
あと、ソフトバンクはパケット定額の日割りはできません。たとえ契約月が1日だけでも1ヶ月分のパケット定額料金が取られます。
契約更新月を把握して賢く立ち回り
photo credit: Ron Bennetts via photopin cc
わかりやすく説明したつもりですが、わかりにくいかもしれません。
各社、契約更新月でユーザーを手放したくないので、もやもやっとした解説ページしか準備してないのには笑えてきます。ショップに乗り込んで個別で確認するのが一番手っ取り早いという話でもあります。
2016年春に総務省の指導を受け、各社、契約更新月を1ヶ月から2ヶ月に横並びで延長しています。またさらに契約更新月のないプランも各社新設していますが、よくよく見ると最終的に料金が高いといったワナが満載で意味不明過ぎます。
そもそも「料金プランが高くて家計を負担している」ことからユーザーにやさしくせよとの政府のお達しにより、携帯電話の乗り換え優遇や一括0円が消え去って、サービス拡充や今回の契約更新月などの延長につながっています。
じゃあ実際にユーザーが支払う料金が安くなったか?というと、答えは「まったく安くなっていない」
結果的に潤って最高益を叩き出しているのは携帯電話会社だけという現状です。なんともバカにされたお話。
とりあえず、今のところの契約更新月のルールは上の通り。
携帯電話会社の料金システムやルールはしょっちゅう変わるので、これが今日正しいとも限りません。ショップの店員、サポートセンターのオペレーターにより言うことがまちまちということも多々あります。
確実なのは、「複数から情報を得て、裏を取る」こと。
まずは各社の契約更新月の仕組みをきちんと把握し、乗り換え、解約の際の各社1万円もする解除料を確実に回避する。これが、携帯電話料金節約の第一歩だと言っても過言ではないと思うのです。
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※更新履歴
2014/04/01:従来は日割りはできませんでしたが、ドコモが契約月のパケット定額の日割を開始したことを追記。
2014/09/18:ソフトバンクに「2ヶ月間更新月がある」契約者もいる旨を追記。(※該当者がいなくなったため該当部分削除)
2016/03/15:ドコモの更新期間が2ヶ月に延長されたため修正。
2016/06/09:更新月2ヶ月延長について各社全て横並びになったため修正。
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Comment
お尋ねします。
auの契約更新月は、誰でも割の25か月目です。誰でも割が契約月の翌々月に開始されるとします。この場合、もし契約月の翌月を1か月目とカウントすると、その26か月目が契約更新月になるのではありませんか。
odaさん
お答えします。
上の記述で合っています。ご確認ください。